表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
少女は異世界ゲームで名を揚げる。~ギルド『放課後クラブ』はエンジョイプレイを満喫するようです~  作者: ゆめみじ18
第4章「フラワーガーデン」西暦2034年7月1日

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

124/789

第109話「分かれ道」

 英霊達の住む杖の村『フェイト』。そこにサキと蒼葉は商店街のある空き公園あたりでのんびり宝箱の物色を始めていた。村には大分月日がたっていたので最初の寒村としていた風景から一変、活気に満ち溢れた風景という名の人々でごった返していた。

 新大陸、【リュビアー大陸】にも大分人が入ってきたのを確認してから。そろそろこの街でだらだら拠点として居座るのも終わりかな……。とかサキが思っていた頃。いよいよ宝箱開封の時である。というわけで宝箱という名のアイテムを2つ開いた。


 VSゼノ・イフリートから落ちたアイテム。

【トリックメーカー】

 種類:赤い羽根型の長杖武器

 効果:不思議な空間に包まれて、『素早さ』が低いプレイヤー・モンスターから攻撃できるようになる。


 VS連結の軍勢・プロトから落ちたアイテム。

【万華鏡転生レンズ】

 種類:近未来型の眼鏡アイテム

 効果:10分に1度。神様視点の場面を映し、切り取る事が出来る。


 トリックメーカーに関しては、「ああそんな感じなのね」と理解することは出来たが。万華鏡転生レンズについては微妙に意味が解らなかったので。神道社社長であり、エレメンタルマスターの運営であり、咲の姉である天上院姫にボイスチャットで聞くことにした。

「お姉ちゃん、この神様視点って何なの?」

『ああ、それか』

 と何か別のことに付きっきりで企画書とにらめっこしているヒメのついでの話として切り出す。

『フィールドを直接映像で監視する監査員の視点を一時的に得る』

 という、明確な答えが返ってきた。解りやすい、変に隠さないヒメの性格が出ていた。

「そっか、ありがと」

『その道具を生かすも殺すもお前次第だ、頑張れ』

 と言ってそそくさと通話を切ってしまった。それを眺めていた蒼葉が語り掛ける。

「じゃあ今すぐ効果を試してみる? 戦闘でもして」

「戦ってアイテム見つけて、また戦ってじゃ一向に進まないから次の街へ行こう。まさか休憩地点でこんなに足止めを食らうとは思ってなかったからね」

 蒼葉もこれについては全くその通りだなと思った。特に巨大で強いプレイヤーもモンスターも居ない、やっていたことと言えば村のために長居してゴールドをこの村に流して活性化させただけだった。

 だらだらと時間を浪費して、サキの武器が3つ増えたぐらいだった。

 短剣『ジーラダガー・オーデリィー【深い闇】』

 長杖『トリックメーカー』

 眼鏡『万華鏡転生レンズ』


 今回は、飛空艇・空母エヴァンジェリンに乗ってさっさか次の街に進むことに決めた。そして飛んで移動していた飛空艇を空中で止め、分岐点で止まる。

 英霊達の住む杖の村『フェイト』。その道の途中、この村から二つの街に分岐している『戦乱都市アスカ』と『魔法都市ロード』だ。

 サキは蒼葉に話をふる。

「どっちに行きたい?」

「豪華客船でゾンビと戦って、英霊の村で幽霊と出会って。って感じだったから純粋な武力がものを言いそうな『戦乱都市アスカ』が良いかな」

「そうね、ザ・物理って感じだし。格闘大会、コロシアムが盛んなのかな?」

 というわけで行先は決まった。

「いざ、『戦乱都市アスカ』へ!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
・よければブックマーク、評価、感想などよろしくお願いします!
・こちらも観ていって下さるとありがたいです。
名を上げる。ボカロBGM:最終決戦~ファイナルバトル~
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ