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少女は異世界ゲームで名を揚げる。~ギルド『放課後クラブ』はエンジョイプレイを満喫するようです~  作者: ゆめみじ18
第4章「フラワーガーデン」西暦2034年7月1日

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第106話「8月1日オープンベータテスト」

 咲と姫が次世代機のことを話していたその一か月後には、第4世代機は完成し。募集も殺到というバカ速いスピードで物事は進んでいった。

 何てったって夏休み、無駄な時間などありはしないのだ。

 現実世界2034年8月1日。


『がやがやがや……』

 何もない黒と白のデジタル空間の中に1万人の参加プレイヤーがひしめき合っている。そんな中、神道社社長。天上院姫がアナウンスする。

「やぁ、全日本の諸君。ここにいるってことは夢の国の実験ネズミになる用意があるってことだねハハッ! て、まぁ冗談はさておき~……本題に入る」

 天上院姫は確認するように今回の趣旨を参加者達、1万人にざっとにまとめるように説明する。

「第2世代機『シンクロギア』から第4世代機『ミラーフォース00(ダブルオー)』を【無料体験】で行えます。対象ソフトは『エレメンタルマスターオンライン』と『クリスタルウォーズ』で、データの引継ぎが可能です。ただし【その後の保証は一切できません】テスターだからね、はっきり言って【デスゲームになっても個人の責任となります】」

「お姉ちゃん手厳しい」

「これでも細心の注意を自然とはらってやってるんだぞ、その代わり。【すんげー自由だぞ!】【フィールドは変わらないが今までのしがらみが何にもないからな!】」

「データリセットでもいいと思うんだけどねえ……まぁ全データをその世界観のレベルに最適化する【コンバートシステム】てのがあるんだからやらない手はないよね」

「で、運営陣に報告してほしいのは。バグの報告とかなんだけど……、はっきり言って、【いったん馴染むまで】ひと段落するまで続けるぞ。何が起こるか解らんけれど、今までの無軌道さに付き合ってくれた猛者たちならばきっと乗り越えられる試練だと私は信じている。ちなみに運営陣は普通に巡回してる」

「初心者に優しくない……最前線攻略組ばっかりじゃないんだよ?」

「きっと我が妹は関係なしに、我が物顔で己の道を突き進むとは思うが」

「おねーちゃーん!」

「まぁそこらへんで花でも育てるのも一興、てわけで皆! 楽しんできてくれ!」

 すると初心者にとって見慣れた風景。始まりの街ライデンが姿を現した。


 そんなわけで、前代未聞。前人未到の運営監視型の第4世代機『ミラーフォース00(ダブルオー)』のオープンベータテストが始まったのだった。


 天上院咲はあえてもう一度一番最初の言葉を口にする。

「これが、ゲームの世界……。何か、体が軽いかな?」

 その感覚を色々確かめるように土を踏みしめて進む。

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