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少女は異世界ゲームで名を揚げる。~ギルド『放課後クラブ』はエンジョイプレイを満喫するようです~  作者: ゆめみじ18
第4章「フラワーガーデン」西暦2034年7月1日

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第99話「最吉最善の幸運者」

「出来高制、コイン3個1500円」

 姉が社長になったんだからもうちょっと上げられなかったのだろうか? と疑問に思ったが、変な厄介ごとに巻き込まれたくなかったから庶民的な1500円で良いやと心の葛藤を飲み込んだ。

 お金の使い回道を考えてたけど、一回ゲームにログインして忘れそうなスキルの合成にいそしもう。


 というわけでEMOにログイン、ちゃっちゃか閃いたスキルとスキルの合成に取り掛かり作る。初期スキル欄にあったスキル《防音》と《クリアボディ》をガチョンガチョンと言うポップ音とともに合成完了。

▼《防音》と《クリアボディ》を《防音クリアボディ》に合成しました。

▼称号《最吉最善の幸運者》を手に入れました。


「おっとスキルとついでに称号も手に入れちゃったよ」


 スキル《防音クリアボディ》

 相手の能力ランクを下げる技や特性と音系の技効果を受けない。オンとオフの2段階で操作可能。

 称号《最吉最善の幸運者》

 自身と縁で繋がっている相手に対して、《運勢大吉》《最善の世代》効果付加。

 入手条件:《ジーラダガー・オーデリィー【深い闇】》装備中に《防音クリアボディ》スキルを身に着ける。


「《防音クリアボディ》は大乱闘の時とかは居るけど、基本はオフに設定でいいかな? 《最吉最善の幸運者》はちょっとまだよくわからない? もうちょい調べよう【鑑定】」

 と、押そうとした瞬間。


 別のポップ音が鳴りだした。フレンドリストから調べると、相手はブロードだった。「げ!」とか思ったが渋々ポップ欄を開く。

「何の用?」

『……、話がある』

 間のある言論だった、サキは何故か嫌な顔をしながら相手に答える。

「私には無いんだけど……」

『とりあえず会えるか?』

 ゲーム内の話だと割り切りながら、サキは続ける。

「会う分には良いけど……何処で?」

『サキが決めて良い。理由はお前の装備品に《悠然》効果のアイテムを加えたい』

 恋愛の話じゃなくてソッチカーイ! と心の中でツッコミを入れるサキ。始まりの街もありにはありだけど、他の皆と集まる分には最前線の村の方がいい。

「英霊達の住む杖の村『フェイト』……で」

『長いな、他に言い方って無いのか?』

「気にするところそこ!? えーっと……よ、4.1の街で……」

 微妙な言い回しが、二人の間で木魂した。

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名を上げる。ボカロBGM:最終決戦~ファイナルバトル~
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