「出張。」
出張中の出来事。
…人から聞いた話だ。
【出張って言ったって
たったの一泊ニ日でさ、
朝、すんげぇ早く出て、
一応、
朝礼には間に合った。
担当営業からメンバーを
紹介されて、
簡単な打合せと
図面の確認。
危険予知活動の後、
仕事した。
遠方からの応援って事も
有って
地元の職人さんには
随分、気を遣ってもらって
初日は
早仕舞いしたんだ。
帰り際の、営業マンからの
食事の誘いも断って、
まあ、朝早くて
へろへろだったしさ。
予約してくれたホテルは
カーナビで検索したら
意外と近くて、
帰宅ラッシュ前に
ホテルに着いた。
…ビジネスホテル。
外観は古いけど、
まあ、きっと手頃な値段でそこそこキレイだし、
みたいな。
取り敢えず
チェックインして
シャワー浴びて、飯だな。
…3階か。
…おーいー!なんだよー、
禁煙室かよー、へこー。
そう言えばあの営業、
タバコを
吸わねー野郎だったな、、
まあ…、んで…、、、、
フロントのお姉さんに
軽く頭下げて、、
外に出た。
サンダル忘れたな…。
Tシャツ、短パン、
そして……「安全靴」
(笑)まあ、いいや。
違う土地に来た感。
ワクワクするけど、
歩き回るのは面倒だから、
一番最初に目に付いた
ラーメン屋に入る。
まあ、
おビールちゃん飲んで、
「ラーメン・アーンド・
チャーハン」食って。
ただ土地が違うってだけで
普段の日常と大差無い。
帰りにコンビニ寄って
おビールちゃんを買って
ホテルへ戻る。
ケータイ小説読みながら
どうやらおビールちゃんで
即死したみたい。
…変な時間に目が覚めた。
(うさぎも眠る丑三つ時。)
「…草木だろ。」
なんて
自身で突っ込みながら。
おしっこしたら
タバコが吸いたくなった。
(なんで禁煙室なんだよ?)
仕方が無いから、
フロント横の
喫煙ルームまで。
…誰も居ない。
換気扇の音が耳障りだわ。
…タバコを散々吸って
出てきたら、
パソコンが
目に付いたんだ。
(!チャンス??いやいや、
前回の出張の時にも
同じ様な出来事が…、
あんときゃ
制限が掛かってて
見れなかったじゃん。
大体、お金払わなきゃ、
ダメだろー??)
とか、思いながら、
うっかりパソの前に座る。
お??…開けた。//////////
(きゃー!!!ならなら!!
イク?イッちゃうの??)
パソ音痴の俺。
でも閲覧履歴とかね、
分かるよ、そんぐらいは。
だから、あんまり、そう、
おヘムタイ過ぎるのは、
無難な所で行きますかっ。
↑
閲覧履歴の
消し方を知らない人。(笑)
指、一本でポチポチと…、
不器用に、
あ、何と入力したかは
…秘密。
プライバシーだぜ?(笑)
(…お??キター!!!!
え? くすっ、18才以上に
決まってんじゃん!!
てか、正直に、いいえを
ポチするガキは、いねぇと
思うぜ???)
さ、再生ボタンは??
これか??/////////////
ドキドキドキドキ。
ポチ。
「あんっ!!!あんっ!!!
いいっ!!!もっとー!!!」
ガタッ!!!
(びくーっっ!!!)
思わず、のけ反り、
椅子から転げ落ちそうに、
何とか堪えて、、、、
薄暗い深夜の館内に響く
AV女優のあえぎ声!!
焦れば焦るほど焦りそう
焦る時、焦りました、
五段活用しとる場合か!!
みゅ、ミュート?
消音ボタン的なのは???
てか、今すぐ閉じたい、
ごめんなさいっ
もう、いいですっ!!!!
あたたたふたたた
あたふたひえー!!
勘弁ちてー!!!!(汗)))))
「えっ?えっ!!!マジか??
どこ?分からん!何が!!」
「ふっ、あははははは!!」
(??ひーー???!!!!!)
アンアンアンアンアンアンモットモットアンアンアンアンアンアンイクーイクーアンアンアンアン
振り向くと、そこには、
浴衣姿のキレイな
女の人が…。
…終わった。 (何が?)
アンアンアンアンアンアンモットモットアンアンアンアンアンアンイクーイクーアンアンアンアン
いつから居たのさ?!
口元を押さえて、
可笑しくて仕方がない、
そんな感じで立ち去る。
一瞬、振り返って、
「ふっ!あははははは!!」
笑い声と共に彼女は
視界から消えた…。
…悪夢だ。
神から
罰を受けた気分だった。
アンアンアンアンアンアンアンアンアンアンアンアンイクーイクーモウダメー
オワターオワターイクー
次の日。
ってか、朝。
目覚ましで起こされて、
(ち、俺、さっき
寝たばっかじゃーん。)
とか、思いながら
無理矢理起きて。
朝飯食いに食堂へ。
うんちがしたい。
先にトイレに
行くべきだった…、
などと考えながら、
バイキング形式の朝飯を、
ありゃ、
座るとこねーじゃん。
…どーしよー。
「HEY、you、
ここ、どぞ?」
見ると
アメリカ人の?
(白人はみんな
アメリカ人だと思う。笑)
…お父さんが、
自分達のテーブルを
指し示す。
にっこり笑いながら…。
4人掛けのテーブルに
3人。
外人のお父さん、娘さん、
…キレイなママさん? へ??
目が合った瞬間、
ママさんは口元を押さえて
クスクス笑い出す。
「う!!
sorry、no、thankyou、
ああっち空いたから、汗」
やっとの思いで
そう答えて。
ち、ママさんに会うまで
忘れてたのに!!
絶体に
パパさんに話してるな、
…今頃。
背中に強烈な視線を
感じながら、(?)
更には、
猛烈な便意と戦いながらの
朝飯はね、
食った気がしなかったぜ?
ま、別に全然いいけどさ。
…物事はよく把握してから
進めなければ、いけない。
仕事も、
…えちなサイトもな。】
…人から聞いた話だ。