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おれ異世界でもトラブルが絶えないのは何でだろう。  作者: じむ
序章:転生と魔法との出会いとトラブル
6/51

5:始めての戦闘ってやっぱ人外なのね。うわあ。

バイト終わってまた投稿!しつこいぐらい初日は書きます!

次の日はわかりません!カラオケうぃるです!w


サイド:ハク


あれ(おれの才能開花)から6年。

この6年間、魔法を使うのは禁止され、体内の魔力を把握するためのレクチャーや、

剣術や棒術などの武芸の特訓、

料理・洗濯・お掃除の特訓をされた。

…まあ、要は魔法使えないまま生活なうよ畜生。

そして魔力が把握可能になって、とんでもないことがわかった。

おれはどうやら、魔力の量、密度が常人の比じゃないことになっているらしい。

多いって意味で。

ここに来てチートスペックだよ、どうゆうこと。

ルキナ様ちょっと気が効きすぎだって。女神すぐるって。

ただ、いきなりスゲエ技とかを行使出来ないから、そこら辺は努力ってことなんだろう。

ばいざうぇい。

魔法を使えないまま6年間過ごしたおれは、剣術の特訓や魔法を使うイメージは絶え間なく行っており、つまりは剣術、そして妄想力は年頃では無理なほどとてつもなくついたといえる。

……まあ、想像力って言い換えてもいいさ。

てゆうか言い換えよう。

あとは持ち前の尋常じゃない魔力で魔法が使う許可がでたらイロイロ実験するつもりだ。

うひひ。

……まあ、いつになるかわからないが。

そんなことを計画しながら、とりあえず魔法の知識を蓄えつつ、今日も魔法を使う許可をもらう日を夢見て過ごしていく。

……はずだった。


シーウォールに、モンスター襲来による避難警報が鳴り響くまでは。


あちこちで避難警報機が喧しく震えているなか、おれは母さんに引かれてリリスと避難路を歩いていた。

……父さんはこんなときこそ"お仕事"だ。

無事を祈ろう。


「もうすぐでシェルターにつくからね!急いで行きましょう!」


母さんの声にうなずき、少し急ぎ足になる。

避難避難。

少しすると、シェルターが見えてきた。

あのヤバイくらい分厚い鋼鉄の扉をくぐれば、もう安心だ。

破れるものは伝説のドラゴンくらいのものだろう。

ほっと息をついた、瞬間だった。

──GAAAAAAAAAAA!!

周囲に雄叫びが響いた。

同時に現れる、4つの影。

犬をそのまま人の形にして顔を犬に変えたようなそれは、たしかハウンドマンという凶暴なモンスターだ(え、狼男じゃないかって?それについては変身するかしないかの違いらしい)。

それが四体。

騎士団が逃がしてしまったのか、突破されてしまったのか。

そんなことは今はどうでもいい。

問題は状況だ。

四体のモンスター。

対、幼女と若妻とおれ。


……あれ、もしかしてこれ、おれら詰みっぽくね?


ええ?ちょ、待てってこれはヤバいって!

どうする?どうするおれ?どうするよおるぇえええ!

とりあえずシェルターまで─ ハウンドマン二体。

無理です!

んじゃ引き返し─ハウンドマン二体。

無理です!

……。

…………うん。

結局詰みじゃねえかあああああ!

とりあえず二人だけでも何とかしてシェルターまで到着させないと─!

──GAAAAAAAAAAA!

……うん。

むりだ。

あそこに二人をねじ込むとか鬼畜だ。

畜生、なんかいい方法はないか!

必死に頭を働かせるも、ハウンドマンはじりじりと囲んでくる。


「二人とも…」


と、おれが悩み続けていると、母さんがそっとおれらに言う。

おれらが顔をあげると、母さんはにっこりと笑っていった


「私が引き付けるから、ハクはリリスを連れてシェルターの中へ」


「え?」


「大丈夫よ、これでも学園では魔法の成績トップだったのよお母さん。

だから、必ず追い付くわ。」


言うだけ言うと母さんはもう一度にっこりと笑って──風魔法で俺たちを吹き飛ばした。

……まさかねじ込まれる側になるとは。


「うおあああああ!?」


情けない声をあげて吹っ飛ぶおれ。

最後に目に映ったのは、向かってくる ハウンドマン達に風魔法を当てて自分の方に吹き飛ばす母さんだった。

母さんもう死亡フラグたてないでえええええ!

仕方ない、こうなりゃ自棄だ!

おれはリリスを抱えて受け身をとり(ぶっちゃけ転がって立っただけ)リリスを立たせて言う。


「リリス、お前はシェルターに走るんだ!おれは母さんを助けてくる!」


「ふぇ、お、お兄ちゃん!?」


リリスが驚いてこちらをみる。

が、おれはその前に走り出す!

いやモンスターは超こええよ?ヤバいよ?でも、産みの親が死亡フラグたてて黙ってられるかっての!

見れば、母さんが水魔法の結界を張って、必死に防御していた。

が、やはり四対一だと部が悪いのか、

だんだん結界が小さくなってきていた。

おれは、思わず叫びながら、

全力でハウンドマンの背中につっこんでいた。


「どけええええええええい!!」


ドン、という衝撃とともに、おれは尻餅をつく。

が、ハウンドマンもバランスを崩しよろめいた。

ハウンドマンの目が、一瞬でおれに向く。

……こ、こええええええええええ!!

いや無理!いくら魔力ヤバい俺でも無理だって!度胸的に!

そのとき、おもっきしビビってるおれに、ハウンドマンの向こうから母さんの声が聞こえた。


「ハク!?逃げてって言ったでしょう!」


その声を聞いてハッとした。

そうだ、おれは母さんを助けにきたんだ!

ビビってどうするおれ!

おれは自分を叱咤する。

そしてハウンドマンに向かって叫んだ。

いったれ、おれ!


「さあ……かかってきやがれ、犬っころぉ!」


──GAAAAAAAAAAAUu!!!


……早まった。

すいません、バトルパートはしっかり書きたいので区切りますね。

さて、ハクの得意属性何にしよう?

無計画なジムです。ゲラゲラw

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