33:追跡の先の真実
二日連続投下。
ちょっと長いかな?
とりあえずどうぞ。
サイド:ハク
「……で、どーいうことなんですか学園長」
場所はフェローニア家前の植え込みの中。
「動くぞ」とガウァースと学園長に言われたおれたちはとりあえず事情がわからないままついていき、ここに突っ込まれた直後である。
よくアニメなんかで「主人公とヒロインがデートしてるのを植え込みから覗くストーカー紛いの別ヒロイン」……なんてのがあるけど、あれあの人たち相当頑張ってるんだなぁと思う。
俺みたいな魔法装備着てても出てる顔とか首とかビシビシ枝が当たって痛いし、
案外スカスカで見えやすいから上手く葉っぱとか集めて不自然にならないように完全に隠れてるんだもんなぁ。
……すげぇな、アニメ補正って。
「フェイクだったんだよ、さっきのワタシの言葉は全部」
学園長がおれの質問にいつものニヤニヤで答える。
おれがよくわからずに学園長を見て説明を促すと、
学園長は「仕方ねぇなぁ、こいつ何もわかってないわー、ふーやれやれ」みたいな感じで肩をすくめてから話し始めた。
「いいか、ワタシは学園長だな」
「ええ、学園長ですね」
「ワタシは相当な手練れでもある」
「自分で言うのはどうかと思いますけどね」
「そんなワタシの生徒を誘拐しておいて、ワタシが動かないはずがないな」
「それは、どうなんでしょうね?」
「動くんだよ、地味に人聞き悪いなお前。救出に動いたワタシに、犯人が警戒しないわけがないな?」
「まぁそうかもしれませんね」
「警戒するくらいならば犯人はワタシの監視役を派遣するわけだ」
「なるほどなるほど」
「……ここまでいって解らんか?」
「え?」
長ったらしい上に自意識過剰乙と叫びたくなるような学園長の説明を聞いていると、学園長がとても残念そうにおれを見た。
……おれは相変わらず「つまり、どういうことだってばよ?」のまんまである。
「……あ、もしかしてあのなかに」
おれと学園長の間の残念な空気を払拭したのは、
ルリーアの気づいたような声だった。
学園長が嬉々として頷く。
「その通りだ、ハイデンベル。ワタシを監視してたやつが、あの中にいたことにワタシは気づいた。まぁ大体予想はついていたんだがな」
「……自意識過剰おt」
「魔力的な根拠だ阿呆」
なんだかおれが空気を台無しにしたっぽい。
まぁ冗談はさておき。
「で、こんな所で待って、何するんですか」
おれが今度こそ真剣に学園長に問うと、学園長は大真面目に答えた。
「決まっているだろう。監視役の尾行だよ」
そこでおれたちはようやくこの2人が何を企んでるのかを知った。
つまりは監視兼報告役を尾行して拠点を見つけてセルティニアを救おうと。
なるほど、古典的だけど一番簡単で確実だ。
「……悪趣味ですね」
「ふふん、誉め言葉として受け取っておくぞ?」
おれが言った素直な感想にも動じずにニヤリとする辺り、さすが学園長であった。
「あ、でも」
そこでルリーアが1つ気づいたようで、学園長に質問した。
「なんだ?」
「魔力機械の携帯型通信機とか持たれてたら終わりじゃないですか?」
「……まぁ、確かにな。その場で小声で報告されて終わりかもしれない」
ニーアも同意するように呟いた。
が、またもや嬉々として学園長は答えた。
「その心配はない」
「どうしてです?」
「ワタシが魔力機械の空気中の魔素を震わせる感覚を探らないと思ったか?魔力機械の気配はなかったよ」
どんだけ魔法において万能なのこの人といいたくなるような返事が帰ってきた。
ルリーアもニーアも、それで納得してしまったようだった。
そしてそのあとおれたちは「つうかこれ茂みにいたら出るとき気づかれね?」ということに気づき、
じゃんけんで決めた2グループに別れて街灯の裏に移動してその"報告役"を待ちぶせることにし、
おれとルリーアと学園長、ガウァースとティノとニーアに別れた。
なんとも緊張感のない集団である。
「よし、ここならいいだろう。魔法で姿を消すぞ。3人が2ヶ所ならば隠せる」
学園長の言葉に頷くと、一瞬だけおれたちの回りの景色が水面のように揺れた。
ガウァースの方を見ると、そちらも周りが水面のように揺れ、その姿が消えた。
これが風魔法の姿消し用の中級魔法
かと感心する。
満足げな学園長に、おれは小声で耳打ちした。
「これって音も消えてますか?」
「ああ、そうだな。ワタシほどの使い手になると完全に消せる。
凄いだろう?比較的容易に姿を消せる魔法を、ワタシが独自に編み出したんだ」
……さらりと衝撃の真実だった。
「……え、この魔法、教科書に乗ってましたけど?」
「そりゃまぁ、ワタシも教科書製作に携わったからな」
「……マジ?」
おれは思わず学園長をしげしげとみる。
学園長は「そんなに見つめるな、恥ずかしいだろうが」とか言っていた。正直、逆に「ホレホレ、これが天才学園長だぞ?ウリウリ」と見せつけているようにしか見えなかった。
……が、音が消えているのなら好都合だ。きっとある程度小声で話せば学園長にしか届かない。
身をよじる学園長に構わず、おれは小声で耳打ちした。
「……ルリーアを泣かせた件については、まだ全く許してませんからね」
おれが思っていたことをようやく口に出すと、学園長は一瞬驚いたようにおれを見た。
が、すぐにニタニタと始める。
「ふふん、かっこいいこと言うじゃないか」
いつもと変わらないニヤニヤで返してくる。
だが、その声音は、そのニタニタとした笑いは、少しだけ純粋に感心した様子が入っているような気がした。
「……覚えておいてください」
……少しだけその感じに悪い気がしないような気がして、おれはそれだけ言って学園長から目をそらした。
と、その先にルリーアがいた。
……なぜかルリーアは顔を真っ赤にしていた。
「……どうしたルリーア?」
不思議に思って、顔を除きこむ。
ルリーアは慌てたように、ブンブンと手を振って答えた。
「な、にゃ、にゃんでもないにょ!」
そして恐ろしい勢いでそっぽを向いてしまった。
と、後ろから学園長の笑いが聞こえて、そちらをみる。
「あー、ちなみにだがハークレイ」
「……はい?」
「……この魔法な、外には決して声が漏れない分、中では小声だろうと聞き漏らしの無いように全員に聞こえる用にできてるんだわ」
「……はいぃ!?」
衝撃の事実だった。
驚いてルリーアを見る。
「……その、きもひはとってもあり、ありがとう、けど……」
相変わらず顔を真っ赤にしたままおかしな日本語を喋る美少女1人。
……つまりは、あれか。
聞かれていた、と。
『……ルリーアを泣かせた件については、まだ全く許してませんからね』
おれの言葉がフラッシュバックする。
急激に頬に熱が駆ける。
同時に、おれは学園長に文句を言おうと振り向いた。
「な、なんでそういうこと先に──!」
「おっと、来たぞ」
……盛大に文句をぶつけようとしたところで学園長が言った言葉に、口を閉じるはめになった。
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「あれは……」
学園長が見ている人物を見る。
男……だろうか。ほっそりとしていて、見分けはつきにくいが。
当主様の家であった細身の男……。
瞬時に合点が言った。
「ヴァラー殿だな」
学園長の言葉に、黙って頷く。
実践演習の警備責任者だったというヴァラー殿だった。
ヴァラー殿は素早く通りをキョロキョロと確認していた。
「なにやってるんでしょう?」
「尾行がいないか、確認しているんだろう、フフフ」
目の前の街灯に6人もいるのにな、と学園長は笑う。
ルリーアが驚いたように学園長に話しかける。
「え?……もしかして、セルティニアさんを誘拐したのって」
「ああ、十中八九、奴だ」
ルリーアの言葉を先取るように頷く。
……おれのあの時の悪寒は気のせいじゃなかった、ってことか。
ただ、おれは気になって学園長に訪ねた。
「でも、どうやってわかったんですか?」
「傷だ」
さらりと学園長は答えた。
……傷というと、あのとき見た左手の切り傷だろうか。
「あの傷が、どうしたんです?」
おれが聞くと、学園長はふふん、と笑って答えた。
「あの切り傷から、フェローニア嬢の魔力痕跡があったのさ」
「魔力痕跡?」
ルリーアが聞き返す。
学園長はルリーアのロッドを指差して、説明を始めた。
「それは、フェローニア嬢のロッドだな」
「はい、そうですけど……」
「フェローニア嬢は、それだけだったか?
「え?」
「フェローニア嬢の得物は、ロッドのみでは無かっただろう?」
「あ、はい。確か短剣型のワンドを……あ!」
ルリーアも合点がいったようだ。
学園長はもう一度頷く。
「そう、あの傷はフェローニア嬢が抵抗したさいに、短剣で切ったものだ。ワンドなのが幸いしたな。自然とワンドを覆っている魔力の痕跡が、傷を覆っていた訳だ」
「となると、誘拐した犯人も」
「ああ、あいつだな。……と。歩き出したな」
そこで学園長が通りを見て呟いた。
おれたちもそちらをみると、ヴァラーがデウィーネの最寄りの出口に向かい始めた。
「追うぞ」
「はい……!」
学園長がガウァースに合図したのを見計らって、おれたちは尾行を開始した。
やがて出入門を抜け、トリッキーフォレストに出る。
……どうでもいいけど、門を抜けるときむちゃくちゃ怖かったんだけど。
屈強なおっさんが3人くらいいるなかをすうっと気づかれないようにとおるとかもうマジで怖い。
二度とやりたくないね。特に学園長とティノがいるときは。
ティノは顔突っつこうとするし、学園長はおれをくすぐり始めるし。
剣で黙らせたけども。
……にしても。
フォレストに入ってガウァース達と合流(と言っても、マジックが切れるのであまり近づけないが)して追いかけて始めてからずっと、
ヴァラーの動きには迷いがない。
とても人を探しているような歩調じゃなかった。
やはりこいつがセルティニアを、と思うと抜いた剣を投げたくなってくるが、
あいつがいなければセルティニアのところに行けない。
数十分歩いた。
「……ん?」
おれは思わず眉を潜める。
ヴァラーはもう一度回りをキョロキョロと確認して、岩に手を置いたのだ。
……何をしているんだ?
疑問はすぐに解消された。
同時に、その"答え"が低い音をたてて開き始める。
岩に紋章が浮かび、開いたのだ。
「岩のカモフラージュとか……テンプレな隠れ家だなぁ」
「てんぷれ?」
「なんていうか、ベタ?」
「……あー……」
テンプレに首をかしげるルリーアに答える。
ヴァラーは岩の扉に入っていった。
「走るぞ!」
学園長の号令に、全員が反射的に走り出した。
岩の扉が閉まっていく。
全力で走って、なんとか全員が入れた。
……今思ったけど、なかなかにシュールだろうなぁ、これ。
「はぁ……つれーなこれ」
思わずぼやく。
テンパりすぎて強化魔法を使う暇もなかった。
見ると、結構な前方にヴァラーが歩いていた。
って。
「学園長、学園長」
小声で学園長に話す。
学園長は何が言いたいかわかっているようで、うなずいた。
「おい、お前ら。全員が密集しすぎて魔法が使えん。ここからは全員静かに動けよ」
学園長は全員に言う。
慌てて口を閉じる。
……アブねぇ。さっきの「つれーな」発言が聞かれなかったのはラッキーだった。
本気でよかったわ。
「行くぞ」
言葉に頷いて、おれたちはまた動き始めた。
少し先に明かりが見える。
そこから、照らされている影が2つ見えている。
ひとつは考えるまでもなくヴァラーだ。
……セルティニアはどうしたのだろうか。
もうひとつの影には、捕まっている雰囲気ではない。
と、聞こえてくる会話に、おれは手をあげて全員を止めた。
「……どうですか、この娘は」
「……ああ、まだまだ元気だよ。可愛がろうとしたバカが1人魔法で瀕死だ。魔力を抑えているはずなのにな。まぁ、さすがはお前を切っただけはあると言うわけかな、クク……」
低い。
ヴァラーの声に答えたもう一方の声は、ゾッとするほどに低かった。
おれたちはそっと壁に背をつけて、
ゆっくりと学園長の合図で覗き込んだ。
……そこには、ヴァラーと、もう一人。
禍々しい雰囲気を帯びた、鋭い眼。
そして何より特徴的な、角の生えた顔。
……間違いなく、デモンタクトが、そこにいた。
「……デモンタクト……だと?」
ニーアが愕然とした声を出す。
「話には聞いていたが……ここまで来ているとはな」
学園長さえも、流石に驚いていた。
フォーチュン・デザイアであるおれたちも見たのは初めてだ。
そして 、もう一人。
「……セルティニアさん……!」
ルリーアが声を漏らした。
その視線の先には、
鎖に繋がれたセルティニアがいた。
セルティニアは眠っていた。
デモンタクトは、まだ俺たちに気づかなずに話を進める。
「……まぁいい。学園側の人間共はどうした?」
「それが、全く肩透かしでしたよ。"我々に出来ることは何もない"と抜かして、泣き崩れた生徒もろともあっさりと消えましたね」
チャキ。
「はい落ち着けハークレイ」
好き勝手言いやがってらっしゃるヴァラーの得意気な言葉にさっきしまったばかりの剣を抜いたおれを、学園長がソッコーで宥めてくる。
……いや、わかってますとも。全くもってわかってますとも。
おれは剣を引く。
話は続く。
「そうか。そいつはまぁ残念な気もするが、障害がなくなったわけだ。これからも動向に気を付けておきさえすれば大丈夫だろう」
「そうですね」
「……デウィーネを内側から乗っとるために、いずれはぶつかることになるんだろうがな。その時は俺が剣を交えたいものだ」
「ははは、そうなればあなたが圧勝でしょう。いくら千年に一度の天才魔術師と歌われたウィーネルといえど、手も足も出ますまい」
「……ほぉう?」
スラァ……
「はい落ち着けウィーネル」
刀を抜いた学園長を、今度はガウァースが抑える。
「……あぁ、わかっているとも。全くもって、わかっているとも……」
学園長が刀を引く。
わかる。わかるぞ学園長。
おれは思わず学園長の肩を叩く。
学園長は黙って肩を叩き返してきた。
……と。
「う……んん……」
セルティニアが声を上げて、目を開けた。
それを見て、ヴァラーがセルティニアの方に歩み寄る。
「ほぉ。お目覚めですか?セルティニア様」
「……!ヴァラー……!」
目が覚めてすぐに見えたヴァラーに、警戒するセルティニア。
「なんですの?また私に切られに来たんですの?」
「おやおや、恐ろしい」
皮肉を言うセルティニアを鼻で笑うと、
ヴァラーはセルティニアに歩みより、その顎をクイと持ち上げた。
……正直、初めてみたのでちょっと感動したのは内緒だ。
「いえね、ついさっき、あなたのお父様に会ってきたのですよ」
「!」
セルティニアの目が驚きで見開かれる。
その顔を見たヴァラーはニタリとして一気に捲し立てた。
「ええ、上手く騙せましたよ、"私は必死にお嬢様を探している従順な補佐官である"とね?クックック。このままいけばあなたは人質としての価値を発揮し、この私がフェローニア家を操ることになる」
顎を掴んでいた手を離し、笑いながらに続ける。
その目は、これからのフェローニア家を動かすという自分の姿を映し、己を陶酔させていた。
セルティニアの目が軽蔑に変わるのも構わず、次々と言葉を紡ぐ。
「そうなれば私はデモンタクトを隠れて招き入れ、あっさりとデウィーネは堕とすでしょう。そして私はその功績により、デモンタクトの中での地位を確立させ、一生勝者でいるわけです。楽しみですねぇ、クックック……クハハハハハハハ!」
そして、堪えきれなくなったのか高らかに笑い始めた。
自分の思惑を訊くまでもなく語り始めたアホの言葉に、改めて怒りがわいて来た。
つまり、デモンタクトに内通してデウィーネを堕とすのに加担すれば、
デモンタクトでもそれ相応の立場をやると言われてやりますと言っちゃったと。
おれは思わず剣を握りしめ、
「──は、小さいですわね」
……飛んできたバッサリ口調に、力を抜くことになった。
「……ほう?」
「……なに?」
黙っていたデモンタクトがニヤリとしてセルティニアを見る。
ヴァラーが笑いを止め、怪訝そうに声の主……セルティニアを見る。
セルティニアは……笑っていた。
「小さい、と言ったんですわ」
「……なにをぬかして、」
「あなたには1つ、大きな誤算がありますわね」
笑ったまま、鎖をジャラリと垂らした手を上げて、指を1本立てる。
その1本を折り、ヴァラーに向けた。
ヴァラーは詰まったように顔を強ばらせた。
その顔に、先程までの余裕はなかった。
「……それは、学園の存在ですわ」
きっぱりと、セルティニアは言った。
それを聞いて、ヴァラーは強ばらせたまま、無理に笑った。
「は、はは、なにを言うかと思えば……学園の存在が私の誤算?馬鹿なことを」
そしてそのまま、今度はセルティニアに指を突きつけて、高らかに
、どこか言い張るように叫んだ。
「学園の連中は自分達の無力を嘆きながら逃げ帰ったガキと老いぼれの無能な奴らなんだぞ?ふは、馬鹿馬鹿しい!フハハハハハハハ!」
バカ笑いを始めるヴァラー。
そのバカ笑いを、ため息が切り裂いた。
「それが誤算だと言っているんですわ」
「ではなんだ!言ってみろ!あの無能共がなにかしでかすとでもいうのか!?」
バカ笑いを止めたセルティニアに唾を飛ばして叫びながら、
更に指を突きつけるヴァラー。
セルティニアは笑ったまま、言った。
「もう遅いかも、ですわよ」
「な、なにを……」
「あの学園長が何もしない筈がありまして?」
どもるヴァラーに、畳み掛けるようにセルティニアが笑う。
そして、
「──それにあっちには、私の計画さえ崩してしまうような輩もいるんですのよ?」
「よくわかってるじゃないか、フェローニア嬢」
瞬間、おれは強化魔法で前に飛び出した。
同時に、セルティニアを戒めていた鎖が凍りつき、砕ける。
学園長の氷魔法だ。
セルティニアが立ち上がる。
セルティニアの前に着地する。
視線の交錯は一瞬。
「……遅いですわよっ、馬鹿王子!」
「そんなに待ったか、我儘御嬢……!」
前に立つおれへの感謝に、おれは剣を構えて言い返す。
さて……
反撃開始だ、クソ野郎。
内通者はヴァラー。
タロットで言うところの「恋人」の逆位置が「裏切り者」なので、逆にしてヴァラー。
豆知識はさておき。
この先戦闘なので区切りました。
ペース早いかな?とも思ったけど、これくらいの早さじゃなきゃ、
学園長らしさがでないかなと。
デモンタクトとヴァラーの一派。
コイツらがきっと最初の大規模な戦闘ですので、お楽しみに。
では次回お会いしましょう。