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おれ異世界でもトラブルが絶えないのは何でだろう。  作者: じむ
一章:旅と仲間と魔法学園とトラブル
14/51

13:耳とがってたり猫耳だったり、ロマンだよね。

旅行に行って参りました。投稿が大幅に遅れてしまい、申し訳ありません!

お待たせいたしました!ここからなるべく投稿していきますので"おれトラ"をよろしくお願い致します!

サイド:ハク


おれらが盗賊団を捕獲して馬車に積めてから7日、つまり1週間が経過した。

あと少しでデウィーネ入りである。

この1週間、最初は戸惑ってたルリーアともお互いのことを話したりして、今やため口で話せるくらい打ち解けた。


なんでもルリーアの両親は、元々デウィーネ貴族の家系らしい。

ルリーアが生まれてから

ジパンギルに移住して平民として暮らし、

15歳になったルリーアはデウィーネを見たいと思い、

旅をする際の収入元確保のために冒険者ギルドに入り、

ジパンギルから来たんだとか。


……凄くね?だってジパンギルからデウィーネって国一個隔てた距離だよ?それ一人で踏破って……


その偉業に驚きつつも、

ルリーアが冒険者だと知ったおれたちは、デウィーネに着いたら

パーティーを組もうとルリーアを誘い、ルリーアも笑顔で承諾してくれた。

あ、モンスターとも何度か戦闘した。

そこで分かったことだが、ルリーアは魔力も相当多い方で、結構強い。

おれとガウァースは異常だから基準にならないが、テンパりさえしなければ盗賊団を撒くぐらい当然のように出来ただろう。


そんな感じで3人ともお互いの力量も知りつつ、

そういや盗賊団の空腹もヤバいんじゃね?

ってときになって、

デウィーネの一歩手前にあるトーアル村に到着した。


……"とある村"的なノリだな、と思ってしまった人は、そっとしておいてほしい。


トーアル村は村というか、小さい街って感じで、

おれらが懸念してた「あれ、そういえば盗賊団10人とか受け入れてくれないんじゃね?」という悩みはあっさり解決した。

そして宿をとる前に、定食屋にいこうということで、

定食屋なうである。


「いよいよデウィーネの領土に入ったな」


おれが久しぶりに肉ををかじりつつ言った一言に、ふたりは頷く。

ルリーアがこちらに顔を向けつつ言う。


「だね。デウィーネの人種はエルフが主流らしいし、

好戦的な国ではないから、

ここまで来ればモンスター以外の脅威はあんまりないね。ちょっと安心かも。」


ルリーアの言い分に、ガウァースも頷く。


そういえばこの世界の種族やら宗教やら文化については話してないな。

今は人種について説明しよう。

歴史と宗教はデウィーネに着いたときに

ゆっくり話した方が解りやすいし、今は割愛の方向で。

え?割愛が多い?

……さて、この世界の種族だが(ふい、と視線を逸らす感じで)


この世界にはヒトである"ヒューマ"の他に、

4種の人種がある。

1つはルリーアが言っていた"エルフ"。耳が尖っているのが特徴で、

魔力が多い代わりに力が弱く、ケンカや騒動を好まないらしい。


実は、ルリーアはエルフとヒューマのハーフだったりするため、

ヒトの平均的な腕力を持ちながらも、魔力が多いらしい。


次に、"ビースタクト"という、いわゆる所の獣人だ。

彼らはジパンギルが主流の種族で、体の一部に動物の形と性質を持っているらしい。

例えば地球でいう"犬"のビースタクトは犬耳と鋭い嗅覚、的な。

またヒューマよりも身体能力などで優れる代わりに、

魔力が少なく、近接戦闘が主流だとか。


……ガウァースはビースタクトじゃないけど、

やたら力が強い上に魔力が少ないんだけど。

もしかしたら、先祖の中にビースタクトがいたのかもしれない。


そして、今や伝説や幻の種族、なんて言われてる"フェアルタクト"。

これは文献でしか確認されていないが、

昔は他の種族に介入せず、

「精霊」だとか「妖精」だとか言われてて、確かに存在してたらしい。


……なにそれすごい、って話だが、おれはエルフとビースタクト以外

見たことはないので、事実は知らん。


そして最後に、もう1つ幻とされてる種族だが。

その種族が、北を領土としていた"デモンタクト" っていう種族だ。

……まあいわゆる所の魔人的なアレだろうか。

デモンタクトは魔力も身体能力も高く、

そのため軍事力では優れていたらしいが、個体数が非常に少なく、

帝国だった時は3国の軍と互角だったらしい。


もしかしたら北の帝国はどこか水面下で蠢いているのかもしれないということで、北の方は危険という一般常識が広まっているため、容易に近づくことは禁止らしい。

そうでなくても、北とこちら側の境には大きく切り立った山脈があるため、どのみちあまり近づかない。

ここは北には何もないのを祈るほかない、ということになる。


……こっちは なにそれ怖い、って話だ。

まあ、とにかくこんな感じで種族が存在する。


「……まあ、なんもなければいいんだけどな」


「お前さんに限ってそれはないな。ククク」


ぼそりとおれが言った台詞に、ガウァースが即座に言う。

……畜生。夢くらい見てもいいじゃないか。


「……えと、まぁ、さ。今は学園で楽しく過ごすことを考えとこうよ、ね?」


あはは、という風に、おれにフォローを入れてくれるルリーア。

まあ、デウィーネに入る前に悲壮感漂わせてもいいことはないよね。

おれはルリーアに感謝を込めて笑いかけ、食事を再開する。


デウィーネは、もうすぐそこだ。


短くなってしまいましたが、

ここで皆さん、見ていて下さっている方がいれば、の話ですが、

この3人、

仲間になったはいいけど、

パーティー名がありません!

考えるも思い付かないため、

皆さんのお力を貸していただけないでしょうか?

感想で書いて下されば、参考にさせて頂きます。

よろしくお願い致します!

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