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僕は好きな女の子を“僕の嫁”にする為に、この手あの手で彼女と結婚する計画を立てる!

作者: 七瀬





“僕は好きな女の子を“僕の嫁”にする為に、この手あの手で彼女と

結婚する計画を立てる!”



僕には3年前からずっと好きな女の子がいる。

その子とは、“今は会社のただの同僚だ!”

凄く仲が良い訳でもなく、普通に話せる程度の関係。

どちらかと言えば? “彼女から見た僕は苦手なタイプの男性なんだと思う。”

話が面白い訳じゃないし、彼女が好きな話をする訳でもない!

共通の仲が良い友達とか居れば? また違ってくるんだろうが、

“彼女から見れば、ただの会社の同僚で僕は止まっているのだろう。“




・・・“ただ僕は彼女を僕の嫁にする為にいろいろ企んでいる!“

彼女の両親やお兄さんに彼女の知らないうちに、顔見知りになり

いつの間にか仲良くなって、今では彼女の知らないトコロで僕は彼女の

実家に勝手に行って、“晩ごはんをご馳走になる間柄にまでなった。“

普通に考えれば怖い話だが、彼女の両親もお兄さんも僕が彼女と同じ

会社の人間だとは思っていない。

僕がそれを話していないからだ!



それに彼女の高校の時の今でも仲が良い友達にも僕は近づいて、

今では“僕とジム友になる!“

週3回、仕事帰りに彼女の友達が通っているジムに僕も通い、

自然を装うように仲良くなった。

そしてその結果、3年経った今は普通に友達になった!




『“えぇ!? なんで? 奥野さんが私の家で何してるの?“』

『ひょっとして? ココ、奥野さんの実家?』

『・・・えぇ!? し、知らなかったんですか?』

『何? 二人は顔見知りなの?』

『“奥野さんは、私と同じ会社の同僚よ!“』

『あら? それは知らなかったわ、奥野さんもうちの娘と同じ会社なら

言ってくれれば良かったのに!』

『・・・い、いや? 僕も全然知らなかったから。』

『奥野君と彩夢は知り合いなのか? それはいい! どうせなら奥野君と

父さんは彩夢が結婚してほしいぐらいだ! 彼は本当にイイ青年だよ。』

『・・・お、お父さん、』



【ドン】


『お兄ちゃん!』

『よう! なんだ? 奥野君も遊びに来てたの? 今日は彩夢もいるから、

ゆっくりして行ってよ。』

『はい、お兄さん!』

『・・・ど、どうなってるの?』

『”それを言うなら、僕も知りたいよ! まさか? 彩夢さんの実家だとは

僕も思わなかったんだ。”』

『”彩夢さん?”』

『今日からそう呼ぶね!』

『・・・・・・』





・・・彼女は僕が彼女の実家に普通に居た事に凄く驚いていた。

でもそれが、僕が長い時間を費やして計画していた事だ!

いつか、彼女が僕を好きになってくれる日が来るとずっと信じて

コツコツ時間をかけてやって来た事。

”そして彼女が近い将来、僕の嫁になればそれでいい!”

僕は彼女に直接近づくのではなく、彼女の周りの大事な人達から

仲良くなって、彼女といつの間にか結婚する計画を立てている!

彼女の気持ちはどうでもいいんだ。

どうせ、僕の事なんか好きじゃないだろうしね。

彼女が好きな男性ひとのタイプぐらい僕だって知ってるよ。

”僕は夢心地で彼女が好きな訳じゃない!”

現実的に彼女と結婚したいと明確な目標があったからしただけ。

彼女と結婚するにはどうすればいいのか?

僕は僕なりによく考えて、彼女の周りから固めて行こうと決めたんだ!







 *






・・・そして、ここから半年!

僕は自分が決めた計画を現実に変える事に成功。

”彼女との結婚を果たしたんだ!”

結婚式では? 彼女の両親やお兄さん、彼女の高校の時の友達も

僕と彼女の結婚を祝福してくれたよ。

彼女の顔は物凄く引きつっていたけど、僕はそれも気にしない!

”彼女が僕の嫁になったからだ!”

僕が家に帰れば? いつも彼女が僕を迎えてくれる。

”夫婦のルールとして、僕が仕事に行く時と帰って来た時は、

彼女が僕に、いってらっしゃい、お帰りと言う決まりを僕は作った。”

彼女は嫌々ながらも僕に必ずいってらっしゃいとお帰りを絶対に言うんだ。

それが夫婦ってもんだよ!

それに彼女はもう僕と別れられない。

”僕と別れる時は、彼女の両親の許可がないと別れられないルールまで

僕は作ったからだ!”

彼女は完全に籠の鳥だけど、籠の鳥は籠の鳥で自由を手に入れているんだ。

”不自由という自由をね!”

僕は願いが叶って凄く幸せだ。

”後は、彼女との子供がほしいと思っている、それも時間の問題だろうけどね。”

幸せな家庭をふたりで作ろうね!




最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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