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アックVSイース



翌日、森の前の草原でイースがトレーニングをしていると、近づいてくる人影があった。


アック「お!イースじゃねえか。未だに無駄な事してんな!才能無し!」


イース「あ!アック・・・」


イースはアックを見ると、全身をブルブル震わせた。


イースはアックにトラウマがあるためか、アックの姿を見ると怯えてしまう。


アック「よし!トレーニングの成果を見てやるよ!才能無し!」


アックはイースの体を全力で殴り始める。


イースは思った。


クソ!怖くて体が動かない。

全然痛くないし、パンチも遅い。

そんなに手加減して何が楽しいんだ。

嫌がらせか?

本気でやらないなんて、馬鹿にしやがって。


とイライラした。


イース「本気出せ!痛くも何ともない!嫌がらせで力抜いてんだろ!」


アック「何言ってんだ!これが俺の本気だ。」


アックは全力で殴っていたのにイースが変な事を言ったので頭に来ていた。


イース「そんなに俺が嫌いなか!本気を出さないなら、出させてやる。」


ドガァーーーン


イースは右手で自分の前の地面を殴りつけると、地面に穴が空き、中心から外側へ向かってヒビが広がっていく。


アックは唖然とする。


何で才能無しに、あんな事ができるんだよ!

何かのトリックか?


と思う。


アック「そんなもん。何かのトリックだろ!俺は怖くない!」


アックはイースを殴りつけるが、効いてない。


イース「ここまでやってるのに、本気を出さないなんて。」


イースは両目から涙を流して怒る。


イース「もう良いよ!馬鹿にしやがって!弱いのがそんなに悪いか!」


イースはアックに怒鳴ると、すぐに家に入ってしまった。


イース「・・・何で俺には才能が無いんだ。馬鹿にされてもやり返せない程弱いなんて。」


イースは悔しさでいっぱいだった。


一方、アックはイースに攻撃が効いてない事を察した。


アック「イース・・・。化け物か。もう手を出すのはやめよう・・・。」


アックはイースの強さを目の当たりにし、イースと戦ったら殺される事が分かったのだった。


天の声は突っ込む。


イース強いから!

アック本気だったから!

自分のが強いのに逆ギレだから!

いつまで勘違いしてんだよ!


と。


でも、この突っ込みは誰にも聞こえないので、本人達も知るよしもないのだった。

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