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身に纏うは・・・

ルシアとプラシュは、召喚する死霊の数やぬいぐるみの数が1ヶ月で100体を越えたが、それから先はオーラが足らず、なかなか増えなかった。


アースはルシアとプラシュを正座させていた。


アース「目標の10分の1しかいってないじゃん。まぁ、オーラが足りないとは思ったけど。」


ルシア、プラシュ「すみません。」


アース「すみませんって言ってもダメだけどね。まぁ、いいや。そういえば、召喚数が増えたけど、何か大変な事無い?」


ルシア「数が増えたけど、その分、操るのが難しいです。見えてないところは、うまくいきません。」


アース「だろうね。普通は100体出せないし。一応、君達は平均以上だよ。」


ちなみに強い者でも召喚数は、20に満たない。


アースは言わないが、ルシアとプラシュが召喚数100体を出せるのは、凄い才能を持ってるという事だった。


アース「召喚した死霊やぬいぐるみが自分が指示しなくても動いてくれたら楽じゃない?」


アースは不敵に笑う。


プラシュ「そんな事できるんですか?」


アース「できるよ。今から召喚獣の自動戦闘化について教えるよ。これができれば、君達は1人軍隊だね。あと、もう一つ教えるよ。」


ルシア「え゛、一体何を・・・」


アース「召喚獣が強くてもマスターが弱きゃ話にならない。よってマスター自身の強化方法だよ。」


ルシア「強くなれるんですか?」


アース「覚えれば強くなりるさ。」


ルシアとプラシュは顔を見合わせた後、アースに頭を下げる。


ルシア、プラシュ「お願いします。」


アース「はいはい。それじゃ、まず、召喚獣の自動戦闘化だね。これは簡単だよ。戦う時の動きを召喚獣にオーラを使って動きを植え込むだけ。自分が敵と戦ってる感覚を記憶させる感じだね。これはコツが分かれば、すぐにできるよ。」


ルシアとプラシュは、アースの言うとおりにやろうとする。


が、簡単にはいかない。


アース「最初からできるわけないよ。でも、コツを掴めば、どんどん作業が進むよ。」


ルシアが死霊に自分の動きを記憶させついく。


プラシュも同じくらいぬいぐるみに自分の動きを記憶させていた。


アース「さて、それは地味な作業だけど、大事なのはこっちね。」


アースから凄い量の黒っぽい茶色のオーラが出ると、一瞬でアースの体にまとわりつく。


そして、アースの全身に岩のような鎧が体に装着された。


鎧からは凄まじい量のオーラを感じる。


アース「これは通称「アーマー」って呼ばれる技術だよ。僕の場合は、土っていうか、岩っていうか、そういった感じ。これ、防御だけだと思うでしょ?でもね、」


アースがそう言うと、アースの周りにオーラが集まると、みるみるうちに大きな拳に変わり、宙に浮く拳が4つ出現する。


アース「こういった感じで、攻撃にも有効なんだよ。アーマーは個人によって形が全然違うけど、体に纏うのは一緒だよ。これで防御と攻撃の力が上がるよ。この技術は召喚系の才能が相性良いからできるはずだよ。要は鎧を召喚する感じだね。」


ルシアとプラシュは、圧倒的なオーラがアーマーから放たれているため、驚いている。


アース「これの弱点は、オーラを大量に使うから、すぐにオーラが切れちゃう事かな。まぁ!オーラの量を増やす方法も考えてるから安心して。それじゃ、この2つをやってみてよ。」


ルシアとプラシュは、アーマーを発現しようとするが、オーラが放たれるだけで何も変化しない。


アース「やってれば、できるから。てか、できるまでやって。」


アースは笑顔で言う。


目は笑っていないが・・・

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