鍛冶場作る
イースの家で、五人はお茶をすすりながら団らんしていた。
ほのぼのだな~
スミス「ここに鍛冶場作れないかな?」
四人は、「え!?作れるの?」という顔。
スミス「レンガがあれば、作れると思うよ。いいかな?イース。」
イースは頷いて了承する。
スミス「イースの武器と防具を最優先で作りたいんだ。他は自分達であるけど、イースだけ丸腰だからな。この先の戦いを考えると、無いとダメだな。」
マリン「でも、イース強いよ?」
スミス「でも、全部、イースの身体能力が高いからやってこれた事だ。」
シスカ「イースさん、デタラメですからね~」
アイビス「本当強いよね!あ、べ、べ、別に誉めてないから!」
スミス「イースも武器があれば、戦いも楽になるし、今のままじゃ手が持たない。とりあえず頑丈なやつ作ってやるからな。ま、まず、鍛冶場を作らないといけないんだけど。」
イース「鍛冶・・・場作・・・り、一・・・生懸・・・命・・・やるね。」
スミス「おう。頼んだぞ。まずレンガを作ろう。土と火山灰を混ぜて作れば良い。てわけしてやろう。」
こうして、イース、マリン、アイビスがアサマ火山、スミスとシスカが森で土と水を集める事になった。
レンガの材料集めは、案外スムーズにいき、すぐにレンガを作った。
レンガが乾燥するのに時間がかかるため、パーティーで依頼もこなす事になった。
依頼内容は、森やアサマ火山、フジマウンテンの魔獣調査、薬草採取等、色々、受けた。
狼の毛皮を着た五人組が冒険者ギルドに来た時は、「魔獣が出たぞ~」等とだいぶ騒ぎになったが、今は落ち着いていた。
レンガができたところで、レンガを組み、小屋を建て、中に窯を作った。
小屋の中に金床や金槌、鉄はさみ等の道具も揃え、1ヶ月くらいで鍛冶場が完成した。
こうして、鍛冶場を使ってスミスがイースの武器や防具の制作がはじまったのだった。




