41/106
スミスの考え
スミスは宿屋に戻ると、自分の部屋で一杯やり始める。
スミスは、ジョーカー連邦の西にある島出身だった。
その島の名前は「ニッテイ」。
刀が主流の武器で、武士と呼ばれる武術家が多い町だ。
スミスの才能は侍ではない。
「斬鬼」という才能で、剣の技術は向上するが、人を斬る衝動が溢れてくるという厄介なデメリットがある。
町では、当然、大罪人と一緒の扱いだった。
スミスは、人を斬る衝動より、刀を打ったり、武器を作る意欲のが上回っていた。
そこから、スミスは鍛冶に興味を持ち、過ごしていた。
だが、国はスミスが人を斬るための準備をしていると唱え、スミスに懸賞金をかけた。
スミスは、それに気付き捕まる前に、現在の町に逃げてきたのだ。
スミス「しばらくは、ここにいたいなぁ。仲間もできたし。」
スミスはため息をつく。
この先、イース達に迷惑をかけるのが嫌なのだろう。
スミスもまた、シスカやアイビスと同じように悩むのだった・・・




