表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/106

筋トレに目覚める三才児


イースはマリンと遊べなくなって、1人で過ごすようになった。


だが、両親の手伝いも出来ないし、1人で遊ぶにしてもやる事が思いつかず、ずっと庭にある石ころを見つめながら毎日を過ごしていた。


イースの気持ちは、どんどん沈んでいった。


ある日、庭でグレープフルーツくらいの石ころを見つけた。


イースは石ころをジーッと見ながら思った。


これ持ち上がるかな


と。


イースは両手で石ころを持つと、上に持ち上げた。


石ころは案外重かったが持ち上げる事ができ、しばらく持っていると腕がプルプルしてきて離してしまった。


腕が引き締まった感じがして、何か心地が良かったので、繰り返し石ころを持ち上げる。


脳内にドーパミンが分泌され、心地の良い幸福感を感じた。


イースは毎日これを繰り返し、石ころも少しずつ大きな物に変えていった。


そうイースは筋トレに目覚めたのだ。


イースは体を鍛えるのが楽しくなり、ランニングや筋トレ、ストレッチを行うのが習慣となった。


イースは村の子供とは遊ばず、1人でトレーニングを積み重ね、ボッチマスターと化していた。


イースが7才になるころ、マリンとアックは王立クローバー学園初等部に入学するため、村を出た。


ファマとウズは村から近い町にある学校に入学した。


イースはというと、才能無しのため、学校に入学することも許されなかった。


だが、イースには関係無かった。


読み書き計算は両親から学び、山にある薬草、毒草の知識も父から教わった。


料理や裁縫等は、母から教えて貰った。


イースは毎日トレーニングをこなし、効率良く体を動かす方法も探っていき、体の動かし方を理解していった。


そして、イースが15歳になると、身長は180cmくらいに伸び、体もトレーニングのお陰で細マッチョになり、腹筋はエイトパックに割れ、誰が見てもカッコいい青年に成長していた。


この頃になると、イースは3メートルくらいの岩を軽々持ち上げられるようになっていたのだった。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ