イースが思いついた事
この時、イースは服を買ったせいでお金が無かった。
そして、服も着るとすぐにボロボロになってしまうので、ボロボロの服をまだ着ていた。
服を綺麗に維持するために、ギルドに行く時以外には着ないとイースは決めた。
だが、地元から着てきた服は動物(魔獣)との戦いやハードな筋トレにより、すでに足先や手先の布は無く、所々穴が空いてそろそろ限界が近かった。
服をどうにかしたいが、新しい服は持ったいなさすぎて着れない。
どうしよう。
そして、そこに狼30匹が現れた。
イースには見えた毛皮の団体が!
イースは思う。
こいつらの毛皮使えば、テントとか防寒着とか作れるんじゃない?
と。
イースは父から狩った獲物の皮のなめし方、母から裁縫を教わっていたので、簡単な物ならできる気がした。
これから本格的な冬が来る。
イースの目の前にいる狼達は正に宝の山だった。
イース「悪いな。俺も生きなきゃならねえから。どうか安らかに眠れ。」
イースは狼達に言い放ち、すぐに狼達との戦いになった。
それは正に一方的な蹂躙だった。
なぜ、魔獣を素手で殺せるのか。
天の声は思う。
イース、頑張ったもんね!
と。
イースの蹂躙は丁寧だった。
後で毛皮にする事を考えて、綺麗な形のまま殺していく。
数分で狼の死体の山が築かれたのだった。
その後、イースは悩みが解決した事にニコニコしながら狼達を解体し、毛皮にしていったのだった。
それからイースは薬草採取を終えると、ルーティーンの筋トレ、料理に続いて毛皮の加工作業が日課となった。
それから冬に入り、イースは何とか狼の肉等を食べて命を繋ぎ、春を向かえようとしていた。
自分の故郷で何が起こってるかもさそらずに・・・。




