新たなる道へ
魔に魅入られた聖女を倒した騎士と令嬢は、互いに抱き合う。
「思えば、聖女も哀れな人だった」
「ええ、わたくしもそう思います。だから……」
令嬢は騎士を見つめて告げる。
「やはり、わたくしは貴族の責務を、果たしていかなければと」
「国のため、ですか?」
「ええ、民のために。そして、これから生まれてくる、新しい命のために」
令嬢の眼差しに、騎士は心が震える。
これからも、自分はこの令嬢のために、一生を捧げたい!
「お手伝い、していただけますか?」
「勿論です! 喜んで」
光に向かって、二人は歩き始めるのだった。
抱き合う
二人の心
結ばれて
新たなる道
歩み始めん
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公式企画「俳人・歌人になろう!2023」参加作品です。
▼小説家になろう 公式企画サイト
https://syosetu.com/event/haikutanka2023/
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騎士の愛剣タロの質問。
「短歌って作ったことあるの?」
作者の答え。
「中学の宿題で一首詠んだ(自慢」
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ウザイ前書きを含め、最後までお付き合い下さいまして、ありがとうございました!!
ン年ぶりに歌を詠む機会を与えてくださいました公式様、感謝いたします。
感想、評価、いいね、ブクマを下さいました皆々様、御礼申し上げます。