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幽霊になって家族に会いに来たのに、私の扱いがひどすぎて悲しい。

掲載日:2022/08/30

 お盆、死者が帰ってくる季節だ。


 私は帰ってきた。一年ぶりに、幽霊として!! まさか、幽霊になれるとは思っていなかった。


 私は去年交通事故で死んだ。40歳のときである。子供は二人いて、4人家族だった。


 折角帰ってきたんだ。家族の顔が見たいな。


 帰ってきた場所は自分の家の中で、見覚えの塊だ。懐かしいなぁ......早死にしたことが悔やまれる。


 ただ、家族がいない。だーれもいない。真昼間に帰ってきたのに。


 カレンダーを見ると、赤い文字で、旅行!! って書いてある。私への墓参りはないっぽい。悲しい。


 仕方ないし、家の中を回ろうかな。幽霊になったし、壁抜けエイッ!


 抜けれなかった。


 妻の部屋に入ってみる。


 な、なんだこれは......


 そこにはブランド品の数々。我が保険金を生贄にブランド品を召喚ッ!? 悲しい。


 次に家の仏壇を見に行く。扉が閉まってるのでパカッと開く。私は口がパカッと開いてしまう。


 遺影がイエイってしたやつになっとる......


 そういえば、私のお墓ってどうなっているんだろう......


 めっちゃ心配になってきた。


 代々うちのお墓はあそこの墓地にあるし、そこに行くか。


 空を飛べば一発で行けるじゃん! 空へゴー!


 飛べなかった。


 幽霊って何もいいことないじゃん......


 徒歩で向かう。一時間もかかってトホホ......な感じ。


 お墓はちゃんとあった。一安心。


 かと思ったが、そうもいかなかった。


 黒服の集団がなにやら私の墓を取り囲む。全員知らない人だ。


 墓参り代行だ......!


 よし、成仏しよ。


 私は天界に帰った。悲しい。

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