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後編

――そして、放課後――


「いつの間にか……、学校から帰る時間になっちゃったね……」


「うん……、そうだね……。もうそんな時間になっちゃったね……」


 お昼休みのお弁当の時間、私と海翔は恋人らしいこととして、お互いあ~んをやってたんだけど、あまりにもドキドキしちゃって、終わってからもかなり意識してしまい、そのせいで、私も海翔もお互い授業の内容が全く入らず、気付けばいつの間にか放課後になっていたの。(うぅ~……、改めて振り返ってみると、何だか凄く恥ずかしいかも……)


「それじゃもう時間だし、そろそろ帰ろっか」


「うん♪ そうだね♪ あっ、でもちょっと待って♪」


 そして、私と海翔はそのままいつものように一緒に帰ろうとしたんだけど、ここで私は海翔に待ったをかけたの。


「ん? どうしたの?」


「せっかくだからここは、恋人らしいこと第2弾をやってみよう♪」


「えぇっ!?」


 私は海翔に待ったをかけると、恋人らしいこと第2弾をやってみることを海翔に提案したの♪


「恋人らしいことをするのって、第2弾もあるの!?」


「うん♪ あるよ♪ 当たり前じゃない♪ だって、せっかく恋人関係になれたのに、恋人らしいことを1つしかしないのは勿体ないじゃない……」


 恋人らしいこと第2弾をやることに海翔はびっくりしていると、私は当たり前と答え、そして少し恥ずかしがりながら、その理由を海翔に話したの。(うぅ~……、口にして言うのは、何だかとっても恥ずかしいね……)


「マジか……。第2弾もあったのか……。でも莉愛の言う通り、恋人らしいことを1つしかしないのは確かに勿体ないかも……」


「でしょ♪ ということで、ここは恋人らしいこと第2弾をやってみようと思うの♪」


 そして、私の話を聞いた海翔は、そのことに納得し、こうして恋人らしいこと第2弾をやることが決まったの♪


「うん、いいよ。恋人らしいこと第2弾をやってみよう。こうして莉愛と再び恋人らしいことが出来るの、僕はとっても嬉しいよ」


「うん♪ ありがとう♪ 私もとっても嬉しいよ♪」


 恋人らしいこと第2弾をやることが決まり、私も海翔もとっても嬉しく、そしてお互いに感謝していたの♪


「第2弾はどんなことをするの?」


「フフッ♪ それはね、一緒に手を繋いで帰ることだよ♪」


「ふむふむ……。なるほど……」


 海翔に恋人らしいこと第2弾はどんなことをするのか聞かれた私は、一緒に手を繋いで帰ることだと海翔に答えたの。


「確かに付き合うようになってから、今まで一度も手を繋いだことがなかったね……」


「そうそう♪ せっかく恋人関係になれたのに……、一度も手を繋がないのは何だかおかしいじゃない……。だからこそ、ここは恋人らしいこと第2弾として、手を繋ぐのが一番だと思ったの♪」


 そして私は、恋人らしいこと第2弾として、手を繋いで一緒に帰ることにした理由を海翔に話したの。(念願の恋人関係になれたんだから、恋人と手を繋ぎたいと思うのは普通よね♪)


「それで……、海翔はどうかな……?」


「うん! もちろんいいよ。一緒に手を繋いで帰ろう」


「本当に!? やった~☆! 嬉しい♡。ありがとう♪ それじゃ、一緒に手を繋いで帰ろう♪」


 私は続けて、一緒に手を繋いで帰るかどうか海翔に聞いてみると、海翔は喜んでOKしてくれて、私は凄くとっても喜び、こうして私と海翔は、一緒に手を繋いで帰ることにしたの♪(フフッ♪ 海翔と手を繋ぐことが出来て、何だかとっても幸せ♪)


「そういえば、僕と莉愛がこうして手を繋ぐの、何だかとっても久しぶりだよね」


「うっ……、うん……! そうだね……。何だかとっても久しぶりだね……」


「やっぱりそうだよね。それって、いつ以来のことだっけ?」


「え~っと~……、確か……、小学校1年生以来の時だと思うよ……」


 私と海翔は恋人らしいこと第2弾として、一緒に手を繋いで帰っていると、久しぶりに一緒に手を繋いだのもあり、何だか少し緊張していたの。


「そっか……。もうそれぐらいになるんだね……。あと、莉愛と久しぶりに手を繋いだのもあって、何かちょっとドキドキしちゃうんだよね……」


「へっ……、へぇ~……、そうなんだ……。ふ~ん……。もぅ~、海翔ったら照れ屋さんなんだから~♪」


「うっ……、うん……。多分そうかもしれないね……。あはは……」


「もぅ~♪」


(といっても、私もかなりドキドキしているんだけどね……!)


 私と海翔は、久しぶりに一緒に手を繋いだ影響で、お互い顔が少し赤くなり、共にドキドキしていたの。(ヤバイヤバイ! 久しぶりに海翔と一緒に手を繋いだから、物凄くドキドキしちゃうんだけど……! 手に汗とか付いてたりしてないよね……?)


「何だか……、みんなに物凄く見られちゃってるね……」


「うん……、そうだね……。みんなに物凄く見られているね……」


「うぅ~……、何だか恥ずかしくなってきたかも……」


「そうだね……。僕もちょっと恥ずかしくなってきたかも……」


 ドキドキしながら、私と海翔は一緒に手を繋いで帰っていると、周りのみんなから視線の注目を浴び、その視線に気付いた私と海翔は顔が真っ赤になってしまい、お互い顔を見合わせることが出来ないくらい、とっても恥ずかしくなっていたの。(海翔と一緒に手を繋いで帰るのは、凄く幸せな気持ちなんだけど、みんなから見られることに慣れてないから、何だか凄く恥ずかしいかも……)


「まだちょっと……、恥ずかしいね……」


「うん……、そうだね……。今もみんなに見られているしね……」


(ヤバイヤバイ! 恥ずかしさやドキドキがいっぱいすぎて、頭がオーバーヒートしちゃいそうなんだけど……!)


 今もみんなに凄く見られている影響からか、私と海翔はお互い顔を見合わせることが出来ないままだったの。(うぅ~……、このままじゃ……、海翔の顔を見れないままだよ~……)


「ねぇ、海翔。とっ……、とりあえず……、人気のないところに行こう……。そして、そこで恋人らしいこと第3弾と第4弾をやろう……」


「うん……、そうだね……。その方がいいと思う……。あとやっぱり……、第3弾と第4弾もあるんだね……」


 みんなに凄く見られている状況に、恥ずかしくて耐えられなくなった私と海翔は、人気のないところに行くことにしたの。


 そして私は、そこで恋人らしいこと第3弾と第4弾をやることを海翔に話し、海翔はそのことを予想していたのか、それを聞いて苦笑いを浮かべながら、どこか照れくさい表情をしていたの。


「あっ……、当たり前じゃない……、そんなの……。それに……、恋人らしいこと第3弾と第4弾は……、私が特にやりたかったことなんだからね……」


 ここで私は更に、恋人らしいこと第3弾と第4弾が特にやりたかったことということも海翔に話したの。


「特にやりたかったこと……? それって一体……?」


「それは……、まだちょっと秘密にしとくね……♪ とにかく、今は人気のないところを目指して歩こう♪ ねっ♪」


「うっ……、うん……、そうだね……。今はとりあえず、人気のないところに行かないとね……」


 そして、海翔にそのことを聞かれた私は、それをまだ秘密にしとくことを伝え、一緒に手を繋いだまま、そのまま人気のないところへと目指していたの。



「ここなら、誰にも見られる心配はないよね♪」


「うん、そうだね。ここならきっと大丈夫だと思う」


 人気のないところを目指し、私と海翔がやって来たのは、あまり人が来ないとされる静かな公園だったの。(この公園なら、あまり人が来る心配がないから、とても安心よね♪)


「フフッ♪ やっと海翔の顔を見ることが出来た♪ 何だかとっても嬉しい♪」


「僕も莉愛の顔が見ることが出来て、とっても嬉しいよ」


 そして公園に着くと、私と海翔は久しぶりにお互いの顔を見ることが出来て、とっても嬉しかったの♪


「それじゃ早速、まずは恋人らしいこと第3弾をやろう♪」


「うん、いいよ。第3弾はどんなことをするの?」


「フフッ♪ それはね、ハグをすることだよ♪」


「ハグっ!?」


 それから私と海翔は早速、まずは恋人らしいこと第3弾をやることにし、海翔から第3弾はどんなことをするのか聞かれ、第3弾はハグをすることだと私が答えると、答えを聞いた海翔はとてもびっくりしていたの。(恋人らしいことといえば、やっぱりハグはその一つになるよね♪)


「なるほど……。第3弾はハグだったんだね……。何だか凄く驚いたかも……。でも、とってもいいと思う! 何だか凄く幸せになりそうかも!」


「でしょ♪ ハグをすると、絶対に幸せな気持ちになれると思うの♪ というわけで早速、ハグをしてみよう♪ ねっ♪」


「うん、いいよ! 早速ハグをしよう!」


 恋人らしいこと第3弾がハグをすることだと知った海翔は、そのことに驚きつつも賛成してくれたの♪


 そして私は、海翔が賛成してくれたことにとっても嬉しくて、早速ハグをすることにしたの♪(海翔と一緒にハグするの、何だかドキドキしちゃうね♪)


「そっ……、それじゃ……、行くよ……」


「うっ……、うん……」


 ギュッ♪


 そして私は、勇気を出して、海翔にハグをし、海翔も私にハグをしてくれたの♪


「フフッ♪ 海翔とハグが出来て、何だか凄く幸せ♪」


「うん。僕も莉愛とハグが出来て、凄く幸せだよ」


「ありがとう♪ とっても嬉しい♡」


 私と海翔はハグをすると、お互い幸せを感じ、それからもしばらくの間、ハグを続けていたの♪(私にとって、ハグは憧れの一つだったし、いつか海翔とハグしたいと思っていたから、それが叶って、凄く嬉しい♪)


「それじゃ、次はいよいよ恋人らしいこと第4弾だよ♪」


「うん。いよいよだね」


 私と海翔はハグを終えると、次はいよいよ恋人らしいこと第4弾を始めることにしたの♪


「ところで、第4弾はどんなことをするの?」


「フフッ♪ それはね……」


「それは……?」


「ズバリ☆! キスをすることだよ♪」


「なるほど……、キスか……。って……、えぇ~っ!?」


 海翔に恋人らしいこと第4弾はどんなことをするのか聞かれた私は、それはキスをすることだと答えると、その答えを聞いた海翔はとても驚き、目を丸くし、かなりの衝撃を受けていたの。


「そうだったんだ……。ということは、莉愛が特にやりたかったことは、一つがハグで、そしてもう一つはキスのことだったんだね……」


 そして海翔は、私の特にやりたかったことがハグとキスだということに気付いたの。


「そう♪ 私が特にやりたかった恋人らしいことは、ハグとキスのことだよ♪ それに……、ハグとキスをしたくなるのは……、恋人として当然のことじゃない……」


「うっ……、うん……、そうだね……。確かに莉愛の言う通りかも……」


 そして私は、ハグとキスをしたくなるのは、恋人として当然のことだということを海翔に話したの。


「でしょ♪ だから早速、キスをしよう♪ ねっ♪」


「うっ……、うん……、いいよ……。でもキスするのって、何だか物凄くドキドキしちゃうね……」


「うん……、そうだね……。実のところを言うと……、私もかなりドキドキしちゃってるんだよね……」


「あはは……、やっぱり……」


 私と海翔は、キスをすることにお互いかなりドキドキしながらも、それでもキスをすることを決めたの。(もしかしたら……、今までで一番ドキドキしちゃってるかも……!)


「それじゃ……、行くね……♪」


「うん……、いいよ……。いつでもどうぞ」


 チュッ♡。


 そして私は、かなりドキドキしながらも、勇気を振り絞って、海翔とキスをしたの♪(遂に海翔とキスしちゃった♪ キャ~♡!)


「エヘヘ~♪ 海翔のファーストキス、私がゲットしちゃった♪」


「僕も莉愛のファーストキスをゲットだよ」


 私と海翔はキスをすると、お互いのファーストキスをゲットしたことに凄く嬉しい気持ちだったの♪


「ねぇ、海翔」


「ん? どうしたの?」


「せっかくだから、もう一回キスをしよう♪」


「うん! いいよ! もう一回キスをしよう!」


「うん♪ ありがとう♡」


 チュッ♡。


 そして私と海翔は、せっかくなので、もう一回キスをしていたの♪(今この瞬間、私すっごく幸せな気持ちだよ♪)


「海翔とキスをすることが出来て、私すっごく嬉しいよ♪」


「僕も莉愛とキスをすることが出来て、凄く嬉しいよ」


 私と海翔は2回目のキスを終えると、お互いキスをすることが出来て、とても嬉しかったことを話していたの♪


「そういえば、恋人らしいことはこれでもう終わり?」


「うん♪ 今日はとりあえず、これで終わりにしようと思うの♪」


 海翔に恋人らしいことはこれでもう終わりなのか聞かれた私は、今日はこれで終了だということを海翔に伝えたの。


「なるほど……。今日はってことは……、これからも恋人らしいことは続けていくって感じだね」


「うん♪ もちろん☆! 私と海翔は幼馴染であると同時に、カップルでもあるしね♪」


「うん! それもそうだね」


 私の話を聞いた海翔は、これからも恋人らしいことを続けていくことを理解し、そのことに納得してくれたの♪


「それじゃ、そろそろ帰ろっか」


「うん♪ そうだね♪ あっ、でもちょっと待って♪」


「ん? どうしたの?」


「せっかくだから、また手を繋ごう♪」


 恋人らしいことを全て終え、私と海翔はそろそろ帰ることにしたんだけど、せっかくなので私は、再び海翔と手を繋ごうと思っていたの♪


「うん、いいよ。また一緒に手を繋ごう」


「やった~♪ ありがとう♪」


 そして海翔は、再び一緒に手を繋ぐことをOKしてくれて、こうしてまた、私は海翔と一緒に手を繋いで歩くことになったの♪(やった~♪ また海翔と手を繋ぐことが出来る♪)


「フフッ♪ また海翔と一緒に手を繋ぐことが出来て、とっても嬉しい♪」


「うん。僕も莉愛とまた一緒に手を繋ぐことが出来て、とっても嬉しいよ」


 私と海翔は公園を後にし、再び一緒に手を繋いで帰っていると、また一緒に手を繋ぐことが出来て、お互いとても嬉しかったの♪


「ねぇ、海翔」


「ん? どうしたの?」


「私、海翔のことがとっても大好きだよ♪」


「莉愛……。うん! 僕も莉愛のことがとっても大好きだよ!」


 そして私と海翔は、お互いのことがとっても大好きだということを伝えたの♪


「これからも、恋人らしいことをしていこうね♪」


「うん! そうだね! これからも恋人らしいことをしていこう!」


 こうして私と海翔は、これからも恋人らしいことを続けようと約束し、一緒に手を繋ぎながら、そのまま家へと帰ったの♪(これからも、恋人らしいことが出来たらいいよね♪)

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