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知り合いの女子は全員ヤンデレになった。  作者: ゆきいろ
アイセブンドラマ撮影
48/98

リハーサルが始まる立花波華にお礼を言われる

 

「ねぇちょっとあんた」


「俺?」


「私喉渇いたから飲み物買ってきてよ」


 スケジュール表と台本を確認してた所急に三島奏に話しかけられる。

 これもマネージャーの仕事かと椅子から立ち上がり買いに行こうとする。


「……」


「で何飲みたいの?」


「そろそろ暑くなってきたからね冷たいガルビスが飲みたい」


「さっき自販機には売ってなかったなコンビニとか近くにあるっけ」


 スマミフォンのマップアプリですぐ隣にコンビニがある事が分かり、室内から出て三島奏に頼まれたガルビスを一本買いに行く。


 ついでに他のアイセブンメンバーの分と久遠が好きなミルクティーも売ってたので一緒に買っていく、袋の中がぎゅうぎゅう詰めだが、そのまま室内に戻る。


「ほら買ってきたぞー」


 室内に戻ると空気が一変している、先程までこんなに空気が悪くなんてなかったはずだが。


「言われた通りガルビス買ってきたぞ」


 コンビニで買ってきたガルビスを三島奏の付近の机に置くが三島奏はお礼の一言も言わずにガルビスのキャップを開け飲み始める。


「彰人さん、彰人さん」


 ちょいちょいと室内の扉から手を手招く湊心愛に付いていく。


「あの空気一体何があったんだ」


「喧嘩ですよ彰人さんが出てった後に愛美さんと奏さんが言い合い始めたんですよ」


「言い合い?」


「なんでも愛美さん的には彰人さんはマネージャーの仕事とドラマの役もこなしてるんだから自分で買いに行けって感じで奏さんに言って。それを奏さんがマネージャーなら当然の義務だとか反抗したんですよね」


「だからあの場に伊藤愛美はいなかったのか」


「まぁすぐ戻ってきますよ、てか愛美さんが彰人さんを庇うのが意外でしたあの人他人に興味なんて持ってないように見えてましたから」


「それは言えるな初めて会った時も興味ある素振りなんてみせてなかったし」


「こんなとこにいた。監督がリハーサル始めたいから全員集めてって……二人ともなんか近くない?」


「え…そうですか? もう天花さん冗談はよしてください私先に戻っておきますね」


 ドラマのリハーサルが始まる、最初は問題なくリハーサルは進んでいくが、ある問題が発生した。


「にいにはあんたの言う事を聞く奴隷じゃない!!」


 リハーサルの休憩中戻ってくると久遠が三島奏の頬を勢いずよく引っ張叩いた。


「何よマネージャーなんだから当然でしょ、それよりもあなたこそ勝手に付いてきた挙句に邪魔してるじゃない」


「はい、はい二人とも落ち着いて」


 愛刀天花が二人を引き剥がして落ち着かせる、久遠の方へと駆け寄る。


「久遠大人しくしてろって言っただろ」


「でもにいにこの三島奏がにいにをこき使うから」


「それが俺の役目なんだ、分かったら大人しくしてろ今度もんだなんて起こしたら家に帰らせるからな」


「ほら言われた通りの物買ってきたぞ」


「妹よりも兄の方が聞き分けがいいじゃない」


 買ってきた物が入った袋を受け取り立花波華に近付く三島奏。


「はい波華ゆっくり飲んでね」


「ありがと奏ちゃん」


「全く飲み物飲まずにずっと過ごすなんて本当波華は私がいないと駄目ね」


「そう……だね奏ちゃんがいないと私何もできないから」


「はい、それじゃああと五分したらリハーサル再開するよ」


 五分後リハーサルが再開、そして遂に俺の役の番が来た。


「君達の担当マネージャーの八嶋凪です今後よろしくお願いします」


 これはアイセブンの担当マネージャーの本当の名前である。


「俺は君達の担当マネージャーだ君達が挫折しても助けるのがマネージャーの役目だ」


 第一話のマネージャー役の最後台詞が終わり次週に続くと台本には書かれている。


「よしリハーサルはこの辺で撮影開始といこうって言いたい所だがもうこの時間だ今日はこの辺にしよう」


 監督の言う通りもういつの間にか時間は夜遅くになっていた。


「今日はここで解散、明日も朝早いからよろしくお願いします」


 室内にはアイセブンメンバー達が残っていて、俺はスケジュール表を見て明日の時間を伝える。


「これ彰人君の部屋番号、前に建ってあるホテルの受付で伝えると通してくれると思うから。久遠ちゃんはこのまま私の部屋で寝させてあげるから安心して」


「だってよ久遠良かったな、ちゃんと天花さんの言う事聞くんだぞ」


「うん、ちゃーんと愛刀さんと仲良くするよ」


「それも大事だけど、まぁいいか」


 愛刀天花の言う通りホテルの受付で伝えると部屋のキーを渡される。


 アイセブンメンバーもホテルに泊まってるので何か欲しい物があったりしたら連絡先できるように電話番号だけ伝えていた。


 部屋のベッドで休んでると急に電話がかかってくる、名前は立花波華と表示されていた。


「城田ですけど、何か欲しい物ですか?」


「いえ!! そのちょっと話したくて今日はありがとうございました、私のせいで城田さんの役割増やしちゃって」


「別にいいですよ、それにこんなドラマに出させて頂く経験なんてそんなないですから」


「城田さんって不思議です、いつもなら男性恐怖症で男性と話すだけで怖いのに城田さんにはお礼を言わなきゃって思っちゃって」


「はは……俺の事男性って思ってます」


 電話越しから一度ストレートに聞いてみた。


「!!」


「立花さん? 大丈夫ですか」


「はい、それじゃあ伝えたい事は伝えたのでこれで」


「あ…はい、それじゃあまた明日ロビーに集合ですから」


「はい、おやすみなさい城田さん」


 通話が切れる、少ししてホテルの扉からノックの音が聞こえた、出るとそこには亜梨沙さんの姿が。


「亜梨沙さん」


「彰人君久しぶり、ちゃんと話すのは冬華さんのお葬式以来だね」

「にいにこの作品の作者がどうやってこの作品を作ったか教えて」

「仕方ないな俺が聞いた話じゃとある〇〇〇をして思いついたらしいそれは放課後〇〇〇〇〇て言うらし」

「初めは作者は転生した〇〇〇の世界で全員ヤンデレて内容を考えてたらしいがもしそうなってたらこんな感じでランキングに乗ってたかどうか考える時も多いらしいぞ」

「へー作者もにいにと同じで〇〇〇が好きなんだ、てかにいになんでこの作品の世界じゃ〇〇〇なんて言ってるの?」

「それは作者が書いていいかどうか不安に思ってるからだ」

「ふぅん……? あそうだにいに知ってる今日はろふまお放送の日だって」

「ろふまおなんだそれ?」

「にいに知らないの最近できたにじさんじのバラエティと言ってもいいめっちゃ面白い番組なんだよ作者も毎週観てるて言ってたよ」

「ふーんそれで?」

「ううんそれだけ読者の皆は知ってるかなって思って」

「なんだよ、まぁ今日はこの辺にしておくか」

「この辺て何が」

「妄想の世界だよ」

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