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知り合いの女子は全員ヤンデレになった。  作者: ゆきいろ
アイセブンドラマ撮影
47/98

彰人はアイセブンのマネージャー

 

「えーそれではまず初めまして私は今回監督を務めさせて頂く来須賀来流(らいすがくる)です」


 監督の自己紹介に全員が吹きそうになる。

 漢字にしたら真面目な名前だが言われるとライスがくるみたいに聞こえてしまう。


「私は今回脚本を書かせていただきます新開翼と申します」


 新開翼名前はよく見る、最近ドラマ、映画館の脚本を幾つも書き大ヒットを飛ばす大人気の脚本家だ俺の母さんもファンであると聞いた事がある。


「私は今回このドラマの企画を提案させていただいたプロデューサーの花巻桜と申します。アイセブンの大ファンなのでよろしくお願いします」


「それじゃあ顔合わせした所でまずアイセブンのメンバーには渡した台本を確認してもらえますか?」


「今回のドラマはアイセブンメンバーのオーディションから始まり、終わりはアイセブン初LIVEまでとなってます。一話一話をメンバーの皆さんにスポットを当てていくドラマとなっています」


「うん、台本を見る限り問題なさそうですね。それじゃあよろしくお願いします」


 愛刀天花は座って頭を下げる、その後にアイセブンのメンバーや俺も頭を下げた。


「それじゃあまずは本読みといきましょう、私とアイセブンメンバーの方とマネージャーさんとお連れさん以外は撮影の用意しといてもらえるかな」


 一斉に出ていくスタッフの方々、残された俺と久遠、アイセブンメンバー達は監督の言葉で本読みを始める。


「ふむ、やはり女優を兼業している愛刀天花は当然というか私が伝えなくても役になりきっていますね」


 一通りメンバーが台本の台詞を読み愛刀天花を褒める監督、だが実際俺の目から見ても愛刀天花の演技は上手い。


「他にも上手い演技をするメンバーが数人いるが……これは問題だな」


「ヒイッ!! ごめんなさい私が足を引っ張っちゃって」


「波華、平気?」


「うーんまさか男性恐怖症とはな」


 立花波華は男性恐怖症。

 前のLIVE前にファミレスの時に聞かされてはいたがここまで酷いとは。


 先程本読みの最中他の出演者が挨拶に来た時、立花波華の演技が急に下手になってしまった、その理由は他の出演者が男性だと知ったからだろう。


「しかし困った、彼はアイセブンのマネージャー役にするつもりだったが……それが無理なら女優に頼むしか」


「ねぇ波華、今日こいつと会ってもそんな事にならなかったよね?」


「城田さんは……平気かな? 理由は分からないけど」


 えっそれって俺が男子に見えないって言いたいの。


「監督この際彰人君にマネージャー役をお願いするってのはどうでしょう」


「え…城田君に? いやでも彼は一般人で」


「今から他の代役でしかも女優で絞って探してる時間あるんですか」


「たしかにそれは言えるが、実際彼の演技を見てみないと判断できない」


「それじゃあ試してみましょう」


「え!? え!?」


「はい、これ台本彰人君の台詞は一話の終盤辺りだからそこを読んでみて」


 愛刀天花に台本を手渡される、いやいや演技なんかできる自信なんかないって。


「大丈夫にいにならできるよ」


 おい久遠お前まで煽る事言うな。


「じゃあ一回演技を見させてもらうよ」


「ああ、もう!!」


 どうにでもなれという感じで台本を読む。


「ふむ」


 台詞を読み終わると監督は一度考える仕草を取る、他のアイセブンメンバー達を見ると一様に驚く顔をしている。


「中々いい演技だ、目立たつ主役を引き立てるような演技。いいだろう城田彰人君!! 君に今回のドラマのマネージャー役を任せよう」


 まさかのアイセブンのマネージャーに加えてドラマのアイセブンでもマネージャー役をすることになってしまった。

「にいに最近小説の投稿頻度減ってるよ!!」

「それは仕方ない作者の都合もあるんだ……」

「作者の都合? でもこの作品の作者他にも連載してるくせに投稿してないよ」

「それ以上言うな久遠!!」

久遠の口を抑える。

「いいか久遠、作者も他の連載作品を投稿したい、けども人間どうやっても限られた時間でしか書けない、だからこうやって俺達の作品を書いてくれてるんだ」

「むーむー」

「実際俺達ができる事は作者を応援することしかできない。だから久遠俺達も応援するぞ」

「ぷはぁ 応援ってどうやって?」

「そんなの決まってるだろこの作品の作者は感想が欲しいんだ星五やブックマークも嬉しいけど感想をもらって読者の方がどんな風に読んでいるのか気になっているだから久遠俺達も感想を送るぞ」

「いいけどにいにここ作者の妄想の中だよ」

「……あ」

遂に後書きで始めてしまった……

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