『世界異見文録』

⑶『世界異見文録』

⑶『世界異見文録』

㈠

考えの思想的分類における、異次元の理想異見は、異見として、現世に事細かく存在し得るだろうと考えられるだろう。堕落した、堕落論に潜在的に潜む我々の動態は、文録に収めるべきだろうが、それでも、その異見は尊重されなければなるまい。

㈡

世界には、沢山の正論や異見があるが、それらも、回転速度を速めて、ギターのリフみたいに、世界に幸運を齎すのは、明示されている現象だと言えよう。ならば、我々も、その繰り返しを、文録に刻まなければ、事は容易には済まないだろう。

㈢

異見とは、まさしく、そう言った、不自然なる自然のことを、いつも視座に据えているし、混濁の中の、水位を計測するかのように、幻想を身にまとった、不確定な声帯の在り処を、理解することから、世界異見文録は、終始、関係しているのであると言える。