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⑴『世界異見文録』

⑴『世界異見文録』



いつだったか、遠い世界のことを思考していて、我々がその日常を切り取って、適切にノートに張っていく様な感覚性に捉われたことがある。事情などなく、ただ、単純明快に、その世界を見聞きした範囲で、記録していったのである。



そしてまた、新しい観念的退廃を、如実に表した厳正なる世界の実情を、事細かく書いていくことによって、異見が分かれても、それは、自己の認識からしての、異見であるから、是非とも、その自己世界外の世界を、知っておくのに記録は必要だったのだ。



時代は遡ること氷河期、其処に焦点を当てれば、確かに、我々の現存在は、何を以ってしても、奇跡だと言わざるを得ないだろう。それを、記録しているのが、推測だという事実から、我々はやはり、遠い世界は、誤認も含めて、不確実な世界だと認定しようと、今、自分は、世界異見文録を、観念的に始めたのである。

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