偽り
「これから緊急会議を始める、」
「今回の敵対組織の出現を確認した。敵はこちらの組織を潰すことを、もしくはこの世界を壊すことだと考えている。で、今同時進行教える後藤くんのストーカー被害、そのー、後藤くんのお父さんの生体反応と一致した。つまり、どういうことか分かるか?」
「今回のストーカー被害の件に対しこちらの件も相当やばいということになるなぁ。まあ、そうなると後藤くんも能力持ってそうだよなっていう話になってくるんだよ。で、2日後ぐらいに呼び出して能力検査しよっかなーと思ってるんですけど、皆さんどう思います?」
「俺はどっちでもいいぜ、おっさん。」
「んじゃまぁ決定でいっか。んじゃあ、解散おつかれー」
「後藤さんの護衛行ってきまーす」
「加藤くん、いってらー」
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「あー、ねむ」
「会議中、ほとんど寝てたとか言えねぇよな。口が裂けても言えねえぞ。」
「あ、加藤くんー」
「おはよー」
「うん、おはよー」
「なんかごめんね。」
「いいよいいよ、別に何か起きても怖いし。」
「じゃあさ!ご飯食べに行こう!」
「うん、いいけど」
「どこ行こうかなー」
これ完全にデートじゃん。なんかはめられた…?
「じゃあ、そこ行こうー」
「うん、いいよ」
ん、待てよここって北京ダックが置いてあるお店じゃなかったっけ。
この外装めちゃくちゃ見たことあるんだけど、気のせいかなぁ。なんかのゲームにあったような……
まぁ、いっか
「んじゃあ食べに行こう!」
一応無敵かけとくか
もしあれだったら俺拳銃で撃たれるかもな
おい待て、やばいって、この内装メチャクチャ見たことがあるぞ、やばいって俺マジで殺されるって
「じゃあ、お部屋に入ろ!」
「うん」
数十分後
「北京ダックです」
そうすると、鉄の蓋が外されてそこには
「ほう、やっぱり」
そこには拳銃が一つ置いてあった
「加藤くん。いや、加藤。お前のせいで俺の計画は台無しだ。」
「やっぱりなー、何かおかしいと思ってたよー、本物はどうした?」
「あー、今はロープで手足を縛ってガムテープで口を塞いであるよ。」
「んじゃ、俺はここでお前を殺してもいいってことで。」
「いいよ、かかってこい、計画を邪魔する奴は俺は全てを消すって決めてるんだ。悪いが死んでもらう」
(ハリー聞こえるか。後藤の居場所を教える、すぐに助けに行ってくれ。)
(は?どういうことちょっと)
(今それどころじゃないから!)
(ああ、もう分かったよ、行くから)
「んじゃ、行きますか!」
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「おっさん。なんか加藤が後藤さん助けに行けって、で、これなんか居場所」
「あー、やっぱそういうことか。わかったすぐに行くぞ」
「あっ、はい」
「ここやな」
「後藤くん居るかね?」
「んーーーんーー」
そうすると、俺たちはロープとガムテープを外した。
「すいません…」
「なんか朝起きたらここにいたんです」
「やっぱりそういうことか。」
「すぐに本部に戻ろう。これは結構まずいことになった」