後藤
ピンポーンピンポーン
「はーい」
「はい、あの警察の……」
「もしかして、加藤くん?」
「その声はもしかして。後藤か?」
「うん」
「とりあえず上がって、」
「ああ」
「じゃあ、ちょっと。いつぐらいから感じるようになった?」
「えーと、冬休みの頃かなぁ。」
「心当たりは?」
「ないよ」
「分かりました。では、何かあったときは電話してください。あのー護衛しますので。」
「うん、ありがとう」
「んまあ、これが仕事だから」
「っていうか、まず加藤くん、年齢的に大丈夫なの?」
「まぁ、大丈夫大丈夫、警察も承認してるから。まぁ、さっき警察って言ったけど詳しくは警察じゃないんだよなぁ。まぁ、関連組織って言った方がいいんだけど。できるだけそこは追求して欲しくないからごめん、」
「いやいや、大丈夫だよ」
「じゃあ、また明日」
「うん。ありがとう。」
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「そういえば警察さんは来たの?」
「うん、きたよめちゃくちゃ優しそうだった。っていうか、優しかった。」
「警察さんに頼みましょう。大丈夫だからね」
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「おかえり、妖夢」
「ただいま、ハリー」
「どうだったよ?」
「うーん、能力使ってみたけど。特になかったから、まぁ尾行して護衛するしかないよな、」
「にしても、腹減ったなぁ」
「おーい、加藤くん」
「どうしました、武蔵さん、」
「寿司食いに行こうぜ、回らない方」
「ハリーも一緒に行こう。ハリーは寿司食ったことないもんなぁ。」
「うん。食べてみたい!」
「んじゃあそこ行くか」
「そうだねー。」
「いらっしゃいませ」
「妖夢おかえりなさい」
「えっ、どういうこと?」
「ただいま、お母さん」
「あのちょっと妖夢事情を!」
「あー、この人。お母さんだよ。」
「ほへ?」
「僕のお母さんは寿司屋をやっていてね。ここの」
「ほら、寿司以外にも。フレンチとか色々あるぞ。しかもミシュラン二つ星、4年連続」
「あのー、ミシュランってなあに」
「まぁ、後で教えるわ」
「あ、そう言えば妖夢。北京ダックが入ったの。特別に食べさせてあげる!」
「まじか!」
「どうぞ」
皮しか食べないと言われているが。それは日本に間違って伝わってきたみたいなことをテレビで言っていた。僕の情報が正しければ、確か肉もちゃんと食べるらしい。
「「「いただきます」」」
「うっうっうっうっ、美味すぎるっ!」
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「あー、食べた食べた。」
「美味しかったねー」
「にしても、加藤くんのお母さん結構やってくれたねー。さすが高級。結構な値段したぞ。」
「お金は後で支払っておきまーす。」