3人目『Complex-3』
本当に下手くそ・中途半端ですいません。全部崩壊してきたというか。十五禁で収まってるでしょうか・・・?汗
兄の瞳がどんよりした玉虫色をしていた。
欲望をその瞳は隠しきれなくて、誰が見ても明らかに。
私を欲しがっていた。
「宏貴・・・」
抵抗することも忘れて私はその兄の目に見入っていた。でも兄は事を進める手を止めることはない。
兄は私のブラウスのボタンを全て外す。外気が素肌に触れ、思わずよじった身体を兄は押さえつけた。−−いや、抱きしめた。
「春流・・・・春流・・・・」
耳元でいとおしそうにささやかれて抵抗できる女が何人いるだろうか?
誰よりも甘く響く彼の声に私は堕ちてしまった。
彼の手は私の胸をまさぐり、やがて下着の上からゆっくり愛撫する。
私は彼の上手な手技と血縁関係は無いとは言え、兄とこういうことをやっている背徳感ですぐに息が荒くなった。
「もう・・・後戻りは無理だ」
そんなのわかってる。でも、進むのでしょう?私はそれを望んでいる。
彼の手が背中に回り、ぷちん、と音がする。とたんに胸の圧迫感は失せて、下着をずらされた。
先端が起つ。きゅっと堅くなる。彼はそれを指でつまんだ。
「んっ」
声を押し殺した私の鼻から空気が抜ける。固く閉じた私の唇に彼はかみつくようにキスをした。
「我慢する必要がある?」
無いと思う。誰も見ていない。この世界には今、私と彼しか居ないのだから。
私は口を開けてキスに応えた。その間も彼は胸への愛撫を止めない。一体どこで覚えたのか。
やがて彼の手は腰を撫でる。唇が離れ、頬を、首筋を、鎖骨を彼の唇が撫でていく。
やがて胸に到達すると、彼は渦巻くように先端に向かって舐めあげていく。ゆっくり、慎重に、味わうように。
それがひどく羞恥心をかき立てるものだから私はちょっといやがるそぶりを見せた。
そしたら彼は私を上目遣いで見上げて、ソフトクリームを舐めるみたいに見せつけるように舐めてきた。
「もぉっ・・・はやく・・・」
私の願いは聞き入れられ、彼は私のスカートを脱がせた。
彼は一旦愛撫を止めて私の下半身を見つめた。
「・・・・・!」
そんなまじまじ見ないでよ。恥ずかしいのに。
身体はこの次の展開を期待して湿っているのに。
「ひゃぁ・・・・」
彼は下着の上からそこを撫でる。湿って居るどころか水浸しみたいになっているそこを再認識させられ、顔が赤くなるのが分かった。
「可愛い」
どこが。こっちは火が出そうなのに。
そして彼はゆっくり、下着を下ろしにかかった。
そこから先は言えないよ。私と彼だけの秘め事だもん。