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3人目『Complex-1』

今回は(義)兄妹の話です。予定では三部作。←書けるのか

♪Boys×Holic♪







「いい?この子は春流(はる)。12歳だから宏貴よりふたつ下ね。仲良くしてあげて」




母親の再婚相手の娘、春流に初めて会ったのは中二のときだった。



「宏貴。よろしくな」


俺が声をかけると


「よろしく、宏貴兄」



凛とした美少女だ、と思った。



小学生なのに俺より年上に見えなくもない。

俺は将来美人になるだろう妹を自慢に思った。






年月はあっという間に過ぎていき、俺は18歳になった。



高校生になった美少女の義妹はさらに美しくなり、

よく友人の話題にもなった。



俺は妹を鼻高々に自慢する一方で、

妹が他の男の眼に入ることに嫉妬を感じた。



「今日ね、初めて告られたんだぁ」


なんだと。



「いつもあたしが告って振られるパターンだったから嬉しい」




何故?どういうことだ。




「でもね、

やっぱ即オッケーは軽そうにみえるから、

お友達からにってことにしたの」



少しイラッとくるが、まぁいい。



「でも怖いわ。だって、私が学校でなんて言われているか知ってる?」




さあな。




「死神だって。なんかね、私を好きだと公言した男子はみんな」




春流は笑って俺の目を見た。



「事故に会うんだって」




当然だろう。

俺は春流を好きになる奴を許さない。たとえ親友だったとしてもだ。



春流は、俺だけのモノ。




「どういうことか、知ってる?」




春流の目は挑むように俺を見ていた。



お前こそ分かっているのか?



この答えを聞けば、お前の世界は変わる。

前のようにはならない。




…言っても良いのか?

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