1人目『ShoppingMachine』
はっきり言います、狂ってます。現実と仮想現実の区別のつく方以外読まないでください。あと、一カ所だけ犯罪の臭いが。注意してください。
♪ショッピングマシーン♪
家から一番近い“都会”の大通りを私は、紙袋を沢山抱えて歩く。
最近流行のワンピとベルトとヒールで私は結構イケてると思う。
私のストレートの髪が風になびく。
気持ちいい。
某有名ティーンブランドのショ袋が私の買い物量を示す。
みんな、私を驚きと、羨望と、「え、何アイツ?」と言いたげな目で見ている。
私は中毒者。
買い物が無くては生きていけない。
女の子って何で出来てる?
女の子って何で出来てる?
ケーキにお洒落、恋心。
そんなもので出来てるよ。
友達との買い物も大好きだけど、
一人の買い物の方が気に入っている。
気兼ねなく、好きなだけ買えるし、
自分の趣味のお店だけ、自分が興味を持った店だけに集中できるから。
そんなお金、どこにあるって?
それは、秘密。
こつこつバイト代を貯めているとも、
親が金持ちだとも、
偶然の臨時収入があったとも、
・・・・カラダ売って大金を荒稼ぎしているとも。
どう思っても構わないよ。気にしないから。
とにかく、私は買い物が大好きなの。
幾ら物があっても足りないわ。
どこからか、私のお気に入りの歌が聞こえる。
そうなの。贅沢は女の味方。