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3話 終わりの終わりの始まり


 カイゼ

 種族、Lv90 人間

職業、Lv60 ソードカイザー、Lv60 深淵の暗殺者、Lv60 マスターテイマー


HP 65,250/65,250 (22,500 +9,000 +3,000 +9,000 +19,500 +2,250)

MP 18,900/18,900 (5,400 +750 +2,000 +3,000 +7,000 +750)


ATK 3,850 (+3,500)

DEF 3,750 (+100 +250 +70 +150 +80)

MAT 3,600 (+0)

MDF 9,000 (+200 +500 +140 +300 +160)


POW 120+150+30 (+345 +35)

Vit 60+20+60 (+130 +15)

INT 15+40+60 (+140 +15)

DEX 60+60+30 (+225 +25 +18 +2)

SPD 30+90+30 (+190 +20 +45 +5)

LUK 20+50+150 (+90 +10 +45 +5)


称号、孤高の狼 

   孤高の頂点

 称号ボーナス、全基礎ステータス(VIT,INTが上昇してもHP,MPは上昇しない)

        1×1.288 = (1×1.12×1.15)

 

 これが僕のステータス。難易度推定値4,050以上

 剣帝ソードカイザーはこれは火力職、スキル、装備構成によってはタンクとしても使うことが出来る。ただ今回はVITの上がるパッシブを外して、POWの上がるパッシブの効果を上げている。両方付けていたらPOW,VIT共に90だっただろう。 この剣帝の前の剣聖・ソードマスターは剣豪、近衛騎士、この二つの3次職の熟練度を55以上にしないとなることが出来ない。

 前提にあるということはこの二つの系列職のスキルも使えるとゆうことになる。この剣豪は、侍、剣客、剣豪の順に解放され、刀と合わせて脇差しという2つの武器を装備できる。まあ脇差しに関しては別に短刀じゃなくても問題はない、有名な剣豪「宮本武蔵」も刀の2刀流だったためだろう。だからといって脇差しの枠に刀系統の物しか装備できないわけでもない。僕は片手直剣を装備している。刀のところには太刀を装備して、1対複数の場合は長物に分類される太刀、1対1の駆け引きの場合は片手直剣のほうを使っている。

 そしてこの剣豪列のスキルはかなり有用なものがそろっている。移動系に瞬歩、瞬動、縮地この3種、侍の熟練度25、剣客の熟練度35、剣豪の熟練度50、で覚えられる。縮地以外の2種はかなりの頻度で使う。

 瞬歩は1対1の対人戦でかなり有用だ。例えば敵が長物の槍や、太刀、槍鉈、大剣などの間合い3の武器を装備しており、こっちが片手直剣、バスターソード、刀などの間合い2の武器を持っていた場合

 相手の間合いの中ではあるが、こちらの間合いにはギリギリ入っていない、そういう場合瞬歩が役に立つ。『瞬歩』は3歩分の移動を可能にするスキルだが1歩進んでCT、そしてまた3歩、ではない。3歩以内ならばCTなしで使える。先ほど言ったようにこちらと相手の間合いの差が1で相手のほうが広い場合は、1歩進んで攻撃を当て、すぐに2歩下がれば間合いの中から出ることが出来る。

 『瞬動』は高速で中距離を好きなように!移動できる。また移動しながら敵が横にいたらそこに少し近づき切りつける。ということが出来る。もちろんそのまま移動を続けることもできる。

 『縮地』は中遠距離を高速で移動できるが直線的で、移動中にほかのモーションが出来ない。

 攻撃系のスキルは『牙突』『突角』『一閃』がある。

 『牙突』は威力が高いがギリギリ中距離にとどかない。

 『突角』は威力は若干下がるか中距離に届く。

 『一閃』は威力が高く、防御無視ダメージがある。ただ前方の近距離にしかダメージ判定がない。それと範囲が狭い代わりに高威力の縦切りと、中威力なかわりに範囲が広めの横なぎの2種があり、CTが高い火力スキルなのに短めという、かなり使いやすいスキルだ。

 今回はこのスキルと剣聖のスキル『回転切り』これらの移動3種と、攻撃スキル4種が主力になるだろう。

 近衛騎士の系列職はタンカーのスキルがそろっているために今回は出番がない。ソロだからね


 そして深淵の暗殺者は移動系のスキル『疾走』これ以外はほとんど使わないだろう。ソロといっても奇襲戦ではないためだ。あとSPDの上がるパッシブを付けない代わりにPWOの上上昇効果が高くなる。両方付いていた場合POW,INT共に120だ。


 最後にマスターテイマー、ここに魔法職の大魔導士・グランマギアーを入れるかどうかかなり悩んだ結果、マスターテイマーにした。理由はテイムした魔獣と融合が出来るからだ。その融合する魔獣のランクにもよるが全基礎ステータスが70前後上がる。物理攻撃特化で組んでいるのに大魔導士にしてPOWを下げるのは愚策だろう。それにSPDも大魔導士は低めの職だ、最大まで上げても10しかない。

 中ボスまで行くのに強行突破をするつもりなのにSPDを下げるつもりはない。数ある物理火力職の中で深淵の暗殺者を選んだのは長時間持久力が切れなくなる『疾走』があるから選んだCTは30分とかなり長いがこの試練の中ボスに行くまでなら十分間に合う。中ボスの後はラスボスにすぐ行ける。


’「最後の最高の試練」に挑戦いたしますか

  「Yes」 or 「No」 ’


「Yes・・・挑戦します。」


’了解いたしました 

  試練突破に向けご奮闘を

   いってらっしゃいませ’







「すぅ・・・ふぅ・・・すぅ・・・ふぅ。 何度やっても挑戦直前はドキドキする」


 今まで69回繰り返してきた時と変わらない。視界が真っ暗になって高速回転するティーカップに乗ってるようなグラグラ揺れるような回ってるような感覚。本当にVRなのかそう思ってしまうほど不思議な感覚に襲われる。


「っと、神妙な気持ちになってる場合じゃない。マップ確認っと・・・おお!当たり!No359のマップだ」


 No359、359番目に確認、報告されたマップだ。今見つかっているマップは1500通りもあり、その中からある程度ランダムで挑戦するたびに変わる。ただ1500の中から抽選というわけではなく、キャラ事にあるテーブル。と呼ばれるものの中から選出されているといわれている。そのテーブルが固定なのか変動するのか、何もわかってなかったが、この試練のマップの抽選のされ方を見ると固定なのではないかといわれている。

 その中でNo5 No359 No773 No1204 No1430 この5種が僕のテーブルにあるマップだこの中でNo359が一番回数が多くて、他の4つはほぼ同じ確率だ。その分他の挑戦者と比べてかなり有利になっているような気がするけど、これに関しては運だし、挑戦回数だってダントツトップだ。


 何種類もの職業編成で挑んで、どのパターンが一番奥まで行けるか、というのを調べ、ソロだとほとんどの敵を無視しての強行突破が一番、生存率、到達率が高い。それに魔法職は高火力なかかわりにスキル発動からモーションの終わりまでがかなり長い。いわゆる詠唱時間って奴だろうなので詠唱短縮スキルがあったとしても、ソロ向けの職業ではないのも理由だ。タンカーとしてならテイムした魔獣を使うのもありなのだが、この試練は魔獣を中に連れていくことが出来ない。それなのに融合が出来るのはテイムしたことのある魔獣を、選択して融合するからだ。別に召喚しててもしてなくてもどちらでもいいっていうのは、ここ最近の検証をしていたときに知ったことだった。


 No359のマップは入り組んでなくて入り口も出口も1つづつしかない、数珠繋ぎみたいなマップになってるから『疾走』で一気に駆け抜けて万が一囲まれたら『回転切り』を使えばいい。それに万が一囲んでる敵を倒しきれなかったら剣帝のスキル『追・回転切り』を使えばいいCTは40秒と55秒だけどまあ大丈夫だろう。







「あああああああああ しつこいってばあああ、今まで部屋から出なかったじゃんかー 前に立つなあ『回転切り』!『縮地』ぃいいいいいい」







 ドサッ!


「はぁはぁはぁ はぁ・・・すぅ・・・はぁあああぁぁぁぁぁ゛  ギリギリだった、中ボスの前に少し休憩・・・はぁあ」


 今回はいろいろとおかしい、まず第1に部屋数がいつもより10個ほど多かった。それと敵の強さがかなり強くなってる。特に耐久力だ、前は威力の低い『突角』でも弱点の胸にあるコアに当てれば倒せたのに、今回は『突角』と『牙突』を両方当てないと倒せなかった、縦切りの『一閃』でもかなりギリギリに感じる。回転切りは固定ダメージは無いけど『一閃』の1.3倍くらいのダメージが出る。近接範囲攻撃としては破格の威力だ。もしこれが1.1倍、いや1.2倍程度だったら確実に耐えられてた。スキル熟練度上げてよかった。

 ・・・少し悪意を感じるのは僕だけだろうか、モブの防御力とHPがかなりしっかり計算されてて、『一閃』はどちらかって言ったら堅めの相手に効果的なスキルで、『回転切り』は格下をまとめて確実に殺すためのスキルだ。用途的には全く違う、真逆といっていいはずなのに両方ともジャストキル、そう感じる。もしこのマップが今の僕専用に作られてましたなんて言われても納得できてしまう。

 部屋と部屋の間の通路の長さも部屋自体の大きさもだいぶ大きくなっていた。『疾走』の効果中と効果が切れてからの距離がほぼ同じだった。効果が切れてから『瞬歩』『瞬動』をほぼ常時、CT切れたタイミングで即使って、『縮地』のCTが斬れたぐらいのタイミングで追いつかれる。それで『縮地』をつかったらまた『瞬歩』『瞬動』を使って部屋に入ったら囲まれて、そのたびに『回転切り』『追・回転切り』『一閃』でくぐり抜ける。ちょっと離れた敵がいたら『突角』を使って近づいて、当たった瞬間『牙突』で排除してまた移動スキル。突撃スキルが移動スキルのつなぎに早変わり・・・スゴイネッ


 はぁだいぶ落ち着いてきた。中ボスに行くか

 中ボスとラスボスと思しき奴の部屋の前に8畳くらいの空間があってそこで休憩が出来る。ただ中ボス5分、ラスボスは10分したら強制的にボス部屋に転移させられる。10分といっても9分になった瞬間に転移したり、13分ほどまで転移しなかったり、かなりルーズだ、そのせいで5分は、10分は大丈夫なんて悠長にしてたらいきなり転移して、不意打ち気味に攻撃されるなんてこともある。だからかなり余裕をもって動いたほうがいい。

 ボス部屋への移動は、試練に入った時と同じように設置されてる石板に触れて移動するって操作をしなきゃいけない。まあクッソ重い石の扉とかを開けさせられて体力減るよりはだいぶいい。だけど最初はどうやったらボス部屋に行けるのか変わらず右往左往してたのを覚えてる。行き止まりか?なんて思ったりもした。


’鏡の間に移動しますか?

 「Yes」 or 「No」’


「Yes。」


’転移を開始します 

  御武運を’


 あーまたこの感覚だこれで体調崩したらどすんだろ。まあそんなこと1回もなかったけど



 中ボスの部屋の名前でどんな敵が出るのか、わかった人も少なくないと思う。鏡の間、ブレ〇ブストーリーのラストとか、ゼ〇ダの伝説 時のオカリナでも似たようなのがあった覚えがある。


 そう、もう一人の自分だ。ただこのもう一人の自分ははっきり言って木偶の坊だ、動きもかくかくでなめらかじゃないし、スキルを連発して打てるスキルがなくなったら守りに入る、それでCTが無くなったスキルから出してくる。   のは前回まで、

 もしかしたらさっきまでの雑魚部屋と同じように強化されてるかもしれない。いやされてるだろう

 ただあまり苦労しないように工夫はしてる。メインの武器に長物の太刀を装備して、脇差しに対人用の片手直剣、レイピアのような切ることもできて突くこともできる、それに持ち手の近くは刃が付いていない。片手直剣、要は片手剣なのに盾を装備してない理由がこれだ。移動の時に邪魔になるっていうのも、理由の一つだけど、片手直剣でも両手で振るえないのかといったらそういうわけじゃない。僕の使ってる剣は両方とも柄の部分を長めに作られている。もともとは短かったんだけど鍛冶職のスキルで長く改良したものを使ってる。


「さて、僕のお出ましかな? どうせ強化されてるんだろうけど簡単に勝たせてもらいたいな」


「「簡単に勝てたら試練の意味がないだろうに」」


 ・・・ん?


「キェアアアアアア シャ、シャベッタアアアアア」


 マジでしゃべったなんかダブってるようなエコーがかかってるような変な声だ、エコーかかってなかったら僕もこんな声してるのかな


「「今更驚いてるんだよ、もう一人のお前だぞ?しゃべるに決まってるだろうが、そんなことより。ほら

 お前が使ったボーション」」


「え?いいの?」


 僕に投げ渡してきたのは高級HP回復POT6つ、高級MP回復POT3つ、特級MP回復POT2つ

回復POTは上から超級、特級、高級、上級、中級、下級、低級。初級、の8種類だ。高級以上は正直安い物じゃない。というか高い。それに持ち込み可能数も決まってたから、使うかどうかかなり迷った、それなのにポンッ!ってくれるのは少しびっくりだ


「「お前とは、万全の状態で戦いたいからな、これくらいの出費は安いもんだ」」


「・・・聞きたいんだけど君も使えるPOT持ってたりしないよね?」


「「ニヤリ  さあ、どうだろうなぁっ!」」


「っ!!」


 早い、『縮地』だろう。使い方も的確だ、踏み込みをわざと甘くして距離を短くしてちょうどいい間合いに入ってきた。しかも武器が長物の太刀の方じゃない。


「「今までみたいな木偶の坊じゃないぜ?お前からしっかり学ばせてもらったからなあ!」」


「僕から学んだ?」


 なんてこた。僕はAIを成長させてしまた。

 マトリッ〇スみたいにAIが進化するのか、70回も挑んだのは愚策だったのかな、でも正直何度も何度もやってその時の運にかけるしかないと思うんだ。だって難易度おかしいもん。

 

「「俺相手に考え事しながらとは、いいご身分だな!さすが俺の兄弟!そして育ての親なだけあるなぁ!!」」


「ぐっ!」


 力がおかしい。競り負けた。かなりPOWは上げてるはずなのに。スキルさえ使わずにこの威力


「なんでそんなにステ高いんだよ!!」


「「あたりめえだろうが!いくらあんたから技術を学んだといっても、そんなの付け焼刃、経験の多いあんたのほうが有利になるのは当然だろが!スキルやらステータスやらに頼ってねえで、その腕で、技術で、技で俺を倒して見せろっ!」」


「ぐっ!」


 技ってなんだ?いやわかるけどなんで多少成長してるからってAIがそこまで要求するんだ?

あれか?ファンタジー小説とかであるVRゲームしてたら、異世界に飛んじゃった☆ みたいやなつかな?でもいつ?というかあり得るのかな、僕普通にゲームしてただけなんだけど。あるわけないか。


 まあ求められたなら答えよう・・・ はいスキル使ってる余裕が無いです。中高と授業でやった剣道を見せてあげよう。


「剣道なら見せれる」


「「ケンドウ・・・?いいぞ俺の知らない技なら、力なら大歓迎だ!!」」





 


「はあ゛ はあ゛ はあ゛ クッソ」



「「なかなか楽しめたぜ?ただ相手が悪かった。ケンドウが何なのかわからなかったが、脚運びも、剣さばきも、お前は何度も見せてくれてたからなぁ」」


「あああ゛ きっつ、まじかよ」


キーン


「「はっは獲物を杖にするとは、もうほとんっ!! グッ ぐああああああ」」


「?????」


「「まっまさか俺の本体がお前の影だってことに気づいてやがったのか!?」」


「は?」


「「あまりに自然な動きで ごっふう 剣を杖にしやがるから ぐっふう 止め損ねた がっはあ

くっくっくぇぶっふ なりやがる、さすがは俺の師匠ってところだなぁ。 あっぱれださあ進めこの先にお前の本当の敵がいるぜえ!」」


「あ、あぁ ありがとう・・・?」


「「なあに、お前が強くなりゃあお前の影の俺も強くなれるってもんさ、ごぇっほお さっさと行きな

俺はたとえ師匠相手だとしてもくたばるところは見せねえ!!」」


「ああ・・・またね」


「「『またね』かぁ・・・ 次会うときゃあ、酒でも飲みかわしてぇな・・・パタリ」」





  










                  うん、なんだこれ


戦闘シーンは僕には書けないでござる。どうしようもないでござる。説明口調になって読み返してもクッソつまらないでござる。

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