第七話─ニーカ、男辞めるってよ。─
久しぶりにバカな話書きたくなったので。
忘れ去られていたロシア編です。
僕の名前はニカノール。略称はニーカ。
ロシアに住んでいる男だ。
しかし僕はよく女と間違えられる。
何故か。
可愛いすぎるからだよ!
今日だって少し女装して街歩いてたら男に声掛けられて話し合っているうちに男の足が歓楽街の方へ向いていって男がおもむろに
「今日は歩き回って疲れたなぁ…ここで休んでいかない?」
と、ピンクの装飾が施されたクリスマスには大繁盛の建築物に連れ込まれそうになったけど僕がスネ毛を見せて低めの声で
「僕ってそんな可愛い?」
って言ったらその男は青い顔で逃げていったもんねぇ!
なんてったって僕の収入源は女装して男に貢いで貰った金だ。
ホントに男って下半身にしか血が回ってねぇな!
そして今街から帰ってきたトコロ。ちなみに僕は独り暮らしな!
「晩ごはん作らなきゃな~」
もう夜も遅いが、お腹がすいて眠れないのは嫌だし寒いから僕は鍋に水を張ってスープを作る準備をする。今日はボルシチだ。汁物は体が温まるから最適だろう。
ボルシチはこの国の伝統的な料理だ。
少し時間が掛かるが美味しいので許す!
ビートも炒め終わり、芋もほこほこと煮えてきた。
もう少しで美味しいボルシチになりそうだぞ!
と思った刹那、玄関のドアがノックされた。
…こんな時間に誰だろう。
そう思いつつも、僕はドアを開ける。
しかし僕は後にこの決断を後悔することになる。
何故ならそこに勃って…もとい。立っていたのは、性欲の権化と名高いかのラスプーチンだったからである。
「あの…一晩ここで泊めて貰えませんか?」
続く。




