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転生したらラスプーチンだった剣♂  作者: ゲリマンダー
6/9

第五話 シンセイキ×ト×シンセイキ♂

ちっちゃい。


キクカドが「ボロン」と大層な効果音を付けて取り出した「モノ」は率直にいうとポークビッツであり、とてもとても小さくて短かった。


(この国の人間はそういう呪いでも受けているのか…?)

つい真顔になって哀れみの視線を向けてしまうプーチン。

「おい早くやろうぜぇ…?俺はもう待ちきれ無いんだぜ?」

優しく笑いかけるキクカド。

しかしその「モノ(ポークビッツ)」は死にかけの小魚のようにピョコピョコしているだけである。

悲しきかな。

もしかしてこの大きさで最大出力とでも言うのだろうか。

あり得ない。

そしてふつふつと怒りに似た感情が湧き上がってくるのを感じる。

こんな短く小さなモノで()()()ようとでも言うのか。

それは相手にも失礼ではないのか。♂として恥ずかしくは無いのか?そんな男としてのプライドを失った物など…「畜生」に過ぎない。

「おいどうした?今更照れてんのかい?早くご馳走になってくれないか♂アキャキャキャキャ!」

奴はやはり蕩けるような顔をしている。純粋に気色悪い。

そしてこんなカルパスに穢される被害者もここで絶つ。

私は紳士的に()()を行わない男は男と認めず、人間とも認めない!


ラスプーチンの中で何かが切れる音がした。


「おいテメェ、そんな貧相なモノ(ポコチン)で大正義三十センチバズーカ装備のラスプーチン様の前に勃つ…立つと言うのかこのクソ短小ォ!」


叫んだ刹那、ラスプーチンの小さくなっていた「ソレ」が発光し、瞬く間にズボンを貫通してキクカドの下腹部を強く突いた。


その勢いとその出で立ちは伝説の武器、カラドボルグそっくりであったという。


「な…ウホぁぁぁぁぁぁ♡」


恍惚の声を上げながら気絶するキクカド。

キクカドを倒した瞬間にはその「モノ」は元のカルパスに戻っていた。


「今のは…何だったのだ?」

全く状況が読み取れない。私のカラドボルグが現世に顕現したとでもいうのか?

そうでも考えないと今の現象は理解できない。

しかし、大人一人を気絶させた上、またこんな変態と話なとしたくもない。そしてロクな情報が手に入っていない。


「…逃げるか。」


少年の姿になった「彼」は窓を蹴破って脱出し、都会の闇に消えた。


彼の行く先は、誰も知らない。


続く。

ネタ切れ気味でしたが、今日はセイ夜でもあり、ラスプーチンの命日も近いので気力で。


シングルヘル!シングルヘル!


メリークリスマス(棒)

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