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ヤンデレが居る

諸君、私はヤンデレが好きだ。

と言うわけでヤンデレのラノベを書いてみました。

正直、まともに投稿するのは初めてなので

至らない所もあるとは思いますが、

暖かい目でご覧ください。


とある夏の夜、とある部屋の中、月明かりだけがたよりの暗闇に彼女は居る。


その髪は暗闇の様な黒、

盗人のように動きやすく黒い服を着ている


彼女はタンスを開け閉めし、品定めをするように

男性用の下着を見比べている。

音を立てないように、隣で寝ている愛しの人を起こさぬ様に、彼女は慎重に事を進める。


しばらくして、気に入った物があったのか、男性用下着を

ズボンのポケットにしまい、窓を開ける。

窓の先には、また違う家の窓がある、彼女は窓枠に足を掛け、目の前の窓に飛び入る。

そのまま、木の床に着地し先程、飛び立った窓を閉め、

入って来た窓も閉める。


「良かった…今日も無事にとって来れた……」

彼女はその場で先程に得た戦利品を眺める。

「じゃあ…何時もの場所にしまわないと…」

すぐ近くのドアノブに手を掛け、扉を開く女性、

扉の中には



壁には写真が隙間なく貼られ、置いてあるタンスには

下着やズボン、上着などが大切そうにしまわれている。

「ふふ…また一つ……」

タンスの中に先程の下着をしまう。

壁に貼られた写真には男性の姿が写されている、

友人と談笑中の男、食事中の男、買い物をしてる男、

風呂に入っている男、布団で寝ている男、

写真には全て、同じ男性が写っており、

現在、隣の家で寝息を立てている男性、それが

写真に写った男である、

つまりタンスに入った物も全てがその男の所持品だと分かる。

「甲くん…私の甲くん…」

部屋の中で小さな笑みを浮かべる彼女。


その笑みはとても不気味な笑みであった。




時は変わって朝の7時頃。

小学生や中学生、高校生が自身の通う、学校に

登校する時間帯だ。

欠伸をしながら、歩く自分も今から高校に登校する

最中だ。

「ふあぁ…昨日はちょっと夜更かしし過ぎたかな…」

俺の名前は『浦賀 甲』ただの高校2年生だ、

現在、学校に登校中の至って真面目な学生だ。

「おはよう、甲くん」

背後から声が聞こえ、

笑顔を見せながら、挨拶をする女性。

「あぁ、おはよう、沙奈」

彼女は『黒井 沙奈』隣の家の幼馴染、

小さい頃からよく遊んでいて、今でもこうやって

一緒に学校に登校したりする。

「あれ?甲くん、目にクマが出来てない?

夜更かしは駄目だよ!」

そして、こうやって俺にお節介もしてくる、

ある意味、理想の幼馴染だ。

「いやな?課題の事を夜まですっかり忘れててさ、

急いで片付けたら、いつの間にか1時くらいで…」

「あれ程、課題は忘れないようにって言ったのに!」

頬を膨らませ、怒鳴りつけてくる。

仕方ないじゃないか、宗也が買い物があるとか言って

俺に付き合わされてたんだから、

因みに宗也とは俺の友人だ。

「大体、甲くんは少し生活が乱れて来てるよ!

昨日だって叔母さん達が居ないからって、

お夕飯をカップラーメンにしたり!」

”叔母さん”と言うのは俺の母親の事だ、

母親は仕事の都合でよく他の県なんかに行っている、

父親も同じだ。


ん?待て、なんで沙奈は俺の夕飯の事を知っている?

昨日、家に居たのは俺一人の筈だ、

それなのに…

「あっ!もうこんな時間!急がないと

学校に遅れちゃうよ!」

沙奈は腕時計を見てそう言う、

自分が付けている腕時計を見ると分針が10の位置にある

「おっと、じゃあ急がないとな!」

そう言って、俺たちは学校への足を速める

先程に浮かんだ疑問も忘れて…



教室のドアをスライドさせ、教室に入る

教室には大半の生徒がおり、友人と談笑したり、

授業の準備をしたりしている。

俺と沙奈は別のクラスの為、一人で教室の中に入り、

教室の後ろの方の自分の席へと鞄を置き、着席する。

「よっ!少し遅かったじゃん?どうしたんだ?」

前の席から声が聞こえ、その方へと顔を向ける

そこには茶髪のショートの男がいる、

こいつが先程言った友人の『小早川 宗也』

中学生からの付き合いであり、友人の一人だ

確か、なんかのカードゲームに入れ込んでいるらしい。

「別に…なんでもねぇよ」

「何だ?ひょっとして例の幼馴染と何かあったか?」

こいつはエスパーか。

「まぁ…そうだけど」

「やっぱ当たったか!俺の勘は当たるな〜」

一人で頷いている宗也を無視し、

鞄の中を探り、授業の為の道具を整理する。

「おはよう、浦賀君」

ふと、右隣の席から女性の声が聞こえ、そちらの方へと

体を向ける。

銀髪のロングの髪型の女性、彼女は『古谷 沢美』

最近、隣の席になりそれ以来、よく話をする仲だ

「あぁ、おはよう古谷さん」

朝の挨拶を交わし、今度こそ授業の準備を進めようとする。

「おいお〜い、無視すんなよ〜」

そう言って、宗也は首に腕を回してくる、

「やめい、暑苦しい」

「そう、釣れない事を言うなよ〜」

いくら教室ではクーラーが効いているからといって

そう近いと本気で暑苦しい。

「小早川君と浦賀君ってすごく仲が良いよね」

「こんな奴と仲が良いって言われても…」

凄く反応に困る言葉だ。


そんな事をやっているとチャイムが鳴り、教師が

教室に入ってくる、

結局、授業の準備は出来なかった。








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