用語・登場人物
用語、登場人物の簡単な紹介です。
本編の内容を含みますのでご注意下さいませ。
<登場人物>
・エステル 20才(主人公)
ある日突然、戦の神アデルによって勇者とされた娘。
・シルヴェスト・アングラード
エステルと共に魔王と戦ったパーティの内の一人。元騎士。
・イザベル
エステルと共に魔王と戦ったパーティの内の一人。聖女。
・ラウル
エステルと共に魔王と戦ったパーティの内の一人。賢者。
・シルフ(風の大精霊)
薄いグレーの艶やかな毛並みを持つ狼の姿を持ち、エステルと契約をしている大精霊。叡智を象徴とし、本来は穏やかな性格であるのだがシルヴェストとは相性が悪い。
・オンディーヌ(水の大精霊)
十二、三才ほどの美しい少女のような姿をしている。美しい水色の髪が特徴的。イザベルとアスフールと契約をしている。
・サラマンドラ(火の大精霊)
派手好きな性格で大は小を兼ねると思っているタイプ。シルヴェストと契約している。
・アルマン・ブランシャール(公爵)
金髪の優しげな初老の男性。夫人に先立たれている。
・カミーユ・ブランシャール 23才
アルマンの長男で次期公爵。少し下がった目元が良く似ているが、公爵とは違い表情が固く、眉間には皺が寄っている。思うところがあり、未婚を貫こうと思っている青年。
・ローラン
リキュロスの牡鹿の角亭で隣り合わせた青年。口髭が生えているのと、くすんだ鳶色の髪色のせいで老けた印象に見えるが、シルヴェストと変わらない年頃。
・アスフール
オンディーヌと契約をしている、水の神殿の大神官。薄いブルーの瞳が印象的な落ち着いた印象の優しげ初老の男性。
・ラズエル
迷いの森に住む、ハーフエルフの青年。女性よりも美しい容姿で、黒い艶のある髪を持つ。
・オルキス
蜂蜜の髪を持ち、人間離れした美しさを持つ。ラズエルの父で魔王から零れ落ちた良心の固まりのようなもの。元ハイエルフで現在はほとんど力を失い、妻の墓守をしている。
・セシル
オルキスの亡き妻。人間の身でありながら転生を経験するなど、普通の人間とは違うところのある女性だった。
<用語>
・リキュロス
王都隣の町。王都から近いこともあり、中々の発展を遂げている。
・デラン
水の都と呼ばれ、縦横無尽に走る水路によって繋がれた小さな島々によって構成された島。島の中心には水の大神殿がある。
・賢者の塔
白く輝き、天まで届くように見えるほど先の見えない高い塔。名前の通り、賢者と魔法使いたちが研究を重ねる場所であり、魔王を倒す旅を終えたラウルが暮らす。
・ロドリゲスの森
通称迷いの森とも呼ばれ、中に入るものを拒む森。普通の人間が入れない森の深部にはエルフの住まいがある。