レイディオ・スピリッツ・インヴィジブル ~ 見えない電波の霊のお話
高坂政宗はスマートフォンの不調に悩まされていた。理由あって一人暮らしをしている高校生にとってスマホの買い替えは容易ではない。そんな矢先にクラスではモブキャラな正宗にイベントへの誘いがかかる。渋る正宗だったが彼が密かに思う川角若葉が来ると聞いては話が別だ。なんとか会費を用意して参加することに決めた。
その晩、ひとりベッドで期待を振らませる正宗だったが彼の部屋に突然ワコと名乗る男の娘が現れる。彼曰く自分は電波に乗ってやって来た幽霊で、スマホの不調は彼が正宗に合図を送っていたからだったと言いだした。
正宗の思いを知るワコは彼を応援すると言っておせっかいを焼くものの、しかしイベントの場で正宗の失恋が確定してしまう。失意とともにその場から逃げ出した正宗を追って来たのはクラスではお姉さんキャラ的な鶴瀬みずほだった。
「私、見えちゃう人なんだ」
そう言った彼女はなぜかワコとも意気投合、こうして幽霊であるワコを中心に正宗とみずほの関係も徐々に接近していくのだった。
日常と非日常の間でほのぼのと進む青春ラブコメストーリー、本作ではモブキャラ正宗の視点でストーリーが進みます。1話1,000文字以内の制限の下、全10話10,000文字以内で完結する短編作品です。
その晩、ひとりベッドで期待を振らませる正宗だったが彼の部屋に突然ワコと名乗る男の娘が現れる。彼曰く自分は電波に乗ってやって来た幽霊で、スマホの不調は彼が正宗に合図を送っていたからだったと言いだした。
正宗の思いを知るワコは彼を応援すると言っておせっかいを焼くものの、しかしイベントの場で正宗の失恋が確定してしまう。失意とともにその場から逃げ出した正宗を追って来たのはクラスではお姉さんキャラ的な鶴瀬みずほだった。
「私、見えちゃう人なんだ」
そう言った彼女はなぜかワコとも意気投合、こうして幽霊であるワコを中心に正宗とみずほの関係も徐々に接近していくのだった。
日常と非日常の間でほのぼのと進む青春ラブコメストーリー、本作ではモブキャラ正宗の視点でストーリーが進みます。1話1,000文字以内の制限の下、全10話10,000文字以内で完結する短編作品です。