表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
憂愁の時  作者: 憂
3/8

抱きしめられた尊敬の気持ち

結婚した警察官は機動隊。男らしく頼りになる優しい、良き旦那さんと一男一女を授かり平凡な時を過ごしていました。

家の近くに大阪大学の寮がありました。

その寮に、当時の学生運動をしている人たちが、寮にたむろしていて、そのうちの一人とおしゃべりするようになりました。

その時わたしは30歳。

彼たちは”女の人は専業主婦ではなく、社会に出て活躍するべき”だと言ってて、私の中ではとても新鮮なことでありました。

長女の家庭教師をその方にお願いして、家に出入りするようになりました。

旦那さんは仕事柄二日に一回しか家には帰って来ず、そのうちにいろんな話をするようになり、彼に対する尊敬の気持ちが大きくなりました。

彼の口癖は、

”このままでいいの?”

”ほんとにこのままでいいの?”

と言われてて、自分で考えるようになったある日。

彼が忘れ物をして帰ったある日、夜それを撮りにきた時に玄関先でお酒を飲んでたせいもありますが、きつく抱きしめられました。

今まで生きてきた人生の中で自分は今まで何を考えて生きてきたんだろうと思うようになりました。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ