もう死んでもいいや
自分はもう、いつ死んでもいいや。
こんなにみんなに馬鹿にされ……
なにもできないと言われ……
塵しか産まないと蔑まされた
こんな自分でも……
生命を賭けて……
情熱を燃やして……
綴った小説が……
一次を抜け……二次を抜け……
最終選考に残り……
賞を取った……!!
賞を取って、形になった!!
情熱を、形として遺せた!!
だから……思い残す事はない。
他人が見たら
一作だけと思うかも知れないけれど
自分はこの一作に生命を捧げた
だから……
もう……
何時死んでもいいや。
……って、生き方が出来たら良いな。
生きざまは、見せつけるものか、遺すものか……