8 街だ仕事だ(3)
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「お仕事ください」
「あのね、子供は仕事できないの」
やっぱりそうなるよね。
いや、分かってはいたけど……。
「じゃあどうしたら良いですか?」
「ど、どうしたらって?」
「私には仕事がありません、親もいません、お金を貰う手段が無い子供です」
「え……」
いい感じだな。
「どうしたら良いですか?ここは仕事をくれるところと教えてもらいました」
「確かに冒険者の皆様にクエストとして仕事をしてもらっていますが……」
あと少し……。
「薬草取りでも何でも良いですから仕事をくれませんか?」
これだけすれば流石に冒険者にしませんとは言えないだろう……たぶん…………。
「ちょっと待ってってくださいね」
「はい!!」
嬉しさのあまりニコニコしながら返事をして待つ。
「おい、ガキが来るようなとこじゃねえ」
威圧には耐えれたが、産まれてから目に傷痕や口が割けてるような人とあったことがなかったリナはそちらの方で涙目だ。
アニメとリアルだと迫力違いすぎるよ。これだと魔物とかもっと怖いんじゃ……。
嫌な想像をしてしまいブルッと身体を震わせてしまった。
「怖くて声もでねえか?」
「え、ぃゃ……」
そら怖いよ!!日本人でも怖い顔のやつはいたけどここまでじゃなかったわ!!
そう思っていると――。
「何してるんですか!!」
タイミング良く、お姉さんが戻ってきた。
「いや、ここは子供が――」
「威圧するから怯えちゃってるじゃないですか!貴方だけとは言いませんが、そんなことしていると仕事無くなりますよ……」
仕事が無くなる?
「ただでさえ町の人は冒険者を怖がって皆がいないときにしか出さないから年々減って来ているんですよ!!」
回りの冒険者は明後日の方向見ていたりそそくさと出ていくもの、関係ないとクエストを見る者で別れた。
それから、お姉さんの小言が数分続いた。
「じゃあこっちでお話いよっか」
「う、うん」
ソファーと机があるとこに連れてきてもらい、回りから隠すように衝立もある。
「じゃあそこに座って」
「うん」
ソファーの沈む感覚が楽しくてついつい手で押して遊んでしまう。
「はい、これ飲んでいいよ」
「ありがとうございます」
お礼を言い果物のジュースを飲みながら話した。
「仕事の件だけど駄目だったのよ」
その後に、ごめんなさい、とつけ加えた。
「でもね、ギルドの調理場や床磨きをしてみて成長の見込みがあるなら雇うってギルド長が言ってたわよ」
一応、メイドとして習ってきたからそれなりのことは出来る。ならやってみる価値はあるな。
「わかりました。お願いします」
ペコリと綺麗なお礼をする。
「じゃあ今日はこれを着て働いてね。それと、まずお風呂に入ろっか」
「ッ!?」
これは無理だ。
絶対にばれる……。
「じゃあいこうね」
抱き上げられギルドが経営している、大浴場に連れていかれる。
「あれどこ行くのテルシェ?」
「お風呂よ」
「何でって言うかその子は?」
「見習いの受付ちゃんよ」
かわいいよね~、と言うがどう返せば良いのか分からず苦笑い状態だ。
「お風呂一人で入れるから!」
「子供が一人でなんて危ないでしょ?」
「まぁ、確かにそうだね」
暴れちゃダメよ、と言われるが、結局抵抗むなしく一緒に入ることになった。
「え……」
裸になればどうしても耳と尻尾は隠せず見せることになる。
「貴方、猫人族なの……」
どうしよう…………。
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