7 街だ仕事だ(2)
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「奴隷のステータスカード?」
「え?奴隷にステータスカードを持たせるような商人は滅多にいないんですけど……」
あっ、そっか、ステータスカードには写真とかないから種族の人間でしか判別できないのか。
「危険物ではなかったし入れることには問題ないだろ」
「いえ、この人物か犯罪者の場合がありますのでこちらで調べてみます」
「じゃあこの猫どうするよ?」
「私が面倒見ます」
え……。
服がない事もあるから仕方ないか。
「そうか、じゃあよろしくな」
抱き上げられて外門をくぐり中へ入ると道を塞ぐような人混みで気分が悪くなった。
いつの間にか眠ってしまったのか?
でもなんか頭がクラクラする。
「起きたみたいね」
「?」
声の主を探していると周りには同じ制服を着た女性やスーツに似ているような制服を着ている男性がいた。
「さっきも人が多くて意識失っていたけど人に慣れていないのかな?」
どこから……。
身体ごと反対に向くとさっきの女性が見下ろしていた。
「はい、カードとご飯」
「ニャ?」
布に包み直されたステータスカードが返され、器に熱を通した魚の身を解したものが出し、どこかへ行ってしまった。
美味しそう……。
一口食べると塩がかかってるのか、薄っすらと感じ取れて美味しかった。
ご飯も食べたことだしもう行くか。
ジャンプして受付のテーブルまで椅子や机を使い、登っていく。
「うわっ!?」
「どうしたんだ?」
ジャンプして受付のテーブルまで椅子や机を使い、登っていく。
「うわっ!?」
「どうしたんだ?」
登った瞬間と受付に来たのが同時過ぎて吃驚してしまったらしい。
カウンターから周りを見るとお酒に飲んだくれる物やトランプで賭け事をしているものがいたが煙草や煙管、パイプ、葉巻を吸うような人がいなかったのだ。
床に降り此処を出た外は、中よりも人が多い事に倒れそうになりながらもスラム街まで歩いていく。布しか巻いていない男女の子供がかけっこでもしてるのか走り回っている。
「はいタッチ!!じゃあ次はお前な!!」
やはり、かけっこをしていたらしく大通りには出ず、路地の方へ引き返しながら走っているので後を追ってみる。
子猫の身体だと追うのに苦労するがなんとか追い付きスラム街まで来れた。
「ん?」
「どうしたの?」
「いや、子猫がついて来てるから腹でも空かせてるのかと思って」
「子猫?」
そんな話し声が聞こえたのでついていくのもやめ、服になりそうなものを探す。
生気の無い目をしたものがほとんどで、子供や若い者がまだいきいきしている。
奥の方まで行くと倒壊寸前の廃墟があり、人の気配はない。
まぁ、こんなとこに人がいたらそれはそれで怖いけどね。
建物の中には子供服、おもちゃがあった。瓦礫の隙間からはどこの部位の骨かは分からないが人骨らしきものまである。
怖ッ!!
何でこんなもんまであんだよ!
ビビりすぎて、後ろに下がった拍子に足を縺れさせて転んでしまった。
早く服着て出よ。
「久々に人に戻った気分だな」
人に酔って気絶したり子供を必死に追いかけたりしたせいで、まだ昼過ぎくらいなのに一日働いたのと同等くらいの疲労感がある。
クローゼット入っていたおかげなのか埃がけっこう被っているのと細かいところが傷んでいるだけでその他問題ない。
埃を払い、服を来てそこらの布で頭巾にして川へ向かう。
「近くに川なんてあったかな?」
日本ように綺麗な川は一つもなくドブのように濁っている所が多かった。
「埃臭いのはやだしなー」
ていうか仕事を探そう!
冒険者になるのもありだけどそんなに強くないし年も六歳、見た目は女の子、そして幼女というのだ絶対に無理だろう。
でも行く価値はありそうだし行ってみよ。上手くいけば風呂代ぐらいは何とかなるかもしれないしな。
来た道を帰るように歩いて戻り、路地を出ると元の大通りに出れた。
「じゃあギルドに行くか」
猫と人だと高さの違いで転びそうになる。そうなりながらも歩いていくとギルドについた。
両手でドアを押して入る。猫のときは片方のドアが開いていたのだけれど今回は閉じられていたのだ。
「このドア少し重い」
「大丈夫かな」
「気にしなくて良いよ」
「で、でも……」
回りの囁き声が聞こえてきたけどそんなことを気にする余裕なんて無い。
あともう少しで開きそうなのだ。
「うんんん……んんんん!!」
ギギィィィ…………。
最後の方はドアの重みは無くなり楽に開けれた。
「わっ!?」
尻餅をついてしまったけど開け中に入ると、屈強な冒険者たちが目を大きく開きこちらを見ているのだ。
受付まで子供らしく走る。
「お姉さん」
「な、なにかな?」
苦笑いになってますよ?
「お仕事ください」
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