2 奴隷の一日(2)
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「リナは野菜を切っていてください」
「はい」
俺に指示を出すとサラさんは違う台にいる使用人に次々と指示を出していく。
「メイド長、あの方が予定より早くお見えになりました」
「もうですか……。その方の対応は私がしますので、厨房はお願いします」
「わかりました」
サラさんはメイド長でもあるので対応の難しい人が来たときや指示を出す姿はよく見るし、サラさんがいなくなれば――。
「リナ、もう少し綺麗に切れないの?それは旦那様と奥様、お嬢様が召し上がるものなのよ」
「すみませんでした」
これはポタージュにするものなんだが……。
そう思いながらも形を整えて切っていくがテンポが格段に遅くなった。そして俺の方を見ていたメイド達がこそこそと俺の悪口言う。
「……早く休憩欲しい」
またメイドがこちらに来て、遅いだの協調性がないなど言われ、最終的には奴隷だからと言うことでまとまった。
個人的には歳が六歳で身長が百三センチの低身長で踏み台がないと料理ができないというのもある。それでももう少し言い方というものは無いのだをうか……ッ!!
「ごめんなさいね、足が当たっちゃった見たい」
嘲笑しながらトレイを運んでいく。
結構危なかったなー。
包丁も一緒に落ちてきて、咄嗟に台に捕まったから包丁が顔に刺さることがなかった。
「何をしているのですか」
いつもの事だがその顔と声には侮蔑の色がる。
床に降り踏み台を戻すと、その上に登り手を洗って作業を続ける。
それから一時間程で終わり休憩が二十分もらえた。
この館の庭は広く大きな木が一本生えている。そこで休憩するのが俺の日課になっている。
「……おいで」
回りを確認してから憎悪や怨み、妬みといった負の感情を凝縮したような黒い炎が虚空から猫を象った者が現れた。
手招きをし、近くに来ると自分の体が黒い粒子になって吸い込まれる。
「にゃ~ん」
これになってお昼寝するのが一番何だよな。
二十分になる前にもとの姿に戻っていないといけない。だが、この姿は何故か気分が良くて人型になるのを躊躇ってしまう。
でもこの猫ってあの時助けようとして殺してしまった子だよな。
助けたときに力が入りすぎて首の骨を折ってしまったのだ。たぶんその猫の呪いかなにかだろう。
そして最近は爪の延びるスピードが早くなっていることと左腕と両足が日に日に微妙に変化していっている。
猫の姿になるのは良いけど毎度、服が一緒に取り込まれないのが問題だよな。
一時期は男だろうが女だろうが、見られて恥ずかしいという羞恥心が無かったが今ではどちらに見られても恥ずかしい……。
「――お別れで嬉しいわ」
「本当にね。あの顔をこれから見なくて済むなんてね」
首を上げて声のした方に向くと、メイド二人がこちらに向かって歩いてくる。
「サラさんも酷いことするよね~」
「だよね~。私ならあんなデブの奴隷商に売られるなら死んだ方がましだよ」
ゾワッと鳥肌が立ち気分が悪くなる。
「でも、リナにどんなことをしても良いなんて許可や売り飛ばす許可をどうやって貰うのかしらね」
「どうにかしてるんじゃない?」
あ~あ~俺、売られるのか……。
じゃあなんで悲しそうな顔をしていたのよくわからないな。だが、それが演技だと言われれば説明がつくが……そこんとこは聞いてみないとわからないんだよな。
「な、何あれ……?」
ん?
「さっきまで枯れてなかったよね!?」
「そ、それより……あの猫の変じゃない。何か見てるだけで恐いんだけど……」
木?
横を見るとなんということでしょう。さっきまで生い茂っていた木は、今や枯れ木のごとき力なく、当たれば簡単に腐り落ちそうです。
って、そんなこと言ってる場合じゃない!?メイド服がボロボロになってるし!?
そうこうしているうちにメイド達が館の方へ走って行く。
誰かを呼びに言ったみたいだ。
今のうちに自分部屋ある、予備のメイド服に着替えないと!
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