25 冬越し(3)
寒い……。
今は子猫状態だが自前の毛が全くと言っていいほど役に立たない。
「ニャー」
鳴いても温まるはずもなく、ただただ寒い。
火の近くに行き過ぎても、毛に燃え移ったら普通に死ぬので離れている。
やっぱ寒すぎる。
たぶん大丈夫だと思うが皮取ってくるか……。
皮をなめしたりするのは、前世も含めて初めてな事もあり上手くいってるか分からない。
だが分からないなりに、毛にダニやノミみたいなものが付いている可能性を考えて毛は軽く焼いている。
一瞬だけ人間に戻り、皮を持ってくる。
「寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い!」
寒いと連呼しながら皮だけでなく、干し肉も持ってきておいてあまり動かないように急いで用意する。
「切実に服が欲しい」
体感マイナスきっているとしか思えない寒さで自裸はキツイ……。
「はぁ、きてくれ」
最近は子猫になりっ放しなので呼ぶと直ぐに来てくれた。
まだましかな?
皮の中でこれなら春まで持つかもな。
最近は猫になったら真球を作って魔力操作の修行をし、魔力量を増やしている。
やっぱ上手く作るの難しい……。
丸く作るの行けるけど所々凹凸が目立つな。
でもなー削ろうとしたらゴッソリ削れるんだよなー。
魔力操作が上手ければ削ることも思うように削れる。
それでも練習し続け魔力切れによりダウンした。
奥に焚火もう一個作ったら暖かくなるか?
焚火に絶やさず薪をくべているので湿気はましになっているが煙がこもってしまい体中煙臭いのが悲しい。
奥には燻製肉や燻製した魚、出来てるか分からない鞣した皮、薪などを置いる。滝も近いのでカビが発生しないよう気を付けてはいるが、それも時間の問題。
でも薪の消費も増えるしな……。
食べ物尽きたら死ぬのは俺だし作るか。
薪はまた作りに行けばいいと思い人の姿に戻りテキパキと作っていく。
これ以上煙るのもごめんなので、入口の上にあいていた穴を回復している魔力で大きくしておく。
「だるい~しんどい~もう寝よ……」
そんな風に魔力操作の練習、薪作り毎日していたらだんだんと暖かくなってきた。
春はもうすぐそこまで来ている。
短くてすみません!
__| ̄|○スイマセン _| ̄|○))ユルシテクダサイ _|\○_ コノトオリデス




