22 一時的住居(2)
暖まっている間に日が暮れてきた。
今日の成果は洞窟を見つけた事だろう。
「でも結構小さかったし魔力回復したら、道を作るのと内部拡張していくしかないか……」
動体視力が良かったこともあり魚は何とか取れた。
温めてる間に焼けた魚を食べ、猫の姿に戻り寝る。
起きてからはご飯を取る前に枝集めをする。
次は小さい生簀を作って何匹か捕まえては入れていき、火をつけて一匹だけ焼くことにする。
「こんくらいでいいだろ」
朝食をすませて洞窟までの道を作ったり拡張したりを続けてると1ヵ月たっていた。
「1ヶ月で完全に道が完成したな」
部屋の拡張は出来なかったが尖った石とかの除去はできた。
後は魔法の練習だ!!
「土よ纏え、想いし形に、想いし力に【土衣】」
最初使った時は一瞬で霧散してい待っていたが、今は魔力が増えたおかげで霧散する事は無い。
だが服の形に持っていくことが難しく、波打ったり穴が開いていたりと、不安定な状態だった。
「う~ん?」
上手く服の形にならない……。
先にイメージを正確にすることもしておかないと無駄に魔力を使うしな。
「よし、いったんここまでにしてご飯にしよ」
魚だけも飽きてきて山菜を取ってきた事もあったが毒キノコを食べてから山菜には手を出さないようにしている。
その時は腹痛だけで済んだ。
「午後にでも肉取りに行くのもいいけど……やっぱ練習するか」
たまに猫の姿で索敵して猪や鹿の狩りをしている。
まあ一人で食べるから一匹狩れれば大量の肉が手に入り腐らしそうになる。
ていうか一回腐らした。
「食ったし早速練習」
「形を成して形ありし物【造形】」
近くに落ちていた岩をリンゴの形にしていく。
「うん、酷い……」
作ってみた物のデコボコで丸にすらなってない。
「これは服より先にこっちの練習だ」
1週間は丸の練習、2週間は四角形の練習 三週間は三角の練習、そして4週間目にして果物や他の形に持っていく3ヵ月続けているうちにいろんな形にできるようになった。
「今日は薔薇にでもしようかな」
一枚一枚作っていき、数分もあれば一輪完成できるようになっていた。
「髪の毛邪魔になって来たな」
切る道具もないし放置していたら髪の長さが足首まである。
「早く服着て街を目指さないとな……」
ここまで頑張ったのだからうまくできてほしい。
「土よ纏え、想いし形に、想いし力に【土衣】」
波打ったり穴が開いてることはなく細かい細工はまだ出来ないがシンプルな服ができた。
「準備のため動物でも狩りに行きますか!」




