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どうしましょー
お空の国の事件が耳に入りました。
「なんてっこった、なんてっこった、なんてっこったー」
お姫様は泡汗をたくさん浮かべます。
「あららー困りましたわねー」
夜の国でもみんながそう思いました。
「お空の国にお嫁にいけなーい」
誰もがその事を心配しました。
夜の国ではお姫様が生まれたらお空の国のお嫁になっていました。
先祖代々守られてきたしきたりは一回だけできなかったのです。
ある事柄が原因なのでこの時とは違うですが。
できなかった結果は2度と味わいたくない出来事が起きました。