表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界に行きませんか?  作者: 罪深き狩人
6/19

コボルト

「ワァオーーン!」

 狼の鳴き声が聴こえ振り返ると二足歩行の狼がいた。

「<鑑定>」

コボルト:130cm~150cm基本的に武器を持ち集団で移動している。二足歩行で歩く。場合によって四足歩行。武器の扱いは素人より少し扱える位。素早さの基準値が高い。


「マジかよ」

 コボルト一匹だったのはいいけど、強さがどれくらいかわからない。しかも、素早さが高いってかなり厄介なステータスだよ。素早さが高いってことは逃げられないな~(現実逃避)。コボルトはボロボロだが鉄の剣を持っている。それに比べ俺は、木で作った武器だから、防ごうとしたら武器ごと斬られる。ステータス以前に武器の性能の差が激しい。

 コボルトはその場で左右ステップを踏んでる。いままでゴブリンと戦っていたから、コボルトの動きが予想しにくい。コボルトが左右にステップを踏むと見せかけ、目の前にくる。剣を降り下ろしてくるが、ギリギリのどこで剣の側面を突き剣の軌道をずらすし、かわす。コボルトは流れるような動きで攻撃を加えてくる。それの側面を突く、側面を突く、側面を突く、側面を突く、の繰り返しで防戦一方だ。今ここで魔法を使おうとして、どんな影響があるかわからない。魔法についてあまり考えていなかった失敗がここにきて出てきた。だが、今重要なのはこの状態を切り抜けることだ。コボルトは流れるような攻撃の中左右にステップを踏んでいる。脚の動きを見て次の攻撃のパターンがわかる。右脚、左脚、右脚、左脚、右脚、左脚、右脚で地面を踏む瞬間脚払いをかける。倒れたところに武器を刺す。しかし、コボルトの素早い動きで腹部を刺すだけで体勢を立て直した。また、コボルト特有のステップを踏む。右脚、左脚、右脚、左脚、右脚、左脚、また右脚で地面を踏む瞬間脚払いをかける。しかし、コボルトはそれを待っていた。脚払いをかける瞬間コボルトが飛んだ。そのまま脚を斬られる。幸いキズは浅い。しかし、脚払いの手はもう使えない。引っ掛かるかどうかわからないがゴブリンに使った草結びを使うことにする。少し少し草むらに誘い込む。コボルトが右脚、左脚、右脚、左脚、右脚、左脚、右脚で地面を踏む瞬間脚払いをすると見せかけ、後ろに飛ぶ。コボルトは脚払いをかけてくると思い飛ぶがそこに俺はいない。コボルトが俺を追いかける。コボルトが近づき俺に武器を降り下ろしてくる直前。

「<草結び>」

 コボルトはいきなり自分の脚に草が結ばれ、武器を降り下ろす直前だったので、そのまま転ぶ。それを固定するために手足を地面に縫い付ける。

「<草結び>」

コボルトが動こうとするがなかなか動けないところに喉を狙い武器を刺す。コボルトは断末魔をあげる暇なく死んだ。そのままステータスを確認する。

「ステータスオープン」


《ステータス》

レベル:4

体力:48 /60

魔力:35 /35

物理攻撃力:27

物理防御力:32

魔法攻撃力:22

魔法防御力:22

素早さ:27

運:40

《スキル》

<簡単レベルアップ> <簡単習得術> <女性耐性> <鑑定> <体術> <痛感耐性> <精神耐性> <高速思考> <並立思考> <高速移動> 

 

 《魔法》

<イベントリー> <無属性>


《回復魔法》

<ヒール>


 《称号》

<ぼっち> <神に遊ばれたもの> <転生者>


 《加護》

<神の特典>


 さすがに変化はないか。コボルトが持っていた武器を拾いそのまま洞窟に帰るか。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ