die
彼は暗闇の中を歩いていた。
何故そうなったのかは長くなるので割愛するが、彼は暗い森の中を懐中電灯一本で歩いていた。
何かに焦っているのか彼の歩みはだんだんと速くなる。後ろから何か音がした。彼は振り返らないが確かに何者かの足音である。彼は死に物狂いで走り森の出口を探した。しかしいくら走っても森から出ることができない。何者かの足音はだんだんと早く大きくなっていく。彼が後ろを振り向くと・・・
彼は目を覚ました。彼の寝間着は汗で湿っている。彼は汗をタオルで拭きながら夢のことを思い返した。
彼はその夢を数週間前からほぼ毎日見ている。彼はその悪夢を日頃のストレスのせいだと思っていた。彼は朝食にいつもトーストを焼く。彼は毎日同じようなニュースを見ながら朝食をとり、会社へと赴くのだ。
今日は週末で会社は休みであった。彼がいつものように朝食をとっていると、彼の携帯電話がなった。それは彼の友人からであった。今夜友人たちと森で肝試しをしよう、そんな内容であった。その森は小学生のころに友人たちとよく遊んだ思い出深い森であった。彼は少し嫌な予感がして初めは断ったが、最終的には承諾した。彼は押しに弱かった。
深夜12時の空はとても暗く今にもドロリと垂れてきそうだった。肝試しの内容は大体こうであった。森を抜けて、あらかじめ神社に用意しておいた石を持ち帰る、参加者は一人一人10分ごとに森へと入る。彼は一番最後であった。深夜12時に集合してから色々雑談をしていたこともあってか、彼が森へ入るころには深夜の1時を過ぎていた。彼は懐中電灯を持ち、恐る恐る森へと入っていった。毎夜見るあの悪夢を思い出し彼の歩みはだんだんと速くなる。後ろから何か音がした。彼は振り返らないが確かに何者かの足音である。彼は死に物狂いで森の出口を探した。しかしいくら走っても森から出ることができない。何者かの足音はだんだんと早く大きくなっていく。彼が後ろを振り向くと・・・
彼は目を覚ました。




