無題
曇り空の昼過ぎ
朝から閉めたままの
窓を僕は開け
重みを帯びた空気に
僕の心は沈みかけた
ふと耳を澄ますと
曇り空の向こう側
飛行機だろうか
何処からか
「グォーン、グォーン」
と聴こえてくる
徐々に近づくそれは
次第に耳鳴りの様に
僕に襲いかかった
それはまるで空襲の様で
僕は目を閉じ耳を塞いだ
微かに聴こえる音の向こう
僕はアフリカに居た
僕は中東に居た
数十秒で通り過ぎた音の中で
彼らは確かに生きていた
それは幻聴でもなく
ましてや幻想でも無かった
皆さん、お久しぶりです。黒胡麻です。
保存してあったデータが全て消えてしまい
1ヶ月程活動を休止していました。
この詩は偽善であり願望です。
ですが、何かを感じてくれれば幸いです。
この詩は題名をつけてはいけないと
感じたのでつけていません。