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不確定な僕ら  作者: xjw
7/10

裕二

 私…、羊は思った。

 私は本当に裕二のことが好きなの?それとも、みんなが言う不思議な力のせい?

 でも、きっかけなんてどうでもいい。裕二が好き。それは事実。はじめて好きになった男の子…。


 僕は加奈とデートしていた。

「キスしたいな」

 加奈が言った。

「いいよ」

 僕は軽く答えた。

 歩きはじめた僕らを、女子生徒が阻んだ。

 羊だ。

「私、裕二のことが好き!」

「えっ?」

 僕と加奈が同時につぶやいた。

「今日はダメ。裕二は今日、私とデートするんだから」

「そういうこと。ゴメンね」

 僕らは行こうとした。

「私、絶対諦めないから!」

 言葉の凄みに一瞬僕らは歩みを止めたが、すぐにまた歩きはじめた。


 ケータイの写真を見ていた。

 裕二の写真。

 唯と加奈は、わけのわからない力に振りまわされてるだけ。でも、私は違う。…最初はそうだったとしても、今は違う。裕二のことがホントに好き。

 羊は飽きもせず、裕二の写真を眺めていた。


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