表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/22

ブスと学校と世紀末Ⅱ

「オラオラオラ! 美少女出てこいや!」

「ブスの恨みを思い知れ!」

 校庭で暴れまわるブスたちは教師たちと後から駆け付けた警察を適当にブチまわしてから、校舎にいる小学生たちに向かって叫びます。大人げないとか突っ込んではいけません。童心を忘れないと思ってあげましょう。

 しばらくするとコンコルドに乗ったお婆さんが空から降ってきました。

 天災のような存在なので、校舎内にいたツンデレラは驚きません。

 が、それ以外の児童とブスたちは驚愕の表情を浮かべていました。

「こ、このババア……ただもんじゃねえな」

「これなら出来るッ! ブスのブスによるブスのための帝国がッ!」

「何あのババア、きもーい」

「空から登場とか許されるの、幼稚園児までだよね」

 最後の二つは小学生女子の感想。

「ぐふふ、世紀の美女ババゴゲロ二十七世参上じゃ! どれ、ワシの美技を披露しようかの」

 お婆さんは気合を拳に込めます。

「ちょいさー!」

 微妙な掛け声とともに音速を超える速さで右の拳を前に突き出すと、体育館が木端微塵に砕け散ります。

 小学生たちが泣き出しました。

 校長室に隠れている校長先生は涙目です。

 同じく校長室に閉じこもっている教育委員会の先生も涙目です。

「ぐへへ、ワシの美技に見惚れて泣き出すとは愛いヤツよの。どれ、ワシが調教……もとい、いい子いい子してやろうではないか」

 よだれを垂らしながら校舎へと入っていくお婆さん。

「待ちなさい!」

 お婆さんの暴挙を止めるべく、鋭い声が響きました。

 その声は凛として、曇りなく。

 紛れもない、ツンデレラのものでした。

「それ以上の愚行は許さないわ」

こんばんは、星見です。

ツンデレラ登場。お婆さんの暴挙を止めることが出来るのか?


ではまた次回お会いできることを祈りつつ……

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ