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ブスと学校と世紀末

 お婆さんがツンデレラの部屋に入って最初に見たものは一つのノートパソコンでした。

 それは

「あら、お婆さん。ようやく来たのね。随分乱暴ですのね? ここはゴリラの運動会場ではなくてよ」

 と喋っています。

 あらかじめ会話を予測して録音しておいたものです。

 それを見たお婆さんは青筋を立てていました。

「ぐぬぬ、クソガキめ。この世界一の美女を謀るとは不埒にもほどがある! ならば! ワシはブスと共同戦線を張り、貴様をブス地獄に叩き落としてくれるわ!」

 キレたお婆さんは光速で屋敷から退散しました。



 お婆さんはブスの拠点に戻り、長身痩躯のブスと協議します。

 まずはツンデレラの居場所を突き止めようということになりました。

 平日の昼間ということで、普通は学校にいるでしょう。

 それを考えずに突撃して跳ね飛ばされた関東竜胆会の若衆は本当にご愁傷様としか言えません。

 そして、ブスたちは学校を直接襲撃することにしました。

「ぐふふ、ツンデレラ。待っておれ。貴様にブスの洗礼を施そう。さあ、一緒にブスへと堕ちていくのだ!」

 もはやお婆さんは立派なブケファロスの一員です。

 ブスのブスによるブスのための社会を形成するために、お婆さんは全力投球でした。いらんことに全力を出すなとかいう突っ込みは野暮です。いらんことだからこそのトルネード投法並みの全力投球なのです。お婆さんにとっては。

「ヒャッハー! ブケファロス参上!」

 ブスたちが鉄パイプで校門を破壊し、ハーレーに乗った幹部クラスのブスたちが校庭に侵入します。

 止めに来た教師たちを瞬く間に集団でタコ殴りにして、首にロープをかけて引き回します。

 学校はすぐに世紀末になりました。


こんばんは、星見です。

最近過ごしやすくなり、ほっとしています。といっても、昼は暑いですが。


今回も回想編?です。


ではまた次回お会いできることを祈りつつ……

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