二羽
…チノ分が足りない!
「いや、本人を抱きしめながら言うなよ」足りない物は足りないのだ!具体的には保健室でイチャイチャしたい。
「レイジ先輩~、チノちゃん次体育なんです~。」
…アイリちゃんは相変わらず間延びしたしゃべり方だね。
「先生に~直すように言われてるんですけどね~」
「治らないと思うぜ。」
バッカスは正直だな。
…ご馳走様でした。
「ご馳走様でした。」
終わりました…チノに食べさせてもらうのが…はぁまた当分お別れか…
「君は本当に残念だね。」
…なにがだ?エルウィン。
「言動が、一応英雄なんだよ君。」
…どーでも良いな。
ボソッ(何でこれが一番大きいファンクラブを持てるんだ。)
(さぁな?)
…なんか言った?
「いや何でもないよ。」
「何でもねぇよ」
いやなんか言ったろ…答えないだろうから良いけど…
…次何だっけ?
「戦術論」
…保険室に行ってくる。
「させるか!」
…嫌だ!勇者が絡んでくる!
五月蝿いんだよあいつ弱いのに何度も何度も…
「僕だって我慢してるんだから」
「しゃーねーだろ軽く捻れよ。」
…弱すぎて手加減するのが大変なんだよ。
…大体何で俺に関わって来るかなー彼氏といちゃついてろよ…大体途中から彼氏とかも参加してきて結局一対多数だし!
「あー確かにな、しかもそれでも勝てねぇし。」
バッカスが頭を掻きながら言うと…
「まぁそう言っても乱入したら後で先生に補習喰らってるじゃないか。」
…知らんよ、怒られても来るとか、マゾなの?バカなの?シぬの?
「先輩時間です、離して欲しいです。」
一応、学校ではチノに先輩と呼ばせているいいよね先輩!
「では先輩頑張ってください。」
仕方ない午後の授業は頑張るか。
で教室に来たは良いが…
「レイジ、ボクと勝負だ!」
…殺して良い?
「嫌まずいだろ。」
バッカス何焦ってんのバカ女が一人消えるだけだよ?
「あらあら~人殺しは分からないようにやらないと~」
確かにその通りだねマリアベル。
「わたくし、余り血を見たくありませんわレイジ。」
俺は見たいんです。
「勇者もしつこいね…」
どうにかしてくれエルウィン。
「フ…俺の魔眼が疼きやがるぜ!」
ナイト君は平常運転ですね…。
「俺達が怖いんだろ。」
…いや、何人居ようが雑魚は雑魚だよリュウノスケ。
…大体怖いもクソも君ら負け越してるからね、俺独りに。
「うるせえ、今日は勝つんだよ」
揃いも揃ってウザイカップルだな…
「あらあら、私たちも参加して良いのかしら~」
バッカスが魔法剣で俺が剣マリアベルが鎌で前衛そしてエルウィンが銃でシルヴィアがヒーラーでナイトが攻撃魔法と…
対する勇者は…リュウノスケは騎士で陽菜は勇者であとは賢者と白魔導師と槍術士とシーフと黒魔導師と剣士と格闘家と弓兵だったかな。
これだけの人数差なのでぱっと見リンチである。
全員レベルが低い。
レベル500眼最大な世界で大半が100も超えるのがやっととか…。
チノがレベル400代なので多分チノでも独りで全滅出来るな。
ちなみに普通の冒険者は大体平均150くらい凄い人で300くらい。
300あればギルドでSになれる。
まぁファンタジーの例に漏れずSとAはギルドからの特別クエストが来ることがあるが…朝の新しい世界に行けとか。
だが勇者は世界の危機に対して貰うためそう言うのは免除されている。
らしい。
…かわいそうだろマリアベル
「うふふ~そうですね~」
楽しそうだな~と言うかだから羽黒いんじゃないか?
「何だと、カラス!」
マリアベルの額に青筋が…
「レイジ止めねぇの?」
…じゃあ止めれば?
「いや、無理でしょ。」
…まぁガンナーじゃね~。
「いや魔法剣士でもきついつっーの!」
…じゃあシルヴィアは?
「吸血鬼は野蛮な事は致しません!」
シルヴィアが無い胸を反らしてふん!としている。
…あっそ。
反らしても無い物は無い、マリアベルは巨乳で敗北、と言うかチノにすら負けたらしい。
「オイ、落ち着けマリアベル流石に死んじまう。」
いつの間にかマリアベルがリュウノスケのマウントを取っていてバッカスが羽交い締めにして勇者が剣を抜きエルウィンが銃を抜いてシルヴィアが気絶してた…
大丈夫かこのクラス?
レイジはカンスト
チノは400代
レイジパーティーは300代
他の生徒は100から150くらい
勇者は100無い
勇者は地球以外の世界に行ったことが有りません。
勇者パーティーはリュウノスケ以外は有力者の子供なのでそんなに高くない。
必然的に勇者パーティーは学年再弱!人数は最多!と言う状態