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エピローグ メスブタたちよ宙(そら)を覆え

大日本帝国が、世界を、人類を平らげるまでそう時間は掛からなかった。オルゴンは人類が扱うには過ぎた力であったのだ。余りにも強大な玩具を手に入れた米ソ二つの大国はその力の前にズブリする誘惑に勝てなかった。


 世界的な植民地独立運動と国際エロリスト集団、60年代から相次いだオルゴナイト発電所の大規模事故、男の娘の増大、純粋な自国民から生まれるメスブタ、メスブタを恐れる余り抑圧を続けて来たツケである性の大爆発。


 その陰には軽武装・重エロスの国是の元、食糧・資源・労働力エロの三本柱で全方位善隣外交と言う名の蝙蝠を続ける国があった。


 徐々に変わっていく恐怖、人々は恐怖にかられ、いがみ合い、中東、アフリカ、そして東欧でも思想の人種思想の違いで安全安価な核()を使用し、その度にどスケベになっていった。


 本来であれば世界の警察として君臨する筈のアメリカは、史実に於いてのベトナムでの泥沼の代わりに、人種問題(メスブタ含む)・反エロ規制・百万単位の傷痍軍人(異常性癖を刻まれた悲しき男たち)・日本本土で吹っ飛んだ陸海軍再建と問題が山積し動くに動けず、エロと核()の拡散に歯止めを掛けられないでいた。


 故に70年代の終わり、ソ連邦が核(どスケベ爆弾)を乱射しながら欧州に雪崩れ込んだのは歴史的必然であった。既にウラル山脈の向こう側では人口に対するメスブタ割合が7割に達した以上、ソ連の青少年を守るには、メスブタを欧州に押し付ける場所にする必要があったのだ。


 その結果として欧州に奇妙な旗(スワチカとダビデの星とSPQRで赤白青の)が翻るのを世界は目撃する。20年と少しの時を超え、世界の裏でねじくれ曲がって混ざりあった者たちが戻ってきたのだ。


 ケモ率30から60の概ねイケるレベルの獣マンの充満した土地が核()の爆発により置換され、送られた者は向こうで貪られ、戻ったケモは赤き津波に猛然とヘコヘコし遂にはモスクワに到達した。


 そして対立相手の唐突な消滅、ヒトラーを名乗る妊婦に跨られるプレジネフの映像に合衆国が混乱する中世界は更に壊れた。


 後の世に言う「メスブタの日」の到来がきたのだ。世界的混乱の為、詳しくは分かってはいないのであるが、それはケモメスブタに占領されたソ連の核()備蓄の一斉爆発により始まったとされている。


 断片的な情報によれば、世界中でのメスブタ発生と集団乱交、アジアでは清帝国のインド侵攻と東南アジア諸国のオーストラリア奇襲、太平洋全域の通信途絶、中東へのケモ侵入、エチオピア帝国によるアフリカ核()乱打と褐色おねえいさんショック、南米ではナチス残党と日系人による組織立った大暴動スケベそれに合わせた様なアマゾンからの裸人襲来、ハワイ太平洋艦隊司令部壊滅、アメリカ西海岸では大艦隊の襲来と謎の軍隊の上陸がほぼ同時に発生したとされる。


 確かな事は一連の混乱が過ぎ去った時、パンパンヘコヘコ、イグゥ―!ヤメテ―、オラだせ!やれだせ!ママにしろ!の声が木霊する瓦礫の中に日章旗が翻っていたと言う事、ホモサピエンスの時代は終わったと言う事である。


 「ホモエロス」


 ヤマトコシフリメスブタと名乗っていた彼女達、彼女らの構成する大日本帝国は全てを置き換え地球の覇者に君臨したのだ。世界の全てを貢がれた現人神はゲッソリしているが。




 


 そして遥かな未来で


 それは星々を渡り命食いつくす最悪であった。その最悪が犯されている。間抜けな探索者、偶々FTL航行に至っただけの矮小な生命、それらは最悪が獲物を捕らえる為に擬態ししていた惑星全てに検閲を突き立てたのだ。比喩ではない!粘液で濡れたキチン質の壁、襲い来る捻じれた捕食者、正気を削る毒電波を撒き散らす構造物に彼らは腰を振る!


 (♡!???????????!!!!!!!!♡♡♡♡♡!!!!!!♡~!!!)


 そして最悪は脅威と共に感じたのだ!オーガニズムの気配を!ある筈の無い器官が神経が精神が急速に構築される!犯される喜び!孕む喜び!いく!いっちゃう!


 遠く嘗て在りし文明の残骸に眠る女神は無限の夢の中でそれを観測していた。彼女の意識は無数に別れ数々の痴態を同時に観測していた。


 生命を根絶した筈の機械惑星の中心で管理AIが01信号の喘ぎ声を上げている。そこには拡張され愛液を垂らす情報端末用のスリットを犯す彼らがいた。機械は持ちうる全てのい手段で検閲を切り取ろうとするがオルゴンをまとった全能の検閲はそれを許さない。((有機生命の子供できちゃう~!))殺戮機械は注がれる検閲情報ミームに雌になった。


 惑星全土に構築された大深度要塞網が惑星その物より大きいオルゴンの検閲に飲み込まれた。最後までエロを嫌がったお堅い哺乳類の軍事国家は幾多の星系と同じく惑星級検閲による産み直しを受けているのだ。体が精神が理性が文明が融解する。新しく生まれる生命はどスケベになるだろう。


 女神の無限の視野には数多の痴態と生命の開花が溢れる。その光景に女神は最早失った筈の肩がぶるりと震えた。現実領域では失われた子宮が疼き、検閲がいきり立つ、雌雄どちらの特徴を持つ女神は確かに興奮している。


 もしかしてもしかしたら、この急速に繁殖し花開く生命は自分を自分すらも性の対象にするのでは?自分を組みしき検閲しその上自分の子さえ産もうというのでは?女神は陶然としてその時を待つ。


 10億の時、たったそれだけで生命つまりホモエロスは女神の前にたった。ホモエロスばかりではない。彼らとのFOXにてオルゴンで一体となった数多の銀河の生命がそこには存在していた。数多の銀河である、生命は天の川銀河を超え、次の銀河にその次の銀河に時を距離を光速を遥かに銀河団をさらに隣の銀河団を銀河群!超銀河団!グレートウォールの先へ!憧れと性欲は止めれらねぇんだ!


 女神も最早嘗ての姿ではない。暗黒物質の乳は豊満にクェーサー粒子のケツはデカく熟れていた。彼女は孕みごろなのだ。


 その後に起こったことは語るまでも無い。何時もの事、そうFOXが行われたたのだ。


 超々超超超恒河沙阿僧祇那由他不可思議無量大数FOX!激突するオスとメスはそのパンパンにより冷えいく宇宙を熱くする!エントロピーは逆転する!


 一突きごとに宇宙は爆縮し拡張する!そして神々は同時に絶頂した!これこそがビックバンの真実!宇宙は何度も循環し無数の子宇宙が産声を上げる!おめでとうおめでとう!人類は生命は遂に辿りついたのだ!そしてその先端!卵子に飛び込む精子の頂点にあるモノこそ!




 


 那由多の彼方にて


 「でっ僕が此処にいるわけだ。分かったかな」


 「「「「「?????????」」」」」


 ?が飛んでいた。ここはそうあの世とでも言おうか、無数に生まれた宇宙と宇宙を繋ぐ場所である。?を出しているのは下位宇宙に送られる「情報ミーム」魂と呼ばれるだろう存在である。


 「つまりね。高位次元にまで辿り着いた大馬鹿者のやらかしで、下位宇宙が無数に存在する事になったのだよ。そこで君たちだ。このやらかしの転換点は僕の時代から始まるのだが、これ以上のやらかしが発生する前に別の情報で上書きしようと言う事だ。僕も後で知ったのだが上位世界にいる「神々」はどこかの駄女神と違い意外と真面目でね。宇宙の可能性がどスケベなんぞと言う物に染まって欲しくはないと抗議してきたんだよ。とっくの昔に肉体を失った僕を叩き起こしてね」


 「「??????」」」


 「それが何の関係がと言う顔だね。大いに関係がある。君たちはどの様な頓智気でも起こして良いので下位宇宙の転換点を書き換えて欲しい。その為に他の上位宇宙から召喚されたのだ。」


 「「「!!!!!!!!」」」」


 「文句は後でだ!僕だって酷い目にあったんだ!同類がいたって言い筈だ!そうだとも!そうでなければいけない!不公平は良くない!ではいけ我が精鋭たちよ!世に頓智気の在らん事を!」


 「「「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」」」」



 大乱行パシフィックウォーズ (こんどこそ)完






 おまけ 邪神さんピザのお届けです


 注意!この後流れる映像はあくまで仮の物で、コズミックファイトを正気を失わない為の処置になります。


 ピンポーン 茹だる様な暑さのその日、自宅の四畳半で寝転がっていた邪神は目をさました。


 一体いつから眠っていたのだろうか?あの忌々しい女神から逃げ傷を癒しにいたこの次元は意外と居心地が良いのでツイツイ長いしている。


 「そうだ、、、今日はメンドイからピザ頼んだんだった。ふぁ~あ、僕も物臭になったねぇ、それもここが楽だからいけない。あちぃけど」


 そう言いながら邪神(眼鏡ぼさぼさ頭、巨乳ノーメイクTシャツ下パンツ)はいそいそとズボン(ジャージ)を履き、小銭いれ(がま口)を持って築40年の安アパートの一室の扉を開けた。


 「は~い。ご苦労さん!いくらだっ…うげぇ…!!!」


 そして腹パンを見事に食らった。邪神はものの見事に吹っ飛び万年布団の横の漫画に山に激突して止まった。


 「なにを…なにをするんだいきみぃ…僕ぁ殴られる様な事は…」


 「しましたよね?」


 「はい。しました」


 邪神はそう答えざるを得なかった。だって怖いから、自分に腹パンかました相手は今の自分では逆立ちしたって敵いそうにない相手、無数の生命の信仰を受けた女神?いや神?気持ち悪くなる位無数の可能性があって形が定まってない!


 「なんの御用でしょうか?僕も暇じゃないんで時間は無いんだ、後でにしない?」


 「大丈夫です。お時間は取らせません。ほ~んの一兆年くらいです」


 「ははは…一兆年は長いなぁ…で、なにするの?」


 「ナニです」


 そう言うと女神?は腹を抑えて蹲る邪神を転がし、そのイモジャージに手を掛けた。


 「止めたまぇ!止めたまえ!僕ぁそういう趣味は無い!第一僕には性別は無い!生殖器は無い!どうやってすると言うんだい君は!」


 「私にはどっちもあります!あらゆる生殖器があるのが今の私!成せばなる!やれば出来る!ヤラセロ!どっちが上だか分からせてやる!!!」


 「平衡世界に逃げ…!!!あああああ!!!!!こいつ何処にでもいる!!!!」


 「逃がすと思うかぁ!!!!そ~れズップリ!!!!」


 「犯されるぅ~!!!!永山ぁ!!!!助けろ助けろ永山!!!田中くぅ~ん!!相棒の危機だぞ!!!!」


 「馬鹿め!そいつ等はもう犯したわ!!」


 「いやぁ!!!!!寝取られまでされた!!!!!!助けは助けはないんですか!!!幾つか世界を滅ぼしたただけですよ!!!」


 「ねぇよ馬鹿!!!!死ね!!!イき死ね!存在抹消アクメ食らえ!!!今後は検閲邪神名乗れ!!!信者に無様おほ顔見せろ!!!!」


 「あひぃぃぃーーーーーーーーーーー!!!!コズミック検閲しちゃぅ!!!!!僕のブラックホールが事象平面受精しちゃぅのーーーーーー!!!!!」



 検閲の文字ばかりのアホ話にお付き合いいただき有難うございます。エロス大目の物が見たい方はノクターンへどうぞ。


 しかし矢張り私に下品は出来てもエロは無理ですね。それが身に沁みました。今後は暫く小話と言うか考えていたネタ投稿をしたいと考えております。

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