大・乱・行
こうして罠は閉じた。閉ざされた列島、閉ざされた大東亜どスケベ圏。
この何度目かの前代未聞の頓智気現象を前にして、連合構成国は責任の所在を巡り争う事しか出来ず、国内から噴き出る批判の嵐を前にして一斉に一国をガン見し「「おいお前!どうしてくれんだクルルァ!責任とれやぁ!!」」と叫んだ。
叫ばれたのは勿論、連合国の盟主にして、他の国家と同じく国内から溢れ出す非難の前にあっぷあっぷの合衆国と大統領であった。日本本土進攻をゴリ押したの彼なのだ。
だが合衆国に何が出来よう?どの様に言い訳しても、どの様な対処を試みても大東亜を覆う頓智気スクリーンは破れず、ただ日々と予算だけが浪費されていくだけであった。
なにより合衆国にしても今回の事態は痛すぎる損害であった。真珠湾をボディブローだとするならば今回の被害はレバーに思いっきり食らった感じだ。流石に息が出来ず激痛に悶えるしか出来ない。
大統領は比喩的に百万と言ったが正確には米国だけで二百万、他国も含めれば優に三百万(満州・朝鮮に雪崩れ込んだソ連を含める)を超え、後方人員を含めれば更に増え、其処に艦艇、航空機、更に核兵器までが丸ごと失われたのだ。
如何に負債もインフレも踏み倒せる戦時経済と言えど、真っ当な頭を持っている者ならば青くなる筈で、当然の事ながら議会は紛糾した(英国ではチャーチルが引きずり降ろされた)
更に米国には不幸が訪れる。一瞬青くなったり赤くなったりした筆髭と彼の率いるソ連邦が、米陸軍の懸念した通り、案の定欧州で蠢動を始めたのだ。大損害に慣れきっていた筆髭と赤軍は、我が大損害を負ったとしても彼がそれを超えるのであれば良いやの精神を発揮したのだ。
此処に置いて米国は決断を迫られる。アジアと欧州どちらを取るかだ。
合衆国は欧州を取った。ドッカンドッカン、日本帝国に核を投下して何かが吹っ切れたのか彼らは欧州に置いての核使用も辞さずと発言しソ連を威嚇し思い留まらせる事に成功した(実際にB36でモスクワ上空を飛ぶ真似さえした)
ソ連もまたそこまでやられて黙っている訳には行かず、筆髭の号令一過、核開発に邁進する事になる。ここに世界は核による脅威の時代、いわゆる「冷戦」と「核 拡張 破壊」の時代を迎えたのである。
拡張である。核開発可能な国家は他国のケツと検閲をガッバガバにするべく危険な玩具を開発し合う行為だ。何もオカシイ事は言っていない。
だって考えて見て?ドイツは先に開発してるでしょ核()を?ソ連はその研究を接収してますよね?欧州に居たメスブタ科学者を含めて。だからソ連の開発した核は核()なのよ。
米国にしてもそう。爆心地を調査すればドイツの核は自国が開発した者よりも遥かに高威力で危険な放射線を出さない未知の物だと直ぐに分かる。だから研究開発は進めるでしょ?誰だってそうする筆者だってする。
肝心要のオルゴナイトはどうするかって?では続きを語ろう。
1947年に入り米ソの対立が深まる中、ボツボツとどスケベベールの向こう側から帰って来る者たちが現れた。それは取りも直さず彼らが散々にパコられたと言う事であった。
彼らは言う。
「艦隊は全滅しました。仕方がなかったんです…数百万の兵士を飢えから救うには降伏するしか…そう自沈です。最後まで抵抗されたハルゼイ提督は…うぅ…奥様に申し訳ないと…アレ、ハルゼイ提督です」
「あはは…動いたぁ!早く生まれて来てねぼ~や!それでぇ早く大きくなって海軍にはいるのよ!そしてぇ…じゃっぷころす…じゃっぷころす…なんで俺が…なんで俺が…」
「はい、アレです。カウハルゼイちゃんです。可哀そうにロリ巨乳されて…もう心が…」
「あそこは地獄…いや…天国だった?小さなオッパイと大きいなオッパイがたゆんたゆんで…ここは暑いなぁ…出して下さいよ…出して!!!出して!!!もうでないのぉ!!!」
「おねえいちゃん!!!おねいちゃんどこ?どこなのぉ!!!!こわいよぉ!!!ああああああ!!!俺は男兄弟しかいねぇ!!!俺は長男だ!!!弟じゃないんだぁあああああ!!!」
「見ないで!!私を見ないで!!!ママぁごめんさいママぁ!!!」
「マッカーサー閣下お気を確かに!誰か抑えろ!!」
「死ぬ!俺はここで死ぬ!!全世界に恥を晒して生きてられるかぁ!!」
ひでぇ有様であった。これはソ連にしても同じである。人外魔境と化したチャイナの地形を血反吐を吐いて測量した参謀たちの努力も空しく赤軍は痴に落ち阿片窟に飲まれていた。
「はい皇帝陛下は最高です。ツァーリは戻ります快楽と一緒に…」
「魔女の婆さんが集団でぇ!!あっごめんさい17歳です!貴方たちは17歳です!だからそのお口はヤメテぇ!!若さ吸われる!!!」
「マカクが一匹…マカクが二匹…一杯の一杯のマカクの尻が…」
「アレこそ真の共産主義社会…愛…愛の共産主義…原痴共産制…書記長!!私は勃てます!!!」
「もう戦車やぁなの!!!お尻壊れちゃう!!もう乗りたくないの!!!じゅぽじゅぽいやぁ!!!」
良い歳をした男たちが壊れていた。この行いに壁の外の人類は恐怖するしかなかった。人類はその日思い出したのだ痴女の恐怖を奴らに搾精される屈辱を。
そして人類は諦めた。もう付き合っていられないと思ったのだ。
その思いが通じたのであろうか?1947年7月ベールの向こうから交渉団だが現れた。驚くべきことにその交渉団の代表は自由日本国首班であった近衛その人であった。
「私、返り咲きましたの!陛下は軍のスカポンタン共に愛想をつかされていたので、この日の為に私を貴国に脱出させて下さったのです。その深謀遠慮に私、涙を抑えられませんでした…流石は陛下!ラブ陛下!陛下の御心は海よりも深く空よりも高いんですわ!さっ!交渉しましょう!」
調子のいい事ばかり並べたてる近衛に、連合国側代表団は殴り付けたい気持ちで一杯であったが、兎も角捕らわれている兵員の救助が第一と交渉の席に着いた。
この交渉の詳細は省くが、連合国が驚いた事に日本側は破格の条件(今まで押しに押され本土にまで上陸された国がナニ言ってやがんだと思ったが堪えた)を提示したのだ。
1頓智気ベールの撤去と捕らわれている兵員の解放
2停戦と即時の和平。現在の占領地域からの撤退
3日本国が有する植民地の独立、日本国の国土は列島とその周辺諸島に限る
4陸海軍力の大幅な削減 その為の監視団の受け入れ。なんで嫌そうな顔するの?
5大陸からの完全撤兵並びに利権の放棄
6戦時賠償には応相談
7戦時犯罪とかノーカンでよろしく。アンタらも散々パコったでしょ?ええんよ?私たちは犯されたって子々孫々まで喚いて回っても?
8撤兵はするし、利権も放棄するが、支那は独立国ですしおすし。交渉したいなら清帝国政府に言って。
9日本帝国は核開発を今後は一切行わない。監視しても良いのよ♡
10戦略オルゴナイト兵器の開発、配備を行わない。繰り返すけど監視団を置いても良いわよ♡なんで置かないのねぇねぇ…おい目を逸らすな!
「あくまで即時和平が成された場合ですが。良いんですのよ?私たちは何時まででも引きこもっていても」
((調子くれんてんじゃねぇぞクソアマ!舐めるのもいい加減にしろやぁ!!))
そして内心は罵声しかでないが、国内情勢が席を立つ事を許さない連合国代表団との交渉は以上の条件を概ね飲んだ。その理由こそが米ソが核()開発に邁進した理由でもあるのだ。
「ねぇ~ん♡モロトフ代表~♡日ソ不可侵を破ったのは米国に脅されたかよねぇ~ん?私たち恨んで無いわよ~♡核は怖いものねぇ~」
「何が言いたいのですかな?それと私の膝の上から降りて下さい佐藤大使」
「いや~んこわ~い。で・も・そのお顔もす・て・き♡」
「帰らせて頂く」
「オルゴナイトの輸出を貴国に約束しましょう。貴国に譲渡する予定の南樺太に鉱床を用意してもよろしい」
「米国を裏切れと?」
「元から友達でも無い癖に~♡米国にいる貴方達のスパイが~♡どれ位私たちにお熱か知りたい~?」
「米国にも同じ事を言っているのでは?」
「尚ちゃんしらな~い♡でも~アメちゃんだけが~オルゴナイト核爆弾を装備するのを~書記長閣下は許す~?」
「…良いでしょう。要求は?」
日本帝国は既にソ連に接触していた。この世界でも日本はソ連に停戦への協力を呼び掛けていたのだ。但し特大のお土産でソ連の足元をグリグリしながら。
所以に米ソの元より破断寸前の結束は交渉の段階で完全に切れソ連は日本の提案を受け入れた。尚英国も受け入れている(スウェーデンやインドでごにょごにょとかあった)
米国政府代表は激怒を超えた激怒して倒れそうになったが、自国がごり押しした作戦がこの事態を招いた以上他の代表に強く出られる筈も無く。青筋を立てながら交渉は妥結される事となる。
一応であるが勝利とも呼べなくはないのだ。大平洋の支配権は完全に米国の物となり、アジアからは日本帝国の支配は一層される。少しでも日本が変な事をすれば核の雨を降らしてやる。監視団は…既婚者だけ妻同伴とかならいけるか?
そう勝利だ。我々は勝った!色々あったが勝ったのだ!列島は焦土、支援なんかしてやらんし賠償金は何百年かかっても取り立てる!チャイナは悔しいが、日本が手を引いた以上どんな手を使ってでもこちら側に再度引き入れる!
「では妥結ですな。二度とこの様な愚かな行為が起こらない事を願います」
「こちらこそ。今次大戦は不幸な行き違いと軍部の暴走から起こった事なのです。我が国も文民による統制を貴国と同じく強くし、二度と両国が争う事なき世界を作りたいと思っておりますわ…所で野村ちゃんはお元気ですか?」
「はい実は二人目が…閣下?ここで言う事ではないでしょう?」
「あれごめんあそばせ」
1947年8月、ここに停戦交渉は妥結され、長きに渡った大東亜での戦争は終結した。日本帝国は全てを失う敗北としか言いようのない終わりではあったが戦争は終わったのである。
そしても一つの戦いも…
「終わったな」
「はい。陛下」
「いぐぅ!!!!!!いぐのぉ!!!!!敗北アクメきちゃう!!!!!下等生物に負けて屈服アクメきめちゃうううううう!!!!!」
「五月蠅い黙れ」
荒涼たる空間、激烈たる破壊の後、そこに二人の人物とバッタンバッタンしながら潮吹いたり痙攣したりしている上位存在…いまはナマモノに堕ちた存在がいた。
一人は帝国に世界の命運を肩に乗せ、今、この瞬間に現人神から神になり果せたお方であり、もう一人は彼の収める世界の母となる人物(国母では形容できない)だ。
バッタンバッタンしてるのは堕ちたる神、嘗ては「痴情の星」と呼ばれた存在であった。陛下の計画、乾坤一滴の大作戦は正に成功を収めたのだ。
計画の全容はこうだ。星の端末たる陛下には「星」が無限大とすら言えるアクメ許容量を持っている事が分かっていた。故に彼女を煽てて調子に乗らせ更にアクメ中毒に落ちいった彼女に「もっと気持ちが良い方法がありますよ」と囁く。
そして受肉した「星」、肉体と言う限界を持つ彼女に一気に快楽を流し込みショートさせる。その為の戦争、その為のFOXしないと出れない空間だったのだ。
そして現実世界とどスケベ空間からの同時攻撃を行う。この必要から明治・大正の王たちは現実世界から退去し広大などスケベ空間に今まで死すべき者を転送していた。そして行われたのが、本土で行われた「結合作戦」なのだ。
「結合作戦」とはなにも本土決戦での作戦ではない。大東亜の全てでメスブタたちが一斉に「結合」する事で大量のオルゴンを発生させる作戦であった。それ故、突如誰かれ構わず襲い掛かるメスブタから逃げられない様にする「FOXしないと出れない空間」でもあり、清帝国による中華統一でもあったのだ(溥儀帝はこの時、紫禁城で全中華阿房宮作戦に従事され色々とサポートを行っている。「三千人切りの時ですぞ!」と追いかけて来る暴走元宦官と戦ったので紫禁城は半壊した)
事は成った。止めの一撃を放たれたのは陛下と皇后陛下だ(物理で)光と闇そ二つのオルゴンの力を愛し合う二人が分け合い渾身の一撃が天地を割った時「星」は倒れた。
始めの段階で「イグイグイグ!!!!!!オホッ!!オホ!!やっべこれやっべ!!んほ!!!三億倍アクメ!!!!」とか叫んでたので放って置いても死んだかもしれないが、分からせは必要だから思いっきりぶん殴ったのである。
そして倒れた「星」よりその力は陛下に移る。かの人は真なる「神」へ天孫降臨より幾星霜、薄れ「人」になる筈であった「現人神」は「神」へと昇華されたのである。
全ては終わった。歴史の修正力は太平洋の戦いを日本帝国の敗北と言う在るべき場所へと落ち着けたが世界は救われたのだ。だがそれは始まりでもある。
「神」なる者の支配する帝国の国体は揺るがなかった。世界の裏にはどスケベ空間が広がり、数多のメスブタが今次大戦により広がって走り回っている。
そう始まりでしかない。
「日本帝国」は敗北したが「大日本帝国」は負けてはおりません。日輪に陰り無く帝国に敗北は無い。何れ全ての人類がその意味を知る時が来るだろう。
大乱行パシフィックウォーズ 姦