ダブルターキードロドロレスリング
白く染まったサンゴ礁、歴史の闇に放り込むしかない不祥事。中部太平洋を奪還した連合軍であったが、その勝利は手放しで喜べる物ではなかった。
確かに、死山血河が築かれる独ソ戦、数多の若者が空から大地にバラ撒かれる大陸爆撃、灼熱の太陽の元、鋼鉄の獣が地雷の花園を行くアフリカ戦線だとて無数の命の消費を伴うので確かに喜べる類の物ではない。
だが何と言うか太平洋の戦いは別ベクトルで喜べない。何度で言うが、尊い人命は消費されていない。遠くヨーロッパの戦場からすれば、ここで行われているのは一種のお遊戯としか言いようがない。
ここで消費されるのは命ではない。最悪の状況であっても、ケツを差し出し、性癖を歪められ、カラカラになるまで絞り取られるコンボを決めるだけである。
アへアへ検閲ミルクサーバー、ジャップの検閲サレンダー、機械で卒業メス堕ち男子んあ~!!お尻の穴が10センチです~の汚名を受け入れるならば、兵士達は五体満足で愛する家族の元に帰る事ができる。
だがそれは個人としての事だ。国家としては国民がその様な痴態を晒し続ける事を喧伝され続ける事は許容できる物ではない。一種笑えることであるが、生きてお検閲サレンダーとして宣伝されるくらいならば、名誉の戦死を遂げくれた方がマシと考える者が国家を構成する者たちには存在していた。
その様な者たち。自らで男たちを戦場に追いやり、好き放題に言う者共が人口の半分を占めるアメリカ合衆国に取り、太平洋で重ねる勝利は苦々しい物でしかなかった。
史実に於ける太平洋戦線。その戦略は陸海の主導権争いの結果生まれた折衷案である事は読者諸氏に置いては良くご存じだろう。
アメリカ陸軍が主力の連合国南西太平洋軍、アメリカ海軍、アメリカ海兵隊主力の連合国太平洋軍に二つの勢力、もっと言うならば連合国軍南西太平洋方面最高司令官ダグラス・マッカーサーと太平洋戦域最高司令官チェスター・ニミッツの個人レベルも大部に含んだ争いである。
史実に於いては最終的に大日本帝国を敗北に追い込んでいるので、とやかく言う事もないのであるが、この醜いと言って良い争いは、この世界では大きな問題にぶち当たりマッカーサーが敗北し、対日反抗は海軍がその主導権を握っている。
チャイナ戦線、フィリピン戦線で証明され、今現在もニューギニア戦線で証明され続けている様に、マッカーサーの主張する日本軍に対しての陸路進撃は悪戯に被害を被るだけでしか無いと英米首脳は判断したのだ。
チャイナ戦線での圧倒的な使い捨ての物量。ニューギニア戦線での一向に収まらない広範囲でのゲリラ攻撃(スタンレー山脈が存在しないが如く、その襲撃は小規模ながら各地で出ていた)、日本軍は疫病持ちの齧歯類その物なのだ。一度群れが湧いたが最後、後から後から湧いて出て始末に負えない。
「「発生源を絶つ」」
1943年5月に行われた、ルーズベルト大統領と英首相ウィンストン・チャーチルとの会議、所謂「トライデント会議」で両者は辟易した顔で、痴女対策を海軍・海兵隊に一本化する事を決定している。マッカーサーが如何に暴れようと、フィリピン・台湾に大兵力を派遣して征服する事は現実的ではない。
一気に型を付けるを付ける必要があるのだ。海軍力を撃滅、島々に蔓延るのを駆除、弧状列島を封鎖して害獣の大移動を止め、発生源を焼き払う。それでも止まらないのであれば、こちらにも覚悟がある。
否、覚悟しなければいけない。日本帝国が各地に派遣した軍団が軍閥化し、延々とその相手をし続ける最悪のシナリオ(列島が吐き出し続ける移民を見れば、その可能性は充分にあり得た)を止める為、日本人が狂信する君主に銃剣を突き付けて彼に敗北を宣言させる必要がある。
その為に最短コースを走らねばならない。例え進路上に何があろうともだ…
マリアナ沖海戦
1944年、島々に蔓延るメスブタを一個一個駆除した末に発生した史上最大の空母機動部隊同士の決戦は、上記の様な理由で発生した泥試合であった。
史実で有れば、ミッドウェー海戦、続くニューギニアでの航空撃滅戦に疲弊した日本海軍航空部隊は質・量共に圧倒的な米海軍の前に一方的な敗北を喫している。
この世界でもハワイへの無謀な侵攻があり、ニューギニア戦線での消耗は変わらないだが少しばかり内容が違う結果となっている。
「日米」共にパイロットが素人同然なのだ。米海軍としては笑えない事であるが、それは覆し様の無い事実であった。
理由は言うまでもなくエロ光線の存在である。
「ダンピール海峡で痴劇 」
「あんあん♡きしむさうんど」
と言えば、博学なる読者諸氏には米海軍に概ねナニが起こったか分かるだろう。歴史の修正力故か
「アオバワレェ!」
「良いもの見れて幸せでした。霧島、百合の間に挟まり散る」
「ワシントン♡僕達は(性的に)ズッ友だよね?」「あたしに近寄るんじゃぇねぇ!サウスダコタ!」
等も発生し、その全てで米海軍は壊滅的な空母艦載機の消耗を強いられ続けていたのだ。
確かに余程の事が無ければ搭乗員は助かる。エロ光線の洗礼を受けても大半の機体は戻っては来る。鉄の翼はパイロットを決して傷つける事はないからだ。
肉体的には。
悲しいかな、心と言う器は一度ひび割れれば…
「戻って来た!」
「消火斧は持ったな!行くぞ!」
「新人、触手に捕まるなよ!そんな顔するな!見れば分かる!」
「酷い…こんな事許されて良いのか…」
「医者!医者はまだか!大丈夫だからな!なんてこった…コイツ…もう…神よ…」
「無理に引っ張るな!尿道にまで入り込んでる!」
以上の様な米空母整備員の会話を見ればパイロットたちがどの様な目にあったか分かるだろうし、悲痛なオホ声を聞かされ続ける戦闘指揮所の士気が駄々下がりに下がっている事も分かるだろう。
史実より強化されているとは言え、物心両面で日本帝国に優越する米国のパイロットの技量が馬鹿エロ帝国と同程度まで落ち込んでいる理由もだ。
最早、合衆国の若者は太平洋戦線の空に飛び立つ事を拒否している。寧ろ命の危険があるヨーロッパを志願する方がマシだと彼らは考えるまでになっていた。
そうだろう。幾ら国が隠そうと太平洋の話題は合衆国国民の耳には入って来る。合衆国には報道の自由を愛するマスゴ…マスコミが多いからだ。ハワイの軍精神病院はパンクし西海岸もパンク寸前、療養の為故郷に戻った兵士が妻や恋人にアクロバットプレイを要求して通報された事実を何時まで隠して於ける筈がない。
生きて帰ってはこれる。だが誰だってその先の長い一生をド変態マゾメスブタ検閲サレンダーとして、膨らむ股間と忘れらない刺激的な行為の記憶を抱え、後ろ指差されて生きて行くのは嫌なのだ。
故に合衆国は涙ぐましい努力を持って若者を痴獄に放り込み続けている(配属先を通達され卒倒したパイロット候補生すらいるのだ)。
だがそれでも、それでも…
1944年 6月20日
出し切ってしまった。
空母15隻からなる史上最大の艦隊たちは、直掩に当たる機体を除きその擁する艦載機を失った。メスブタの艦隊は空母大鳳、翔鶴、瑞鶴の大破、飛鷹、龍鳳の撃沈と引き換えに米艦隊に赤玉を出させたのだ。
この事態に際し、旗艦長門に座上していた山本は迷わず戦艦隊による突撃を決断した(ニューギニアで撃墜され行方不明となったが「あ奴は絶対に死んでいないのでサッサと捕まえて来い」とのかの方の命令で捜索が行われ、現地で酋長している所を捕縛された海軍乙事件を起こしている)
長門24歳、陸奥24歳(燃える物が無かったので例の事件は唯の刃傷沙汰で済み沈没しなかった)、伊勢28歳、日向27歳、金剛32歳、榛名30歳、比叡31歳、の戦艦4巡洋戦艦3を主力とするレズレイパーで一桁歳の幼女たちに事案を起こそうと言うのだ。
この連合艦隊の略全力を挙げて行われた(レズレイプ)チャージを前にして幼女たち(艦載機を失った米空母)は成す術が無かったが、逃げ帰ると言う選択肢は保護者たちにはなかった。
これを千載一遇の好機と見た第7機動群 W・A・リー中将は幼女(空母)を餌にレズレイパー(日本戦艦部隊)の射殺(撃滅)を具申し、それは受け入れられた。如何にエロと馬鹿に辟易していても闘志までは彼らは失っていなかったのだ。
一向に逃げを撃たない米機動艦隊の動向を知った連合艦隊も突撃を継続する。寧ろ好都合だと言えるからだ。
彼女らの目的は賭けの値段を吊り上げる事。史実の大日本帝国が日清日露の犠牲の上に獲得した利権を手放せず破滅の坂を転げ落ちた様に「此処までの犠牲が出たのだから、止められない」と合衆国には思って貰わう事こそが命題なのである。
そう言う意味では、レズレイパーの前に立ちはだかった、ワシントン、アイオワ、ニュージャージー、インディアナ、アラバマ、ノース・カロライナを擁する第7機動群と幼女(空母)を守らんと勇壮に突撃した番犬(臨時で編成された水雷戦隊)は確かに掛け金を青天井まで吊り上げたのだった。
1944年 6月20日 現地時間21時35分
レズレイパーたちは警官隊に一部を除き射殺された。水上レーダーを活用したアウトレンジ射撃、犠牲を返り見ず突貫した水雷戦隊の勇気は、連合艦隊が誇り、無数のパイロットたちを異常性癖に堕として来た戦艦群を水底に沈めたのだ。
犠牲は多きかった。第7機動群はアラバマ、ノース・カロライナ、重巡ニューオーリンズ、ミネアポリス、サンフランシスコ、ウィッチタ、駆逐艦13隻を失い(浮いてはいるが内部が廃艦確実の惨状で乗員は長期療養が必要)、旗艦ワシントンも艦橋にエロ光線の照射を受け、誰かの射したきったねぇ汁で滑ったリー中将が腰を強打して入院している。
第一から第四までの空母機動群から抽出され戦場に駆け付けた水雷戦隊の被害は更に酷い。番犬たちはレズレイパーに噛みつく栄誉と引き換えに残らずキャン言わされ、乗員をギャ~と叫ばせる仕事に従事して果てた。
だが勝利は勝利だ。勇者たちは連合艦隊を名乗る連続逆レイプ犯から戦力の殆どを奪い去り、サイパン島攻略部隊と勝利の要である空母群を守りきった。
換えはある。非情な事であるが、駆逐艦など幾らでも量産できる。空母もまだまだ量産している。日本艦隊の戦艦が絶滅危惧種になった今、戦艦の意義は薄れるだろうが、重・軽巡クラスも続々と戦列に加わるのだ。
だから止めれない。止めることはできない。合衆国に恥辱を味合わせ、戦後にどれだけの保証を出さねばならないか考えたく無い量の逝っちゃった男たちを作ってくれやがったブタ共を殺さねばならない。
天文学的な被害を出してくれたお前らはバラバラにしてやる!ベーコンだ!カリッカリのベーコンになれブタ共!土地で払え!その頓智気技術は没収だ!二度と豚小屋から出て来るな!
だがその前にブチ転がす必要がある奴がいる。メスブタを掻きだして必要も無い被害を出したジャガイモだ。殺してやる!殺してやるぞドイツ!後イタリア!